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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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ノ・ヒギョンの「嘘」見終わりました


嘘~偽りの愛~(거짓말)   ☆☆☆☆
KBSで1998年に放送されたドラマ。全20話
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演出:ピョ・ミンス
脚本:ノ・ヒギョン

出演者
ペ・ジョンオク(チュ・ソンウ)、イ・ソンジェ(ソ・ジュニ)、ユ・ホジョン(チョ・ウンス)、キム・サンジュン(イ・ドンジン)、チュ・サンミ(セミ)、キム・テウ(ジャンオ)他

繊細な心理描写と心に残るセリフで定評のある脚本家、ノ・ヒギョンの代表的作品。
「嘘」というのは脚本家によると「嘘のように美しい愛」の略なんだそうです。→参照
最終話でようやくタイトルの意味が分かります。

私が見たGyaOの説明によると「愛するがゆえ それぞれのうそが切なく絡み合う……。」とあるのですが…。
不倫がテーマでこの説明だと、何だか薄汚い話のような気がしません?
実は全然違うんですよ。
主人公たちは痛々しいほど本当のことを言い、関係者たちに最善の方法を取ろうとするんです。
あまりに正直過ぎてお互いを傷つけあうことになるのね。

このドラマは、韓国で初めての「マニアドラマ」となったと言われている作品で、視聴率は高くはなかったものの、熱狂的なファンを生み、今でもファンサイトがあるそうです。
去年2010年にはこのドラマの台本が出版されているようですし(これ、ちょっと欲しい!)、ごく最近でも「私の期限は49日」でこのドラマのセリフが使われていました。

制作年が1998年と10年以上前の作品なのですが、古さを感じるのは役者さんの化粧や髪型ぐらい。
リアリティのある人物像と心に深く刻まれるセリフがとても現代的な印象を与えます。

人間の心の弱い部分を直接刺激される感じの台詞。
それも、若い人からおじいさんおばあさんの台詞にまで感情移入されるんですね。
ノ・ヒギョンはこのドラマの執筆当時はまだ32歳だったそうですが、それなのに、私と同世代の主人公の親世代の気持ちも非常にリアルに感じられるんです。
私の場合、他のドラマではこの世代の人の感情って、理解不能で感情移入などしたことないんですけどね。

主演男優のイ・ソンジェは大韓民国弁護士」のミングクですね。
ユ・ホジョンは「ローズマリー」のヒロイン。
ペ・ジョンオクは「鉄の王キム・スロの」キム・スロの母を演じた人です。

ストーリーの最初の部分を簡単に説明すると。
インテリア会社に勤めるソンウと部下のジュニ。
ジュニは版画家だったけれど、交通事故のため、断念してこの会社で働いているのね。
ジュニには造形作家の妻のウンスがいるのですが、二人は人がうらやむぐらいの仲良し夫婦なのね。
現実主義者のソンウと芸術家肌のジュニは考え方の違いから、対立ばかりしているのですが、次第にお互いのことを理解して行きます。
そして、動き出す心…。
そんな時、子供を欲しがるウンスは産婦人科を受診して、子供を産むことは望めない、と知ります。
ショックを受けるウンスに心を痛め、二人で幸せになろうと話すジュニなのですが、それと同時にどんどんとソンウの方へも心が揺れて行きます。
その揺れにウンスの方も気付き、ウンスの中に不安が広がって行きます。

一方、ウンスの元彼で新聞記者のドンジンとウンスは別れた後もいい友達で時折相談をする関係です。
そのドンスンが取材の過程で知り合ったのは宿もなく、浮浪児のように暮らしているセミとジャンオ。二人は血は繋がっていないけれど、兄弟のように暮らしているのね。
彼らのことが気になり、また心配になり世話をしようとするドンジンなのですが、拒否するセミなのね。
いくら拒否されても、彼らを放っては置けないドンジンです。
ドンジンが彼女たちを気にするのは恋愛感情から?
でも、そうだとしても 世間では彼らとは住む世界が違う人、ということになるのね。

ジュニを挟んでソンウとウンスの関係はどのようになって行くのでしょうか?
そして、見えない壁に阻まれているドンスンとセミの愛は…>

こんな感じ。
登場人物は対立はしますが、悪人はいないのね。
皆が精いっぱい誠実に行き、誠実に答えを探します。
誰もが深く傷つきますが、だからと言って無駄ではなく、確かに貴重なものを得た日々のお話です。
辛い状況の続くストーリーですが、温かい手触りの感じられる話でした。
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Commented by 美月 at 2011-05-26 22:49 x
 観たくなりました~!
 ノ・ヒンギョン作家のものにも興味ひかれました。

 セリフが心に残る・・・っていうのがツボな感じで興味ひかれています。
 
 素敵な記事、ありがとうございます!!


 

 
 
Commented by kirikoro at 2011-05-27 09:05
美月さんこんにちは。
ヒョンビンとソン・ヘギョの「彼らが生きる世界」もノ・ヒギョン作家ですね。

もうすぐ「パダムパダム」というファンタジーロマンスものがせいさくされるという話で、そちらも楽しみです。
Commented by miho at 2011-05-27 09:27 x
kirikoroさん おはようございます。
ここにこさせていただくと、皆さんに関心させられます。
私なんかは、好きな俳優さんが出ていて見せていただくのですが
みなさんは、作家さんなどもきっちり見ておられていてやっぱり通の方は違いますね。私もこれからは色々チェックしながら、見させていただきます。ひとつづつ覚えていきます。
Commented by kirikoro at 2011-05-27 10:12
mihoさん、おはようございます。
わたしもノ・ヒギョンさんの名前を覚えたのはごく最近なんですよ。
見ているうちに関心が広がってきたみたいです。
覚えると、他の作品との比較なんかもできて、また、一段とドラマを楽しめますし、新作が決まった時も、あの作者さんでこの俳優さん!なんて、期待と妄想が膨らんだりもします。
まあ、無理して覚えるほどのことではないですが…。



by kirikoro | 2011-05-26 11:11 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(4)