KBSの水木ドラマ、全24話。
KBS公式HP
演出 イ・ジョンソプ、イ・ウンジン
脚本 カン・ウンギョン
出演
パク・ミニョン(ユン・ジェイン)、チョン・ジョンミョン(キム・ヨングァン)、イ・ジャンウ(ソ・イヌ)、パク・ソンウン(ソ・インチョル)他
ある男の欲のために、家族も記憶も失い孤児院で育った看護師見習のジェイン。
彼女の願いが家族を探しだすこと、立派な看護師になること、本当の愛を見つけることの3つ。
彼女の願いは叶うのでしょうか?
キム・ヨングァンは崖っぷちのプロ野球二軍選手。
幼い頃会った少女にホームラン王になって!と言われて野球を始めた。
球場で負傷し、病院に運び込まれた時、彼の命を救ってくれたのがその時の少女。
だが、彼はまだ、そのことを知らない。
野球界のスター選手のソ・イヌ。
ヨングァンは彼をライバル視しているが、自分の足元にも及ばない存在だと思っている。
しかし、華やかな顔の裏側には暴君の父に怯える裏の顔がある。
やがて知る彼の父親の秘密に、彼はどういった行動をとるのでしょうか?
「製パン王キム・タック」の演出家と脚本家がふたたびタッグを組んで作った作品。
キムタックでは、ドロドロ系ストーリーとさわやかな若者の夢を探求する物語の融合が魅力でしたが、今度はそこに、ファンタジー色やサラリーマン漫画のエッセンスも取り入れた作品となっています。
視聴率は、最高が最終回の21.8%。
月火ドラマや水木ドラマでふつう、20%を越えるとまずまずのヒットというところになると思うのですが、このドラマの場合、裏で人気作だった「根深い木」が先に完結し、後続作がまだ放送されていない状況だったからだと思われますので、小ヒットぐらいのドラマだと思います。
パク・ミニョンは前向きな考え方と笑顔でどんどん味方を増やして行くヒロインを演じるのですが、ともすれば嘘くさく感じられるキャラを、自然に、説得力のある形で見せるのに成功していたと思います。
途中、憎しみで復讐に燃える姿をも見せるのですが、そちらも凄味があって素敵でした。
チョン・ジョンミョンは自分の命を掛けてもヒロインの笑顔を守りたい、と純愛をささげる役を演じるのですが、いつも一生懸命な姿が印象的でした。
わたしは彼が実は苦手なので、何にも思わなかったんですが、演技はうまいんですね。お好きな方にはたまらない役だったのでは?
ストーリーは、ヒロインが自分を不幸に陥れた男に挑んで行く話が中心になるのですが、いろんな要素が混じり合い、楽しい反面、最後まで見ると、バランス等、ちょっとうまくまとめきれていないかな、という印象がありました。
でも、中盤を引っ張るサラリーマン成功物語的な部分はなかなか漫画チックで面白かったです。
ラストに関しては、ちょっとだけ不満ありなんですが、ネタバレになりますので、最終話のあらすじの後に書いています。
このドラマのわたしの評価は星3つと平均点なのですが、3つにしようか4つにしようかだいぶん迷いました。
ラストがもう少し盛り上がりがあれば間違いなく4つなんですが、ラストが悪くはないものの、全体のまとめとしては弱いかな、という感じで、星3つに落ち着きました。
予告編の動画は4話まで見た時に書いた記事にあります。 →こちら
各話のあらすじはきりころじっく3にあります。 →各話あらすじ
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