SBSの月火ドラマ、全24話
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演出 チョ・ヨングァン、パク・シヌ
脚本 イ・ヒミョン
原作 パク·イングォンの漫画
出演者
クォン・サンウ(ハ・リュ) 、スエ (チュ・ダヘ) 、ユンホ (ペク・ドフン) 、キム・ソンリョン (ペク・ドギョン)、ソン・ジル(オム・サムド)
原作者のパク・イングォンは「レディープレジデント」「熱血商売人」「銭の戦争」を描いた人です。いわゆる青年漫画ですね。
「レディープレジデント」とは同じ「大物」シリーズで主人公の名前はいっしょ(ドラマの「レディー~」では兄の名に変更)ですが、それぞれ別のキャラなのだそうです。
脚本家は「屋根部屋のプリンス」の人で、チョ・ヨングァンは「私の期限は49日」パク・シヌは「幽霊」の演出に関わっている人たちです。
企画途中では「夜王」というタイトルだったのですが、放送直前に「野王」に変更。
これは、日本のドラマに同じ題名のドラマがあるからでしょうかね?
極限的な貧困の中で育ったヒロインがトップレディーになると言う野望を叶えるため、主人公のハ・リュを徹底的に利用。
ヒロインを愛し、体を売ってまでヒロインに尽くすハ・リュでしたが、ヒロインは財閥家に嫁ぐために彼を捨て、その上、二人の間にできた娘まで、彼女の不注意で死なせてしまいます。
それを知ったハ・リュは彼女に復讐しようとするのですが、ヒロインの野望は尽きません。
ヒロインは、手段と方法を選ばず回りの人たちをどんどん不幸に陥れながら、より高い座を求めて、ハリュの復讐の手をすり抜けて行きます。
どんどんと悪事を重ねるヒロインをハ・リュは止めることはできるのでしょうか?
そして、ハ・リュの復讐は…。
*このドラマはあらすじを書いています。
別ブログにあらすじをアップしましたので、あらすじをお読みになりたい方はそちらをご覧になってください。
→「野王」あらすじ
アンケートも作りました。
見終った方のご意見を頂けると嬉しいです。
→「野王」は面白かった?
実は…私の中ではクォン・サンウ主演のドラマは、彼はかっこよく見えるけれど、ドラマの話自体は面白くない?という公式が出来上がりかけていたのですが、これはけっこう面白かったです。
正直、はじめに期待したような、凝ったつくりの作品ではなく、話はご都合主義で、キャラにも説得力がなく、お世辞にも精緻な脚本とは言えないんですが、緊張感を演出するのが上手いドラマなんですね。
そんなバカな…などとあちらこちらで突っ込みつつも、毎回あっという間の1時間でした。
突っ込みを入れつつ、エンターテイメントドラマとして楽しむべきドラマなんでしょうね。
それはそれでよかったと思います。
とはいうものの、最終話は、ちょっと物足りない出来で、このドラマの売りである緊張感すら欠いて、ネットの評判を見ても、竜頭蛇尾という意見が多いようですね。
ラストに関しての不満については、ネタバレになってしまいますので、最終回のあらすじの最後に書きます。 →こちら。
さて、このドラマの一番の見どころはスエの演じる悪女キャラでしょうか。
天使のような顔をして残忍なことを事もなげになす女。
元清純派スターのスエの変身が話題となっていましたが、彼女、清純派と言ってもちょっとふてぶてしい感じが元々あったと思うんです。
その上、「アテナ」では2重スパイを演じているんですね。そんなこともあって、私はあまり変身のインパクトは受けませんでした。
それにこの悪女、行き当たりばったりで、腹は立つものの、あまり怖い感じがしないんですね。
もう一人の主役のクォン・サンウはいつもの彼のキャラって感じかしら。
初めはヒロインに純情をささげ、そのあとは復讐に燃えるんですが、いい人過ぎて復讐をするには中途半端なんですね。
原作キャラは冷徹に復讐を成し遂げる人物らしいので、彼向きにキャラ変更されたのでしょうか。
その為に、復讐物としてはちょっと物足りなさもあります。
ところで、クォン・サンウって悪役は演じられているのかな? 彼こそ、イメージチェンジした姿が見たい俳優さんなんですがね。
主人公を取り巻く人物も、なかなかいい役者さんがそろっていたと思うのですが、キャラ設定が薄っぺらくて、役者さんの力を生かし切れていない感じでしたね。
ちょっと残念な感じがありました。
と、書き出したら、いくらでも欠点の浮かんでくるこのドラマなんですが、欠点があっても、魅力的なドラマで、最終話を見る前の評価は星3つか4つか悩むレベルの面白さ。
ラストの収まりがいまいちだったので、結果的には迷うことなく星3つとの評価に至りましたが…。
視聴率は最高が最終話の26.7%(TNMSによる)と、かなり注目されたドラマですし、クォン・サンウとスエの演技はさすが、と思うのので、ラストに不満はあるものの、面白いドラマだったと思います。
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今週、初回の途中まで見ました。冒頭が、ドラマ最終回のシーンになるのかな、と思わせる場面で、そこから、~年前のこと、と続いていました。なぜか、そこで、すでに、少し残念な印象がぬぐえず、kirikoroさんの評価を参考にさせていただこうと思った次第です。☆三つなら、いいですねえ。
サンウは、実は、私が最初にはまった韓ドラBad Loveで、はじめて見た人です。容貌的には、好みではないはずなのに、ドラマでは魅力的でした。そこでも、一途ないい人を演じていました。基本的に、屈折していても、いい人なんですよね。品性を疑われるようなことをするには知性的すぎるといった印象を与えます。ですから、kirikoroさん、おっしゃるように、すんごい、とんでもない奴を演じたのも見てみたいと思いますね。
サンウさん、最初に拝見してから、だいぶん、たちますが、シェイプ・アップされた感じはそのままで、さすが、体調管理が行き届いていますね。そういえば、彼、ストイックな感じもつきまといます。
韓国ドラマでは、衝撃的なシーンで始まり、すぐに数年前に戻るオアターンはよく使われていますね。
でも、そのシーンがラストになることはほとんどないので、いったいそのシーンがいつ出て来るのか、というのも楽しみの一つだと思います♪
クォン・サンウさん、私も決して好みの顔ではないんですが、ドラマで動いているとき限定でかっこよく見えます…。
>品性を疑われるようなことをするには知性的すぎるといった印象を与えます。
この人の不思議な魅力ですね。チンピラのような役が多いのに、なぜか下品じゃないですね。
それにしても、肉体改造に熱心な韓国人俳優の中でも、腹筋と言えばまず、彼の名が思い浮かぶ俳優さんですよね。
確かに維持は大変でしょうね~~。
どうしても、「レディープレジデント」と比べてみてしまいますね。
やはり、こちらのドラマは最終回に物足りなさを感じられたんですね。
>。ヒロインの再婚相手(東方神起?)の役所が意外と心に残り続けました。
言われて見れば、そうですね。
見ている時には文句の方が多かった私も、時間が経って思い出してみると、その通りだな、と思います。
クォン・サンウさんの悪役はご覧になりたくないんですね。
クォン・サンウさんのファンの方は、やはり彼には変わって欲しくないと思われているんですね。
確かに魅力的なので、分からないではないですが、私などは、あれだけ演技力のある人なので、まったく違った姿を見せて欲しいな、と思っているんですよ。
クォン・サンウさん、ほんと、ドラマの中で輝く人ですよね。
ファンの方が多いのも頷けます。
お声がダメなんですか。
そういう時にはやはり、吹き替えがありがたいですよね。
鍵コメさんは重厚なドラマがお好きなんですね♪
私も、重たいものも好きなんですが、あまりに見続けてしまうと一時的に、飽きちゃうときもあります(汗)
ラブコメは会うドラマに出会うのが難しいと思うんですよ。
当たり外れは大きいし、いくら人がいいと言っても、自分がときめかなくては面白さが半減しちゃいますし…。
また、面白い作品に出会えますように!