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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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「神様、お願い」見終りました。


神様、お願い(하늘이시여)  ☆☆☆
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2005〜2006年SBSで放送された週末ドラマ、全85話

演出 イ·ヨンヒ
脚本 イム·ソンハン
出演者
ユン·ジョンヒ (イ・ジャギョン役)、チョ·ヨヌ(キム・チョンハ役)、イ·テゴン(ク・ワンモ役)、イ·スギョン(ク・スラ役)、ワン·ビンナ(カン・イェリ役)、カン・ジソプ(カン・イリ)

視聴率は最終回に44.5%を記録。(TNSメディアコリアによる)
KBSの週末ドラマだったらともかく、SBSの週末ドラマでこの数字は非常に高いですね。
視聴率がよくて、何度も延長され、50話の予定が85話まで伸びました。
でも、脚本家さんはなんと、100話の予定で構想したものの、テレビ局側から50話でスタートし視聴率を見て延長、と言われたようなので、物語を無理やり膨らました、ということはないと思います。

私はGyaOで見ました。
評価は星3つですが、その中でも高い評価です。

メインのストーリーは昔、わけあって手放した娘を自分の育てた義理の息子と結婚させ、嫁に迎える話。
しかも、知らずに迎えるのではなく、積極的に嫁にしようと苦労するのですから、放送前から倫理的にどうか、という論難が沸き起こっています。
その上、ヒロインが最初に付合っているのは義理とはいえ、叔父なので、韓国社会では相当無茶な設定です。
そこに、韓国ドラマの定番、出生の秘密に交通事故、記憶喪失の3点セットはもちろん、ありとあらゆる無理やり話を盛り上げるための素材が次々と投入されます。
でも、そうやって作者にあおられているのが分かってながらも面白いんですね。



それというのも、このドラマは相当変わった感じを受けるのですが、作者がそのドラマ世界をちっとも現実らしいものにしようとしていないせいかもしれません。
視聴者の共感を得ようとはハナから考えていないように思えます。
ヒロインは養母やその家族から相当ひどい目に遭うんですが、あんまり現実感がないため、そんなに見ていて苦しくなかったです。

だいたい、登場人物が非常に個性的と言うか、こぞって自分のことしか考えていないんですね。
たとえば、やがて、ヒロイン実父と祖母が出てくるのですが、彼ら、実父に妻がいるにもかかわらず、ヒロイン実母と結婚して娘ともども暮らそうと考えたりします。
そういう無茶な願望を含め、みんな、自分の夢を思い浮かべるのがなんともおかしい!
そのシーンを映像化したシーンにしていることも多いのですが、ものすごく素直で、こどものような夢物語を展開します。
それがまた、あまりにも素直で、恥ずかしくなるようなシーンだったりして、妙にウケます。
主人公カップルの愛情表現も、見ていて恥ずかしくなるような鳥肌シーンの連続なんですが、気持ち悪~~と思いつつも、思わず癖になってくる感じ?
ヒロイン実母は何かといえば、上記の画像のポーズをとって、やたらとうるうるするのですが、それがまた、あまりにもオーバーでおかしいんです。

その上、本筋とは全く関係のない変なシーンもたっぷりです。
私が一番変で楽しかったのは、トップスターのチョンハに、ヒロイン養母の友人ソフィアというおばさんがダンスを教えるシーンでした。
このおばさんが小さくてコロコロした体型の人で、背が高く痩身のチョンハと踊っているシーンは、それだけでもおかしくって。
そもそも、トップスターがこのおばさんにダンスを習うなんて設定からして、あり得ないんですけどね。

そして、このおばさん、本筋とは関係ないところなのでネタバレしちゃいますが、劇中死を迎えることになるのですが、これがまた、強烈。
お笑い番組を見ていて、爆笑しながら亡くなってしまうんですよ。
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その他にも数人唐突に亡くなる人が出てきて、そんなところにも変な感じを受けてしまうんですね。
私がその中で気になっているのはお手伝いさんの死。
練炭による一酸化炭素中毒で亡くなった、と言われているのですが、もしかして、予定通り100話になっていたら、このあたり、もう少し膨らましていたのかも?なんて想像してしまいます。

その他、変と言えば、ヒロインの義弟君。
会話中にはしょっちゅう出てくるのに、結局最後まで見せませんでした。
声だけは出てくるんですがね。
視聴者が絶対気にするだろうと考えて、最初から出さないことに決めていたんでしょうね。
変なところに小細工があるドラマです。

こんな感じで、最後まで一歩引いたところで見ていながらも、最後の数話は涙涙。
お話的には、韓国ドラマ的なみんな仲良くで大団円が用意されながらも、ヒロインがあっさりそれをひっくり返し、悪いことをした人はそれなりにさびしいラストを迎えることになるんですね。
おお!こう来たか!と話の流れを楽しみながら、冷静に見ているくせに、なぜか涙が流れてきて、何で自分が泣いているのか分からない、という状況でラスト、でした。
こんなに共感しないで涙を流したドラマは初めてです!
共感できなかった、という点では、同じ作者の「宝石ビビンバ」と同じですが、こちらは共感できないことがプラスに働いた感じです。

主役陣はみんな、今では名前を知られるようになった彼らですが、この時には無名な人をそろえられたそうです。
ユン・ジョンヒさんなんて、正直、演技力はあまりない女優さんだと思うのですが、このドラマにはぴったりのキャスティング。
涙の女王と言われたらしいですが、ほんとに涙の似合う女優さんで、「幸せな女「家門の栄光」と見てきましたが、このキャラが一番合っていたように思います。

男性主人公のイ・テゴンさんは今ではファンの多い人ですよね。
この後、いろんなドラマの主役を演じられているようですが、私には、その魅力がよく分かりません…。

カン・ジソプくんも、強烈なオカマ口調のキャラで登場するんですが(本人、役者志望なのでそのためのキャラづくりで意識的にやっているという設定)最後のあたりでは、それを捨ててなかなかかっこいい男になっていました。
が、彼の最後のシーンは、現実だったのでしょうか?
見終えた直後は後日譚として、こうなったのね、と思っていたのですが、時間がたつと、これもまた、空想の世界?などと思ってきたんですよ。

この脚本家さん、実は、このドラマのアシスタントディレクターさんと、このドラマが縁で結婚されたのですが、その夫君が今年の初め(2012年)自殺されたんですね。
そして、彼の遺族が彼の死を自殺ではないのではないか、と脚本家さんに疑惑の目を向け、検察の調査が入り、脚本家の執筆活動もストップせざるを得なくなっていたんです。
でも、数日前に、容疑は無事に晴れて来年放送のドラマでカムバックされるそうです。
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Commented by himeka_kisaragi at 2012-10-18 22:06
こんばんわ。脚本家さんに、そんな実話があったとはビックリです・・・;;
しかし、本当に個性的なドラマですよね。あの声だけ出演の弟なんて、普通のドラマでは考えられないし、そうそう、この育ての親の友人、この人のエピソードなんて、本筋とは何も関係ないのに、ちゃんと恋愛関係が描かれつつ、いきなりのあの最期には、もう笑うしかありませんでした。(^_^;)
本筋の話も面白いといえば面白いんですが、そういう色んな小細工が強烈だったという印象が、今も残っている不思議なドラマですね。(笑)
Commented by kirikoro at 2012-10-18 22:43
ひめかさん、こんばんは。

このドラマって、メインのストーリーだけだと、数あるラブラインを中心に据えたファミリードラマの一つと言う感じで、やがて忘れられてしまう感じのドラマなんですが、細部があちこち妙で、心に引っかかってしまうドラマですよね!
そうそう、養母の友人のラブストーリーも丁寧に書かれていたんですよね。それなのに、突然のことで、呆れるしかない最期…。
このとんでもない展開は他の追従を許さないのでは?と思ってしまいます。

何年か経って、突然ふと、思い出しては懐かしくなりそうなドラマです!

by kirikoro | 2012-10-18 08:45 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(2)