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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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「ハッピーエンディング(原作―象の背中)」見終りました


ハッピーエンディング(해피엔딩) ☆☆☆☆

2012年のJTBC作品、全24話(愛知テレビでの放送は32話版)
JTBC公式HP
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演出 クァク·ヨンボム、シム・ユンソン
脚本 キム·ユンジョン
原作 秋元康の小説「象の背中」
出演
チェ·ミンス(キム・ドゥス)、シム·ヘジン(ヤン・ソナ役)、イ·スンヨン(ホン・エラン)、
ソ・ユジン(クマ)、キム・ソウン(ウナ)、ヨン・ジュンソク(ドンハ)、
ソ・イヒョン(パク・ナヨン)、パク·ジョンチョル(イ・テピョン)、カンタ(ク・スンジェ)

余命宣告を受けた男と家族、その他の人々との話
まったくノーマークで無視していた作品だったのですが、なかなかの感動作で、役者陣も充実しているドラマでした。
ケーブル系の局制作のドラマのため、視聴率は局の発表のみなのかしらん?と思うのですが、3%を突破してかなり好評だったようです。

テーマからして、泣けるドラマですが、私はこのタイプのドラマには厳しいです。
イージーに作られたお涙頂戴ドラマにはすぐにうんざりしてしまいますし、泣けません!
が、このドラマはいいんですよね!
何でもないエピソードの細部にリアリティーがあって、泣けます。




私のベストシーンは、眠りながら苦しそうにうなされている夫の口角を引き上げるように笑みを作る妻の姿でした。
見ていないと、なんのことか分からないと思いますが…。
二人は夫婦で笑い療法を受けているのね。
笑うと脳が楽しいと錯覚して苦痛が軽減する、というものなのですが、それを思い出して、寝ている夫の顔に笑顔を浮かべてやろう、としているところなんです。

私は最初、テレビで放送されているものを見ていたのですが、感動の場面が話の途中に来てしまうことに、微妙に違和感を感じ、半分ぐらい見たところでオリジナルの形態のものに切り替えました。
話数が増やされているものの場合、話がブチ切れになったり、とひどいものも結構あるのですが、このドラマはとても丁重に編集されていて、がっかりするほどのものではなかったのですが…。


テレビ局の社会部記者として、仕事一筋で生きてきた男キム・ドゥスは腰に痛みを覚え、骨折でもしているのか、と軽い気持ちで友人の医師に診てもらいます。
その結果は予想外のもので、多発性骨髄腫の末期で余命6カ月というもの。

ドゥスはまだ40代で、10代で結婚した妻と3人の子供がいます。
長女クマもまた10代で妊娠、結婚して現在司法試験浪人8年目の夫テピョンと娘ジミンのために忙しく働く毎日。
その上、テピョンの実家からもなんだかんだと金の無心をされる毎日です。
次女のウナは、ようやくホテルの臨時職員となったばかりで、末っ子のドンハはまだ高校3年生です。

なによりも、自分が死ぬことを知ったら妻が生きてはいけない、と家族に病気のことを隠して、人生の仕上げをしようとし始めるドゥスです。
最後の時間を家族と過ごそう、とするドゥスなのですが、いままでほとんど顔を合せることもなかった父親のそんな姿に戸惑い、鬱陶しく思う家族…。

また、ドゥスには地方に父親がいるのですが、彼はすでに一人、子供を亡くしているのね。ドゥスの弟が海の事故でなくなり、その妻と子供が残されています。
弟の死の時の父の哀しみを思い、父にも病気のことを打ち明けられないドゥス…。

そして、ドゥスには医者の友達とともに親しくしているエランという友人がいるのね。
過去のこととはいえ、かつては恋人だった二人。その上、妻より先に病気のことを知るエランです。
家族を急に気にし出したドゥスに、また、ドゥスを気遣うエランに浮気を疑うドゥスの妻…。

話の序盤はこんな感じです。

そして、ただの家族ドラマと違ってくるのはもう一人の家族の存在。
途中で明らかになる事なんですが、かなり初めの方から匂わされていたことなので書いちゃいますが、エランの上の娘ナヨンはドゥスのもう一人の娘なのね。
彼女は父とも知らず記者としてのドゥスに憧れ、報道記者となり、ドゥスの後輩になっています。
それを知っても、残される妻のことを思うと娘扱いはできないドゥス。
ナヨンの方もそれが分かっているから、父も娘もそのことを知りながら、一言も触れないままに父娘の絆を築いて行きます。
父とは呼べなくても、家族以上にドゥスの精神的遺産を引き継いでいる娘…。
この部分にはもう、泣かされました…。

主人公ドゥスを演じるのは「武士ペク・ドンス」のチェ・ミンス
さすがに演技派、といった感じで、死に向かう彼の姿はかなりリアルな印象を受けました。
ドラマ中では、死病でも死にそうに見えないまま亡くなる主人公が多い中、撮影中に10キロもの減量をされたそうで、だんだん弱って行く姿を見ているだけで胸に迫るものがありました。

妻役のシム・ヘジンは「宮」のユルくんのお母さん役を演じた人。
エランを演じたイ・スンヨンは古くは「初恋」のヒロインで映画「うつせみ」出も印象的な姿を見せていた人。

末っ子のドンハを演じたヨン・ジュンソク君も私の注目の若手です。
「華麗なる遺産」での障害を持つヒロイン弟役や「頑張って!ミスター・キム」での脱北者の役など、癖のある役柄をリアルに演じた演技派。
最新作は「鮫」の主人公子役ですかね。
1995年生まれの彼、身長もかなり伸びているようで(182㎝?もっとあるように見えますが)、大人俳優への変身が楽しみな子役なんですよ♪
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また、こういうシリアスなドラマですから、息苦しくなりそうなところを救うコミカルな役どころを演じているのがパク・ジョンチョル。
「オレの女」「広開土太王」「善徳女王」などに出演されています。
キリっとした貴公子然とした役柄でばかりお目にかかっていましたが、このドラマでは情けない司法試験浪人役。
ところが、なかなかこれが可愛くって、この人の目、こんなに可愛かったかしらん?なんて思いまじまじと見てしまいました。

感動のドラマで、おおむね満足のドラマだったのですが、少しばかり、あれ?と思ったところもあります。
これ、最初はもっと長い話数で企画されていたんでしょうかね?(それとも脚本家の意から不足?)
立ち消えになってしまった伏線が気になってしまいました。

特にウナの恋愛のお相手役と思われたク・スンジェ!
元H.O.Tのカンタのドラマ復帰作として期待されての登場だったのですが…。
ドゥスの病状が深刻になって来てから、めっきり出番がなくなってしまい、ドゥスの家に下宿して家族といっしょに居るのに、立場が曖昧で、ものすごく居心地悪そう…と思っていたら消えてしまいました。
結局、何のための同居だったか分からないままいつの間にか消えていて、セリフの中でイタリアに行ったことにされていたんですね。
最初の予定では物語の最後にはウナとハッピーエンドになるはずだったのに消えてしまい、終盤になり、新たに医師とウナの出会いが急遽作られたんだろう、というのが丸わかりの展開でした。

そして、ドゥスの息子のドンハとエランの下の娘のラインも、ほのかなラブストーリーがありそうだったのに、どうもこれも立ち消えになってしまった感じ。
ドンハと彼女が同じ学校に通っている、という事まではドゥス妻とエランにも分かったのですが、それで終わってしまったのも伏線が上手く回収されていない印象を持ちました。

と、細かいところでは不満もあるのですが、涙涙の感動ドラマでお勧めです。
でも、身近な人を見送られた経験のある方にはリアルなだけに、思い出してつらくなる、なんてこともあるかもしれないなあ、とも思います。


原作小説は3分の1ほど読んでみたのですが、ドラマと共通しているのは主人公の年齢ぐらい?
子供は高校生の女の子と大学生の男の子、それに若い愛人が出てきて、なんだかその家に入り浸っている主人公です。
主人公キャラもまるで違うし…。

文章にも登場人物にも、あまり魅力を感じないので、小説の方は、このあたりでギブアップです…。
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Commented by misuna at 2013-11-10 09:38 x
同僚が「チェ・ミンス」ファンでついつい観てしまいました。
SMエンターテーメント好きとしてはカンタに注目していたのですが
「どこ行った~~~!!!」状態でちょっと残念。
このまま俳優業にも本格的に参戦するかと思ったのですが。

パク・ジョンチョルさんがイイ感じ!と思って観ていました、
この方に出演で最初に観たのはヨン様ドラマ「ホテリアー」の社長の息子でした。やはりアホ息子役でしたが、次第にしっかりしてくる役で、このドラマと同じ感じでしたね。

他の役者さんも力演でしたが、はやりチェ・ミンスさん。
余命いくばくかの割に精力的に動き回る役が、ラストに向かって余計に切なくさせます。

末っ子君は「華麗なる遺産」「鮫」の彼なんですね。
観たことあるけどピンときませんでした。
って「鮫」でも「どこかで見たことある~」ぐらいしか。

kirikoroさんは原作も読まれたんですね。
私も観ようかと図書館に行きましたが「ドラマ見る時間もないのに
読書は無理でしょ」と悪魔の声がささやいて挫折しました。
Commented by kirikoro at 2013-11-10 12:28
misunaさん、こんにちは。

カンタが途中で消えたのは残念でしたね~~。
彼、昔「ラブホリック」の主役を演じていた時に嵌ったので、私も楽しみにしていたんですよ(涙)

パク・ジンチョルさん、、こういう役もいいですね。
ホテリアーは見たのですが、ここに出演されていたのはまるで記憶にありませんでした(汗)
似た役、すでに演じられていたんですね~~。

チェ・ミンスさんの演技は、やはりすごかったですね。
おっしゃるように、精力的に動き回りながら、痛々しい姿は何とも言えませんでした。

小説の方は途中でストップしてしまったんですよ。
ドラマの方がずっとよくって…。

Commented by 菊子 at 2014-06-29 22:34 x
またお邪魔します^^Gaoで配信が始まったので、視聴し始めました。
元々、チェ・ミンス氏の「砂時計」で韓国ドラマにハマってしまったので。
彼の演技は素晴らしい、特にアップの表情や、抑えた感情の表し方がいいと思います。 
Commented by kirikoro at 2014-06-30 06:23
菊子さん、こんにちは。

テーマが死を扱ったもので、しかもチェ・ミンスさんの演技がもう、あまりにもリアルなので、苦手な人は駄目かもしれませんが、そうでなければ、お勧めの感動作です。

彼の演技はますます冴えわたりますので、お楽しみに!
by kirikoro | 2013-11-01 20:30 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(4)