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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


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パク・シフ、ムン・グニョン主演の「清潭洞<チョンダムドン>アリス」見終りました


清潭洞<チョンダムドン>アリス(청담동 앨리스)  ☆☆☆☆
SBSの週末ドラマ、全16話
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演出 チョ・スウォン、シン・スンウ
脚本 キム·ジウン、キム・ジニ
出演
ムン·グニョン (ハン・セギョン役)、パク·シフ(チャ・スンジョ役)、ソ·イヒョン(ソ・ユンジュ役)、キム·ジソク(トミー・ホン役)他

演出家のチョ・スウォンは「恋するハイエナ」や「太陽を飲み込め」などを手掛けた人で、もう一人の演出家と脚本家のお二人は新人でしょうか、他の作品は見つけられませんでした。

*このドラマについてもアンケートを集めさせていただいています。
ご覧になった方に参加いただければ幸いです。


      →「清潭洞のアリス」は面白かった?

story
ヒロインのセギョンは貧しくても頑張ればいつかは報われる、と信じるキャンディーのような女の子……だった。
だけど、どうしようもなく存在している現実の壁。

大学を卒業したものの、デザインの世界では留学していることがほぼ必要条件となっているため、就職ができません。
ようやく、非正規雇用で職を得たものの、任される仕事と言えば、社長夫人の小間使い…。
6年越しの恋人(演じているのはナムグン・ミン)は大きな会社に入ったものの、母親の入院費のために借金を重ね、ついに会社の商品で詐欺を働き、ヒロインの用意したお金まで持ち逃げして高跳びです。

ところで、彼女を就職させたのはこの社長夫人なのですが、じつは彼女、セギョンの高校時代のクラスメイトのユンジュ(夫役はキム・スンス)。
高校時代は男を利用して生きているユンジュを軽蔑していたセギョンですが、今や清潭洞の奥様となっている彼女にショックを受けます。
彼女を見たセギョン、彼女ができたんなら、自分のもできないわけはない、とシンデレラ路線に方向転換です。
彼女に清潭洞入りする方法の教えを乞うセギョンです。




ユンジュの指南によって、「不思議の国のアリス」でアリスを不思議の国に導いた時計ウサギのように、お金持ちの世界、清潭洞につれていってくれる時間ウサギを探し始めるセギョン。
偶然知り合った、国際的有名ブランドの韓国支社長の秘書を名乗る男スンジョを足掛かりに社長に近づこうとするのですが…。

日々、顔を合せるうちにスンジョに惹かて行くのですが、お金のない男はもう懲りごり、とシンデレラ路線を変更しようとはしないセギョン。
ところが、じつはスンジョは社長本人が身分を偽っていたのね。
チャンス、と思うセギョンですが、王子様はセギョンのことを、今もキャンディータイプの女の子と思ってる…。
どうするセギョン!?


一方のスンジョは財閥の御曹司なのですが、昔、恋人との愛を貫こうと父の元から無一文で飛び出したところ、お金のないあなたには用は無いわ、と恋人に去られたことがあります。
恋人、と言っても籍は入れてないものの結婚式を挙げた間柄。
そのことですっかり女性不信になっており、いまだに精神科医の友人のケアが必要な状態です。
その上、韓国に帰って来たのも、自分を捨てた元恋人と父親にその姿を見せつけ復讐しようと思ってのことです。
ところが、その元恋人というのがセギョンが指南を受けているユンジュなのね…。

こんな感じで始まるお話で、意外な展開が最後まで続き、飽きる暇もなく、夢中になって見ました。
タイトルからも分かるようにファンタジー的な寓意がされているのですが、話の方は超現実的で、その、甘辛具合がいいんですね。
しかも、今までのドラマの常識を打ち破っている部分もあって魅力的なドラマです。
韓国での視聴率は最高17.6%(TNMSによる)と、まずまずだったようです。
タイトルの"清潭洞”はソウルの上流階級の人たちが住む、江南区にある地名で、上流階級っぽい(特に若い既婚者女性の)ファッションは清潭洞ファッションなどとも呼ばれています。

私はこのドラマの一番面白いところは、ヒロインのキャラだと思います。
恋愛至上主義のあふれるドラマの中でひときわ輝く、身分上昇に夢を託すヒロイン像です。
普通、結婚によって身分上昇を狙う女は悪役ですが、このドラマでは、ヒロインがそちらに方向転換するきっかけには説得力があるんです。
留学経験がないと就職もできないなんて、いくら何でもオーバーじゃないの?と思っていたのですが、ちょうど、このドラマを見ている時に、ネットのニュースで、家の財政状況により大学入学後のステップアップが生まれることに不公平感を持つ韓国人が多い、というニュースを見たんですね。
ちょうど、このドラマのヒロインのような話で、貧しい者が大学でアルバイトで学費を稼ぐ間に、富む者は勉学に励み留学まで行くことができる、という話でした。
元恋人の入院費の話は日本では健康保険にさえ入っていればあり得ない事で、息子がちゃんとした仕事をしているなら考えられないようなことなんですが、韓国ドラマでは入院費に困る話がよく出てきますね。
お金がなくて愛さえまっとうできないという状況なら、そういう選択も分かる、と思えるように描かれていると思います。

しかも、シンデレラ路線に方向転換した後もヒロインの努力家の部分が濡れ手に粟を狙っている感じがしなくて好感を持てるんですよ。
また、最初から玉の輿路線を狙っていたと見えるユンジュの方も悪人には描かれていないんですね。
むしろ恋愛至上主義の主人公スンジョの方が問題を抱えている人物として描かれています。
セギョンが清潭洞という不思議の国に足を踏み入れたアリスだとしたら、その世界で出会ったスンジョは彼自身の作った不思議の国に迷い込んでいた、もう一人のアリスなんですね。
おとぎ話的に言うなら、囚われの王子様を救い出すお姫様の役割をセギョンが担うことにもなります。
お金持ちの男と結婚したがっているヒロインですが、一方的に受け取るばかりではなく、大きなものを与える働きをするところもまた、不快感を感じさせないポイントだったと思います。
そしてまた、スンジョと見合い話のあるお嬢さまに、お金持ちなら政略結婚と認められることが貧しければ金目当てに男に近づく女と蔑まれるのだと言い返したり、と庶民の側の論理を通すところも魅力でした。
彼女、庶民の立場での叫びを随所で見せているのですが、韓国では私たち以上に共感して見られるところじゃないかな、と思って見ていました。

そして、韓国ドラマでは付き物の、家族の心の交流の物語もあります。
このドラマでは、スンジョと父の関係の他に描かれているのはスンジョの父とセギョンの父との交流。
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16話と短いドラマですから、ここにポイントを絞ったのが成功していると思います。
お互いの子供たちが付き合っていることを知らない頃から、子供の悩みを相談したりしているのですが、この二人の姿が、いい感じで好きなシーンでした。

ラストに関しては中途半端、などと言う批判もあるようですが、私はこのドラマのテーマに沿ったなるほどのラストだったとも思いますし、演出も良かったと思います。
15話の反転は予想済みだったのですが、最後の反転は見事にひっかかりました。
それにしてもドラマのラストはタイトルに暗示されていたのに、気づきませんでしたね。
私もヒロインとおなじように「不思議の国のアリス」について誤解をしていました。(確認しちゃった!)
そしてまた、多くの人も同じような誤解をしているんでしょうね。
そのことが明らかになった時には、ほんとにあっと驚きました。

俳優さんたちも、安定した演技で安心して見ていられましたし、言う事なし。
それにしてもパク・シフもムン・グニョンも面白い作品を次々に選ぶ選択眼のある俳優さんたちですね。
というか、選べるだけの作品が持ち込まれる俳優さんなのか…。
(「メリーは外泊中」は最初は面白い作品だったのに、途中でめちゃくちゃにされたドラマなんだと私は思っています)

どなたにもお勧めのドラマなのですが、同じようなパターンのドラマにはうんざり、と思われている方にもお勧めのドラマです♪
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Commented at 2013-01-30 14:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2013-01-30 19:18
鍵コメさん、こんにちは。

登場人物に感情移入できず…でしたか。
私も、感情移入はしてなかったんですが、まあ他人の恋愛話って感じで楽しみました。
たしかに、ユンジュは泣きすぎだし、スンジョのUSBの告白は何をそんなに大騒ぎ?と思っちゃいましたけれど…。

私も、トミー・ホンは確かに、ただのいい人で終わった感じがありますね。
他の人に比べ、肉付けが薄っぺらくて主役級の出演とは思えませんでした。
おっしゃるように、16話ですから、仕方がなかったのかもしれませんがね。

ムン・グニョンちゃん、私は、映画で見た彼女がまさに、子役のイメージで苦手だったんですが、「風の絵師」の男装、「シンデレラのお姉さん」の多少(だいぶん?)無理のあるキャラを経て、すっかり自然に受け止められるようになりました。
こういう作品の選び方もまた、彼女はうまいと思います。
確かに童顔ですけどね…最近はそれを生かしているように私には思えてるんですよ。
実は、ムン・グニョンの新しいドラマを見るたび、安達祐美は失敗したけどムン・グニョンは成功、と頭の中で唱えています(汗)


Commented by 『韓流T.O.P』 at 2014-01-20 15:23 x
隔月『韓流 T.O.P』VOL34 (2014/3月号)特集パク・シフ
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☆★パク・シフ☆★ ―2014年、新たな始動―

『王女の男』、『殺人の告白』のパク・シフが、
主演ラブコメディ『清潭洞<チョンダムドン>アリス』の
日本放送&DVD発売を記念して作品を振り返る!さらに、オリジナルマガジン『ENISHI』や、
ファンクラブを通してのファンとの交流、応援してくれるファンへの感謝の気持ち、
そして2014年、新たな活動についての抱負を語る22P大特集!

その他☆★パク・ユチョン☆★ユン・ウネ☆★ユ・スンホ☆★ヨ・ジング
☆★パク・シフ☆★イ・ジュンギ☆★パク・ヘジン☆★ コン・ユ☆★チェ・ジウなど。

by kirikoro | 2013-01-30 13:00 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(3)