画像は福岡市の蝶からお借りしました。
数日前から、庭の藤袴に美しい蝶が来ている。
中央部のところが透きとおるような美しい浅葱色をしている。
飛び方も優雅で、まるで夢の中を飛んでいるよう。
図鑑で調べたところ、浅葱斑蝶(アサギマダラ)のようだ。
ふわりふわりと飛んでいるのだが、意外なことに、渡り蝶で中には遠く台湾から渡って来るものもあるらしい。
それなのに、長距離を飛んだあとの翅も傷みがほとんどないのだとか。
おまけに、幼虫期にアルカロイドを持つ草を食って育つため、捕食者にやられないための毒をたっぷりと持つという。また、成虫になっても毒をまだ蓄積するらしい。
また、雄はピロリヂディンアルカロイド(何で「ヂ」になるんだろう)を吸蜜植物からとらないと成熟できないために、ヒヨドリバナの仲間の植物に集まるんだって。
だから、藤袴に来ていたのね。
なかなか不思議なところの多い蝶だ。
繊細なくせに強靭国境を越えて飛びゆく四枚の翅は