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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


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韓ドラファンの「半沢直樹」感想


終ってから1週間が経ってしまいましたが…
私も「半沢直樹」、見ていました。
韓ドラファンの「半沢直樹」感想_d0060962_740502.jpg

視聴率がミタ越え、と話題になっていましたが、ふだんは録画でドラマを見る私も、最終話はリアルタイムで見たからなあ~。
最近視聴率が低い一因に、私のような人が結構いるからじゃないだろうか、と思っているのですが、そういう人たちもリアルに誘い込んでの高視聴率なんでしょうね。
ゴールデンのドラマに挟まれているCMはいろいろ工夫が凝らされていたりして、ドラマのじゃなにならないのがいいですね。

最後まで見た日本のドラマは、今年に入って「カラマーゾフの兄弟」に続いての2本目です。
「カラマーゾフ」は音楽が最高で、雰囲気が原作に近くて、なかなかのめり込んで見ていたのですが、終わってから考えてみたら、何を語っていたのか…。
音楽と重量感に圧倒されていただけだったような気も???

で、この「半沢直樹」なのですが。
私もかなり面白く見ていました。
韓国ドラマでもいわゆる復讐物は好きですからね~~。
韓ドラファンとしては、ついつい韓国ドラマだったら、なんてことを考えながら見ていました。




このドラマで、何がよかったかと言うと、一番は、ラストはともかく、基本がものすごく単純な勧善懲悪ものだったこと。
いまさら勧善懲悪のドラマなんて、と思っていたのですが、やっぱり爽快感がありますよね。
原点回帰のドラマだったような気がします。
その点、思いっきりひねった家族ドラマだった「家政婦のミタ」と180度違う作品でありながら、この爽快感が韓国ドラマと大きく違いこれも日本のドラマだな、という気がしました。

韓国ドラマの場合、初めの数話で主人公の子供時代を描き、将来挑むべき敵に何度も繰り返し、徹底的にいじめられまれるのが定番だと思うんですよね。
でも、このドラマだと親が自殺する、という親世代からの恨を根っこに置きながらも、さらっと描かれており、個人的な過去の因縁はその父親の自殺のみです。
ですから、韓国ドラマほど重苦しくはないです。

そして、キャッチ―なフレーズで流行語にもなった「倍返し」「10倍返し」「100返し」ですが、実は、倍返しすらしてないですよね。
間違ったことを正すことと、せいぜい土下座ぐらい?
また、敵側も、別に主人公を殺そうとはしないし、その他の殺人も犯さないし…(日本のドラマばかり見ているとあたりまえなんですが、韓国ドラマばかりをみていると、これが特別なことに思えてしまうのが怖い…)
また、悪役の最後にしても、追い詰められて死を選ぶこともないですし。
これに関しては、日本ではまだまだ司法に対する信頼があるのだなあ、と思います。

と、やられたこととやり返すことに関して、その事柄の大きさだけでいえば韓国の方が大きいのですが、このドラマの場合、そのスケールを演出で作り出していると思うんですね。
ものすごく芝居がかった演技の、パワーでの攻防戦と言えるかもしれません。
あの、最終話のの大和田常務の土下座シーンなんて、土下座ひとつでドラマのエピソードひとつ分ぐらいのことがらが描かれていると思うんですよ。
その他の場面でも、登場人物が誰も彼もユニークな個性あふれる人たちで、彼らが向き合うだけで、すごい盛り上がってしまっていました。

ただ、ラストはどうでしょうか?
このドラマの持ち味は爽快感だっただけに、ここで終わられると、ちょっと心の向かいどころがないような感じを受けました。
次週に続き、って感じの終りだったと思うんですよ。
すぐに続編があって見られるのだったらいいのですが、このまま半年とかそれ以上間を置かれると、ちょっとつらいですね。
終り方として、出向を命じられるところで終わることには不満はないのですが、もう少し、シリーズの最後と思えるような工夫が欲しかったですね。
ちょっとした演出で、次のシリーズにつなぎつつも、それなりの完結感を感じられるようにすることも可能だったんではないか、と思えてしまいます。

そして、韓国ドラマファンらしい驚きじゃないかな?と思えるのは羽根専務(倍賞美津子)の皺!
いつの間にか、すっかり皺だらけになられているんですね。同年代の一般人と比較しても皺が多いんじゃないか、と思えるレベル。
でも、それが役者としての武器になっている、と思います。
韓国ドラマだと、女優さんの中でも美人系で歩んでこられた方たちって、しわ取りは必須なんじゃないの?と思うぐらい、皺がないんですよね。
主人公のお母さん世代の役の人たちにしわが無い方が不自然だと思うんですが。
韓ドラファンの「半沢直樹」感想_d0060962_7541230.jpg

同年代の似た感じの顔だちの女優さんだと、こんな感じ?
この方でもまだ、しわのある方だと思っていたんですが。
(チョン・ジェスン)

最近の韓国では日本のドラマのリメイクが盛んですが、このドラマもリメイクされるのかしら?
日本の銀行という(たぶん)特殊な世界を舞台にしているだけに難しいかな?と思うのですが、絶対無理だろう、と思っていた「家政婦のミタ」もリメイクされましたからね…。
でも、このドラマの良さって、原作小説には無いキャラ設定によるところが大きいそうなので(原作本は読んでいないので、このあたりはいろんな記事を読んでの無責任な感想なんですが)そういう意味での難しさもありそうですね。
下手をしたらドクター仁」のリメイク物のように揉めるかも…。
Commented at 2013-09-29 11:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2013-09-29 13:07
鍵コメさん、こんにちは。

あの皺、やっぱり気になりますよね。

わたし、最初は役者さんが分からなくて70代後半ぐらいの人だろう、と思っていました。
検索で倍賞美津子って入力すると、そのあと、老化だとか病気という予測ワードが出てきますから、思うことは皆さん、いっしょなんでしょうね。
女優さんの場合、しわ取りぐらい、いくらでも情報があるでしょうから、あえて手を加えていないんでしょうね。
一般人が整形外科を訪ねる以上に、元美人芸能人が皺をそのままにするのは心理的プレッシャーがあるんじゃないのかな、と思うのですが、それを選んでいい役を演じられて、脱帽です♪
by kirikoro | 2013-09-29 07:57 | その他のドラマ | Comments(2)