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by kirikoro
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高麗時代を描いた史劇「武神」見終りました


武神(무신) ☆☆☆☆

2012年にMBCで放送されたドラマ、全56話
MBC公式HP
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演出 キム·ジンミン、キム・フンドン
脚本 イ・ファンギョン
出演者
キム·ジュヒョク (キム·ジュン役)、キム·ギュリ(ソンイ役)、チョン·ボソク(チェ・ウ役)、ホン·アルム(ウォラ/アンシム役)、パク·サンミン(チェ・ヤンベク役)他

視聴率は最高が14.9%(TNmSによる)です。
数字的には小ヒットぐらいの感じですが、好評のため、50話予定が6話延長されました。

MBCドラマらしい、華麗なエンターテイメント大型時代劇で、かなり嵌りました。
最初はBSで見ていたのですが、途中で続きが待ちきれず、カットなしのものを見たい気持ちもあって、21話からは有料のストリーミングを購入しての視聴です。

途中までは星5つをつけるドラマじゃないか、と思っていたのですが、終盤ぐらいからが多少、私の気持ちがトーンダウンしてしまい、星4つになりました。

高麗の武臣政権時代、奴隷から時の最高権力者までになった金俊(キム・ジュン)の青年期以降の半生を描いています。
一言でいうならば、かっこいいドラマで、映像も俳優さんたちも、すごく素敵でした。(決して、ぱっと見たところかっこいい人は出ていないのですが)




この時代の高麗は、王はいるものの、実際の権力を握っているのは武臣政権で、王の首のすげ替えも彼らの思うまま。
そのトップが1代限りで次々と入れ替わった後、チェ・チュンホンがその基盤を固め、世襲に移ろうとしているところ。
また、世界最強のモンゴル帝国が東に西に勢力を広げていた時代で、高麗にもその手を伸ばしてきているところです。

モンゴルとの戦争、権力争い、それに武人選抜のための競技である撃毬(キョック)の場面などの戦闘シーンやアクションシーンも迫力満点で、躍動的なカメラワークで描かれています。
大型史劇の場合、制作費もまた話題になるのですが、このドラマでは250万ウォンをかけた、と言われています。
ただ、戦いのシーンがかなり多いので、そういうのがお好きじゃない人には、ちょっとつらいかも

一方、動の戦闘シーンに対し、静的な部分では高麗文化の華も美しい映像で描かれています。
中でも大蔵経を収めた寺の様子は圧巻でしたが、このドラマは大蔵経誕生100年を記念して企画され、現在大蔵経を保管している海印寺の協力により撮影されたそうです。
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また、2011年に忠清南道泰安で沈没船から発掘された遺物なども再現され、時代の息吹を伝えていました。
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(ここで使われている将棋の駒がその遺物を再現したものだそうです。変った形ををしていますね)

ただ、劇中使われている食器は、最高実力者の家であればかなりいい物を使っていただろうと思われるのに、いかにも安物臭い高麗青磁風のものが使われていたのと、双子の仏像を作るシーンがあるのですが、その仏像があまりにもひどくて…。
他がいいだけに、ちょっと残念でした。

役者さんたちに関しては、主人公のキム・ジュン役のキム・ジュヒョクや、彼が主君として仕えたチェ・ウを演じたチョン・ボソクがかっこよく見えるのはもちろん、今回、今まで一度もかっこよく見えたことのないパク・サンミンまでカッコよく見えました。
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他にも、武人ではキム・チョルギ演じるキム・ギョンソン、パク・ヘス演じるキム・ユヌ、アン・ジェモ演じるイム・ヨンや、僧侶スボブを演じるカン・シニル、高麗時代随一の文筆家リ・ギュボを演じるチョン・ホジンなど、かっこいい人が多数登場します。
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そして、彼らの会話シーンもいいんですね。
表情アップの多用で緊張感あふれる場面が展開します。

また、ふだんは不要と思っている時代劇のラブラインですが、このドラマのラブラインは私好みです。
ロマンチックであるより、主人公の運命を変えるファクターとしての恋愛で、ベタなラブシーンなどはほとんどありません。
主人公と相思相愛になる二人の女はホン・アルムが演じるのですが、あまり登場シーンは多くないのに、二人の性格の差異を的確に演じ分けていました。
このラブラインのうち、特にのちに登場する女に対しては、現代ドラマ的には、本当に主人公はこの女を愛しているのか?という疑問もわくのですが、そのあたり、さらっと流しています。

そして、それラブラインよりも目を引き、ドラマの展開に重要になって来るのが、主君の娘の主人公に対する片思い。
キム・ギュリはそのエキセントリック迄な愛情表現で、二人の間には恋愛は成立していないものの、ホン・アルム以上の存在感を放っていました。
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ところで、終盤になって評価を下げた訳ですが…。
後半、チェ・ウの死後、権力を受け継いだ人間がかなり残虐な人間なんです。
彼の時代は長くはつづかないのですが、数話の残虐シーンにうんざりした後、キム・ジュンが周りの人間との溝を深め孤立していくことになるんですね。
どんどん孤独になって行く彼をうまく描ければそれはそれで面白くなったと思うのですが、わたしには、どうにもそれが中途半端で緊張感がなくなってしまったように、思えたんですね。

そうなってくると、ドラマというより、史実としての高麗のありように疑問を感じてしまって…。
いかに強大な国家に対しても屈服せず民族の誇りを守る、というテーマの元に描かれているのですが、高麗の誇りって言っても、支配者の論理だよな、などと…。
庶民にとっては、モンゴルに国土を焼き払われても島に渡って抵抗している支配者なんて、いらないって思うんじゃないかしらね。

それまでハラハラし通しの展開だっただけに、少し残念に思いました。

また、ラストの収め方も史実とは違うようですね。
最期のあたりはキム・ジュンの後の最高権力者の姿に近い感じ?
まあ、ドラマとしてはそのように描いた方が収まりがいいからだと思うんですが、そういう大きな変更を加えながらも、いまいち盛り上がりきらないラストだったように思います。

とはいうものの、全体としては面白いドラマでしたし、お勧めです♪
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Commented by ソルト at 2013-12-08 11:22 x
初めてコメント致します、確かに武神は前半と中盤の方が面白いですね、私が一番好きな所はチェウが刺客に襲われた時にキムジュンが助けにいく所ですね、音楽も良くて鳥肌が立ちました、チェウが死んだ後は面白さが半減したように感じました。
Commented by kirikoro at 2013-12-08 17:03
ソルトさん、初めまして!

ソルトさんもやはり終盤は面白さ半減でしたか!

チェ・ウが刺客に襲われた時に駆けつけるシーンは圧巻でしたね。

>音楽も良くて鳥肌が立ちました

同感です。
このドラマ、盛り上げ方が凄くうまいドラマですよね。
Commented by ローキック at 2013-12-11 14:55 x
私は今BSで観ていますが、こちらのご感想に頷くばかりです!キム・ジュヒョクさん目当てで楽しみにしてたのですが、このジュン役が素敵で、尚更ファンになりました♪
パク・サンミンさんも、私も、今回初めて惚れました~(笑)
キム・ジョンソンも、とても素敵で、ほんと、皆カッコいいですよね♪
ラストがイマイチのようですが、これからまだまだ楽しみに観て行けたらと思っています。
Commented by kirikoro at 2013-12-11 20:27
ローキックさん、こんにちは。
時代劇は現代劇とは違うカッコ良さを発揮する方が多いですね♪
でも、パク・サンミンさんは時代劇でもお会いしていたんですが…。

ラストは、いまいちと言えばイマイチなんですが、韓国ドラマでよくあるようながっかり、ではありません。
それまでに比べたら、多少落ちるかも、程度ですので、あまり心配せずにご覧になってください♪
Commented by 安野 at 2013-12-13 13:33 x
kirikoroさん、こんにちは。
私もこのドラマ、久々に雄々しげな正統派時代劇という期待で、かなり入れ込んで見てました!
とくにチェ・ウ演じるチョン・ボソクさんの演技とその存在感には目をみはるものがありましたよね。
キム・ジュヒョクさんはどうも地味な印象がぬぐえず、チェ・ウ亡き後、一人でドラマを引っ張っていくには多少無理があったようにも見受けられました。
それにしても、崔氏政権が王建を無力化しながらも国王そのものを廃して自分がとってかわることはしなかったということに、妙に考えさせるものがありました。それと同時にあの時代が仏教の隆盛期ということもあったのか前半部分の台詞にはハッとするものもあり、その点でも十分楽しめた作品でした。
Commented by kirikoro at 2013-12-13 15:13
安野さん、こんにちは。

チョン・ボソクさんはさすがの存在感でしたよね!
キム・ジュヒョクさんは、彼の地味な印象という事もあったでしょうが、わたしは、最後のあたりの演出の方が問題だったようにも思います。

崔氏政権のあり方について、私も日本の天皇と将軍の関係だとか、いろいろ考えながら見ていました。

前半部分のセリフ、そうでしたよね!
全体としては戦闘などの動的な部分が主となりながらも、こういう部分がその背後の部分を陰影深く映し出す作品だったと思います♪
Commented at 2014-08-22 17:01 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2014-08-23 07:48
鍵コメさん、こんにちは。

なかなか魅力的なキャストですよね♪

ヒロインはキム・ギュリさんかホン・アルムさんか、悩むところですが、
いずれにせよ、キム・ギュリさんの存在感はすごいです。

どうぞ、楽しんでご覧くださいね♪
Commented at 2014-09-02 15:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2014-09-02 23:37
鍵コメさん、こんにちは。

キム・ジュヒョクさん、「プラハの恋人」や「テロワール」と言った、日本では何度も放送されているドラマに出ていらっしゃるのですが、韓国での視聴率には恵まれていない感じですね。

それにしても、俳優さんたちの熱演、おっしゃるように良かったですよね。

ソンイの死では泣けず、ヤンベクの死では涙、というのはいっしょでした♪
自業自得ってかんじですよね。
Commented by とっこさん at 2015-08-26 20:12 x
『シンイ』をBS, ネット、BSと3度目を見終えたところで、たまたま、スタートしたばかりの『チョン・ドンジョン』を偶然、今日、見たところ、なんと、チェ・ヨンが白髪の老人でチョイっと登場したかと思うと、仕えていた陛下が暗殺されたと知って、守っていた(?)僻地(?)へと、配下のものを連れて引き上げて退場!(笑)

kirikoroさんが、『シンイ』のところで、「『武神』が、『シンイ』のあとの時代になるので興味をもって」とお書きなので、ここに来てみましたが、『チョン・ドンジョン』とは、また時代が違うようです。

それにしても、『チョン・ドンジョン』で暗殺されたのは、チェ・ヨンが仕えていた王ですよね?それが、この惨劇のあと、皇太后が登場するのです。あの王には、母親がいましたっけ。フィクションでしょうか。

それにしても、白髪の老人のチェ・ヨンにはがっくりでした(笑)。

イ・ミンホは、くだけたものの言い方で、屈託なく笑うと、年相応以下にも見えますが、基本的に大人っぽい人ですね。デビュー作では、たしか、中学生を演じていましたが、彼だけ、クラスメートに見えず、クラブのコーチみたいに見えなくもなかったです。主役ではなく、本当に、端役でしたけれど。
 
 三回目の『シンイ』も、ノーカットではないのでしょう。相変わらず、あちこち、急に音楽がプチッと切れましたが、見るたびに、重点的に見るところは変わっていくようで、今回は、結構、ラブラインに溶け込みました。

 『シンイ』の後番組は『Dr, Jin』です。嵌まれますかしら♪
評判の良さそうな『武神』も、機会があれば視聴したいですね。結構、歴史ものが好きなようにも思います。
Commented by kirikoro at 2015-08-28 11:48
とっこさん、こんにちは。

シンイが武神の後の時代、で、私は「武神」のあとに「シンイ」に再チャレンジしたんですよ♪
ですから、時代順に並べると「武神」→「シンイ」→「チョン・ドジョン」です。
分かりにくい書き方をしてしまっていたようで、すいません。

「チョン・ドジョン」、私は今回のBSのはまだ見ていないのですが、以前にちらっと見た時に、やはりおじいさんのチェ・ヨンに軽いショックを受けました汗)

そういえば、「シンイ」には恭慇王のお母さんは出てきませんでしたかね?
「シンドン」では元の姫君を迎えるために宮外に追い出された人として登場しいていました。「大風水」にも登場していましたが、彼女は恭慇王よりも長生きしています。

イ・ミンホ君のデビュー作といえば「秘密の校庭」ですね。
私は未見なんですが、中学生役なんですか!?
ある意味観たいかも!?

今回の「シンイ」はラブラインがしっくりきていらっしゃるんですね。
見るたびに違うところに注目して、それもまた楽しめるドラマは宝物ですね。

「ドクタージン」も嵌れるといいですね。
「武神」も機会があれば、是非!

Commented at 2016-05-17 12:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2016-05-19 20:51
05-17 12:15の鍵コメさん、こんにちは。

>主人公の役者さんたちがあまりぱっとしなかった。

そういうところはありますね~~
私はそれはそれで楽しめたのですが、そういう感想もあるだろうな、と思います♪
by kirikoro | 2013-12-08 08:03 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(14)