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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


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キム·ミョンミン 、チョン·リョウォン、チェ·シウォンの「ドラマの帝王」感想


ドラマの帝王(드라마의 제왕)  ☆☆☆☆

SBSの月火ドラマ、全18話。
SBS公式HP
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演出 ホン·ソンチャン
脚本 チャン·ハンジュン、イ・ジヒョ
出演者
キム·ミョンミン (アンソニー·キム役)、チョン·リョウォン(イ・ゴウン役)、チェ·シウォン(カン·ヒョンミン役)、チョン・マンシク(オ・ジンワン役)、オ·ジウン(ソン·ミナ役)

演出家は「美男ですね」の人。
チャン・ハンジュンは映画監督で「サイン」や「ブンニョンマンション」の作家。イ・ジヒョは長く補助作家をしていて本作がデビューという事なので、このドラマのヒロインと立場が近いですね。

視聴率は最高で9.2%(TNMSによる)、終始一桁で推移したドラマでしたが、面白いドラマでした。
かつては韓国最高のドラマ制作者と言われていた主人公がドラマ制作中に起こった事故を契機に失墜、すべてを失ったことろから再出発する物語です。

舞台となるのはドラマの制作現場で、作中「京城の朝」というロッカーで眠っていた台本を発掘するところから、放送終了までに起こる出来事を主に扱っています。
ですから、芸能ニュースなどで目にする話題がたくさん出てきます。
それも、今現在の韓国のドラマ制作の現状がよく分かる、リアルなつくりになっており、2次元だったニュースで読んだ内容が立体的に立ち上がるような部分に非常に魅力を感じました。



特に、話には聞くけれど、どんなふうに韓国のドラマは作っているんだろうか?と日頃思っている海外ファンにとってはそういう部分が垣間見れるようで、より面白く感じるのではないでしょうか?
たとえばごく最近、とあるドラマの作家が盗作の疑いを受け法廷闘争になっていたのですが、作家が盗作対象となる本(だったかな?)の出版前に送っていたメールから盗作ではないと認められたニュースを読んだのですが、それと似た展開がこのドラマの中にも出てきます。
そういったニュースの裏側を読むような楽しさもあるドラマでした。
でも、この部分は韓国ではあまりに専門的すぎて、逆に視聴者の関心を引きつけられなかったのではないか、と視聴率の伸びなかった原因としてとらえられていたりもするようです。

そしてまた、リアルな舞台でドラマのあるべき姿を追求するわけですから、劇中劇に関して問題となる部分はこのドラマ自体の問題としても見られてしまう訳で、思いもかけず、ドラマを作りながら自己批判をしているようなひねくれた受け取り方もでき、また、それも面白く見ていました。
また、ストーリーの展開もスピーディーで、難局を次々とクリアして行く部分は手に汗を握る、時間を忘れるような展開でした。

そして、誰もが認める俳優陣の高い水準の演技
主人公を演じるのは「ベートーベンウィルス」「白い巨塔」などで個性的な演技を披露したキム・ミョンミン
このドラマでは個性は控えめに、要所要所で名品演技を見せてくれます。
このドラマの主人公もキャラはかなり強烈なのですが、個性を控えめに演じることで、他の俳優たちとのバランスが非常に良くなっているように思います。

ヒロインを演じるのは「私の名前はキム・サムスン」「君はどの星から来たの?」のチョン・リョウォン
今回は中性的なキャラなのですが、子供っぽくない大人の女でありながらいたずらっ子のイメージを演出しています。
それが男性主人公とのバランスがうまくとれているんですね。
飾り気のない姿が魅力的でした。

そして、このドラマで一番驚いたのがスーパージュニアのチェ・シウォンの演技力です。
今までのかっこいい系とは一味違うコミカルな姿を存分に見せてくれます。
それが可愛いんですが、それだけではないんですね。
彼のキャラは人気絶頂だけど演技力がちょっと足りない韓流スターを演じているのですが、劇中劇のドラマの主人公を演じる彼がまたいいんです。
充分かっこよく見えるし、韓流スターの雰囲気をぷんぷんさせながらも、どこか薄っぺらい演技なんですね。
すごく下手ではなく、ある程度通用するけれど、ちょっと足りない演技力の俳優キャラをうまく演じています。

不満点を言うと、このドラマ、見ている時には夢中で見ていたんですが、振り返ってみると、ちょっとこじんまりまとまっているような気もするんです。
その原因なんですが、最初の頃はライバルの邪魔で毎回危機を迎え、それを乗り越えていくんですが、このドラマの場合、それが一つでも失敗すればドラマは出来ませんから、ゲームオーバーになるんですね。
ですから、ライバル対決は主人公側の常勝で、引き分けや勝負の持ち越しさえないわけで、それが重なって来ると、印象として、イージーに勝ち進んでいる感じに見えてしまうのかもしれません。
そして、終盤になり、ラブラインが表に出てくるようになると、ドラマの制作の危機の話は背景に退いてしまいます。
ラブラインはラブラインで面白いんですが、ドラマ制作の話が、なんだかエッセンス的に使われているような感じになり、ますますこじんまりと、しりすぼみになってしまったように思います。
また、残りわずかになってから決まった2話の延長のせいでしょうか。ラスト前の部分で突然変に長いラブストーリー的エピソードなどが出てきて中だるみしてしまったのも惜しいところ。

とはいえ、ラストはラブラインとドラマの制作が絡まって大きな危機を迎え、再びドラマの話も盛り返すのに成功したように思います。

ラストの着地点も、いったいどこに行くのだろう、と最終回の前には不安に思っていたのですが、納得のラストで、なかなかいいラストだったと思います。

こんな感じで、振り返ればわずかな不満もありますが、概してよくできたドラマで、夢中になってみたドラマでした。


各話のあらすじは別ブログに書いていますので、お読みになりたい方はそちらをご覧ください

    →「ドラマの帝王」各話あらすじ

また、ご覧になった方のアンケートも作っています。
このドラマの皆様の評価をお寄せいただければ嬉しいです。


    →アンケート「ドラマの帝王」は面白かった?
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Commented at 2013-01-11 22:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2013-01-12 00:47
鍵コメさん、こんばんは。

はい、私はこのドラマ、面白く見ました!

演技大賞はね~~。
実は、どっちみち、各局が視聴率の良かったドラマを押してるだけ、って感じなんで、私はあんまり興味ないんです。
一応、誰が受賞したかはチェックしていますが。

さて、新ドラマです。
私も「その冬、風が」に注目です。
わたしはノ・ヒギョン作家の脚本なのが一番の期待しているところ。
それだけに日本のドラマ原作と言うのがやはり気になっています。
チョ・インソンに久しぶりに会えるのも楽しみですしね~~。

あと、「ボスの守れ」のチェ・ガンヒがいい感じだったので「7級公務員」も注目です。
「アイリス2」や「野王」もあまり期待はしていないのですが、始まったら一応見てみるつもり…。
by kirikoro | 2013-01-09 00:38 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(2)