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キム・ミンソ、キ・テヨン、キム・ミスクの「事件番号113」感想


事件番号113(사건번호113) ☆☆☆
SBSの短編ドラマ(全2話)
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演出 パク・ヨンスン
原作 リュ・ソンヒの同名小説
出演者
キム・ミンソ(スンジュ役)、キ・テヨン(チャン・ジュンソク役)、キム・ミスク(カン・ヒギョン役)ハン・ユイ(ウン・ヘリ役)他

全2話となっていますが、連続放送されており、実際には1話完結と考えてもいいかもしれません。
韓国では番組途中にCMを入れることが禁止されていますから、2時間ドラマなんて作っちゃうと、その間CMなしでぶっ通しで流すことになるんですね。
その為、長いものは最初から1日で放送する予定であっても、1部2部と区切って作られるんです。

テーマは殺人事件という異常な事態の中、浮かび上がる親子の愛憎劇、でしょうか。

刑事のジュンソクは失踪人の足取りを追ううち、マンションの1室にたどり着きます。
その室内には大量の血の跡があり、防犯カメラには失踪人が入った映像はありますが、出て行った映像はありません。
殺人だと断定するジュンソク、容疑者はそのマンションの住人ヘリ、その友人で、その時間帯に来ていたヘリ友人のキジュンとヘリ母親の3人に絞られます。
前日偶然に会った検事のスンジュらとともに捜査にあたるジュンソク。
容疑者たちに話を聞くとともに死体の行方を追うジュンソクとスンジュです。
ヘリは事件当日に薬物中毒で入院し、話を聞けないのですが、状況から見て、ヘリが男を殺し、その死体をその母親が遺棄した、と疑われる状況。
推理を重ね、ヘリ母に迫るジュンソクとスンジュと、娘を守ろうとする母の攻防が繰り広げられます。




ストーリー的にはSBSは短編ドラマの制作に慣れてないせいもあるんじゃないかと思うんですが、構成が下手ですね。
推理劇の謎解きはなかなか面白いんですが、雑多なものを整理せずにぶち込んで、物語に没入しようとする視聴者の気分をそいでいたように思えます。
そして何より、親子間の愛憎を描きたかったのでしょうが、ジュンソクの親の話など、完全に浮いています。
こんなところはばっさりカットして、ヘリと母に対比する、もうひとつの母娘の問題として、スンジュと母の話をきっちり描いた方が良かったのではないかと思います。

というか、このストーリーなら、ジュンソクの役割をうんと縮小するべきだったんでしょうが、ここにキ・テヨンを起用していますからね。
彼の見せ場を作らないといけない、なんて問題があったりしたのかも。
彼の刑事役はなかなか良かったんですが、それがドラマの完成度を低めているという皮肉な結果になっているように思いました。
台本の完成より前にキ・テヨン主演が決まっていたんでしょうかね?
ジュンソクには新人俳優さんあたりを起用して、出演分量を大幅カット、ヘリ母とスンジュの二人の対決に絞るべきだったのではないかと思います。

スンジュを演じるのはキム・ミンソ
いろんなドラマで結構重要な役を演じている人なのですが、いつもイマイチ存在感を発揮できない人ってイメージだったんですが、このドラマの彼女は微妙な心理表現をこなし、なかなか魅力的でした。

そして、このドラマを引っ張っているのがヘリ母を演じるキム・ミスクの名演技。
さすが、と思える演技で、陰影の深い印象深い人物像を作り出していました。

いろいろと、魅力的なところも多いこのドラマ、やはり、短編ドラマを作り慣れていない、というのが何より残念でした。
短編ドラマは視聴率が取れないので(と言っても、このドラマの視聴率は前作「私の恋愛のすべて」の最終回よりも高い5.5%だったのですが)敬遠されるようですが、SBSもKBSのように継続的に短編ドラマを作り続けてもらいたいなあ、と短編ドラマファンとしては思ってしまいました。
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by kirikoro | 2013-06-02 06:46 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(0)