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by kirikoro
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チェ・スジョン、キム・ユソク主演の「大王の夢」見終わりました


大王の夢(대왕의 꿈)  ☆☆☆

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2012年~13年放送のKBSの大河ドラマ、全70話。
演出 シンチャンソク、キム·サンフィ
脚本 ユ·ドンユン、キム·ソンドク
出演者
チェ·スジョン (キム·チュンチュ役)、キム·ユソク(キム·ユシン役)、ホン·ウニ(善徳女王役)、イ·ヨンア(スンマン王妃役)

時は三国時代。朝鮮半島は高句麗・百済・新羅の三国に別れていた時代。
その三国の統一を夢見た新羅のキム・チュンチュ(武烈王)とそれを実現するのを助けた武将キム・ユシンの物語です。


主役は当然、キム・チュンチュだと思って見始めたのですが、最初からキム・ユシンの登場シーンの方が多いんですね。
その上、出生にまつわる葛藤や初恋の話もユシンのものが描かれます。
序盤では、チュンチュの年齢が幼いからかな?とも思っていたのですが、全体を見てもやはり、主役はどちらかといえばキム・ユシンの方でした。



このドラマでは撮影中にチェ・スジョンが重傷を負い、しばらくの放送中断の後、チェ・スジョン抜きで放送が続行された、などという事もあったのですが、それが気にならなかったのも、彼がメインではなかったからでしょうね。

でも、わたしはそれでよかったな、と思ってしまいます。
というのも、キム・チュンチュって、なんかあまり素敵な男ではないんですよね。
大人俳優に替わってすぐに、妻の妊娠中に酔っぱらって他の女をはらませ、結局最後には自分が父親だと明かしますが、どうも知らんぷりしたかったみたいだし。
そして、外交に力を発揮するあたりになってからは、もっと嫌いになりました。
高句麗に唐と手を組まないように説得をしておきながら、自ら唐と同盟を結ぶくだりなど、二枚舌外交なんて言葉が頭に浮かび、思いっきり腹立たしかったです。
まあ、外交で活躍する人物を描こうとすると、どうしてもそんな表現になってしまうのかもしれませんが…。

それに、チェ・スジョンさん、さすがに主人公の若い頃の姿は無理があったのでは…。
たしか数年前に、もう時代劇の主人公はやらない、みたいな話をなさっていたように思うんですが、けっきょく、この作品に出られたんですね。
出ない、と聞いた時には惜しいと思ったものですが、実際に出演されたものを見て、その言葉を思い出し、妙に納得してしまいましたよ。

怪我と言えば、善徳女王を演じていたパク・チュミも交通事故により負傷。結局彼女はホン・ウニと交替して下車、という事になりました。
パク・チュミの善徳が気に入っていただけに、これは思い返してみても、惜しいなあ…。
ホン・ウニも最初から彼女で見ていればそれはそれでよかったのですが、結局最後まで馴染めないままに退場となってしまいました。
その他にも事故多発のドラマでKBSにとっては「大王の悪夢」だったのかも・・・。

そんなことがあって、放送中に長い中断の入ったドラマなんですね。
そのため、実はわたし、放送中断前までは韓国での放送時にほぼリアルタイムで見ていたのですが、この中断のためにこのドラマから心が離れてしまい、ストップ。
BS放送時に再挑戦で完走しのでした。

時代的にはMBCで放送された「善徳女王」とかなり重なっています。
最近のKBS大河は視聴率的に苦戦しているのに対しMBCはそこそこ視聴率を取るドラマを作っており、この「善徳女王」もヒットしたドラマなんですね。
どうしても比べてみてしまうのですが、正直、はじめの頃はかなり「善徳女王」を思い出すところが多く、しかも私の感じでは悪い方に影響されてしまった、といった感じを受けてしまいました。
このドラマにはミシルは出てこないのですが、それに代わるような存在としてスンマン王妃という国を牛耳っている女性が登場するので、どうしても比べてしまうんです。
イ・ヨンアは彼女としては大変身で、違う役をこなせるところを見せることができたのでしょうが、やはり、比較対象がすぐに思い浮かぶだけに迫力不足の感は否めません。
同じ悪女役でも、全く違ったタイプであれば、それは面白いと思うんですが、真似して失敗した感じがしてしまったんですよ。
その上、設定されたキャラ自体、深みがないですよね。
衣装など、今までのKBSドラマからすると、だいぶん華やかで、凝った感じはあるのですが、それだけではねえ…。

映像面では、戦闘シーンのストップモーションによる表現がこのドラマの見せ方の工夫のしどころだと思うのですが、私が思うに、あんまりかっこよくない…。
KBSの現代ものはクールな映像美のものがたくさんあるのに、歴史ドラマはあまり美しいと感じたことがないなあ…。(未見ですが「剣と花」は美しいとの評判ですが)

でも、「善徳女王」の登場人物と本作の登場人物の描かれ方の差を見るのは面白かったです。
たとえば「善徳女王」で若くて、女性ファンの注目の的だったアルチョンがすっかりオジサン(というよりじいさん?)の姿で登場しているところでは、皆さん驚かれたことと思います。
(アルチョンの画像比較他は、以前に見ていた時の記事にあります。)

また、ストーリーの方も、他局の史劇に比べ史実重視で堅実な作風だと思っていたのですが、この作品ではエンターテイメント性を入れようと努力したのでは?といった感じがあります。
でも、中途半端なんですよね…。心地よく作り話の世界に酔うこともできませんでした。
結局、最高視聴率は14.0%(TNMSによる)だったのですが、終盤は一桁に落ち込んでしまいました。
時代劇は製作費が膨大ですからね、製作者側にとっては不本意な数字なのだろうと思います。
その後、ビダムの登場あたりからは、KBS大河らしい、重厚な描かれ方になってきて面白くなってきたのですが、ビダムが急激に力を持つようになったいきさつなど、ちょっと無理があるかなあ、などと不満もありました。

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私が一番面白かったのは、百済との戦いが本格してから滅亡までで、特にケベクとの黄山伐の戦いは圧巻でした。
このドラマのケベク、チェ・ジェソンが演じているんですが、かっこいいなあ、と見ていました。
こういう鎧をつける武将の役は、少しばかり恰幅のいい人の方が貫録があっていいな、と思います。
ところで、このチェ・ジェソンさん、実はキャスティング段階でユシン役が決まっていたものの、ひざの負傷で叶わず、その後ケベクで登場という事になったそうなんですね。
チェ・ジェソンのユシンも見たかった気がします♪

また、チェ・チェロも当初は義慈王にキャスティングされていたものの、他の作品との兼ね合いで1度下車し、ビダム役での登場となったそうなんですね。
義慈王って、かなり執念深くチュンチュを恨んでいた人物なので彼が演じていたら義慈王も、もう少し魅力的だったのでは?と思ってしまいます。

その後、百済の復興を狙う勢力の戦いや高句麗の滅亡、唐の影響からの脱却までが書かれるのですが、このあたりは駆け足で語られているせいかなあ、ちょっと印象が薄いんですね。
戦闘シーンも工夫がなく、村単位の喧嘩のような迫力だと思いました。
このドラマは当初80部で予定されたものの、前述のような理由により、放送中断がかなりあったんですね。
そのため70話になってしまったという経緯があります。
制作者側の説明ではかなり早くから台本を修正した、と説明しているんですが、発表は話がかなり進んでからなんで、私はこの説明を疑っています(汗)
だって、ラストあたり、まるであらすじみたいだったと思うんですよ!

また、史実に近いかどうか、というのは基本的にはどっちでもいい、と思っているんですが、日本の歴史と絡んでくると、そうも言っていられないかなあ…。
何と、乙巳の変で蘇我入鹿が殺害された現場にチュンチュがいた、という設定…。
確かに新羅からの使者もその場にいたはずのですが、もちろんチュンチュではなく、チュンチュが大和に来たのはその翌年の事らしいです。
それに、大和の風俗も、相当変…。
建物では窓に障子が貼られていて(時期的に早すぎ!)調度には浮世絵風の女性の絵が描かれていましたよ。

とはいうものの、日本史という狭い枠でしか考えたことのなかった白村江の戦いなどを当時の世界の中の出来事として見直す契機になった(ドラマとは離れてのことですが)という点ではありがたいドラマでした。

それから、最後に…。
1話の冒頭でチュンチュとユシンの武力衝突が描かれているんですね。
なかなか登場せず、終盤になるほど気になっていたのですが、引っ張るだけ引っ張っておいて、まさか、こんな場面だとは…。
まさかこれがタイトルの「大王の夢」の夢の中身じゃないですよね…。
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Commented by はうん at 2014-02-24 11:50 x
kirikoroさん、こんにちは。お久しぶりです、ちょこちょこ記事は読ませて頂いているのですが。

70話の長丁場、お疲れ様です。
この作品、どうも所々MBCの善徳女王を意識した作りになっていて、そこが残念だなぁと思いました。KBSなりの努力なんでしょうけど。いつ戻り、淡々と史実に基づいて進んでいくものを見たかったのにな、新羅のお話だし、残っている資料も多そうなのにと思いました。

僕は、チュンチュに関しては、こんなものだなと思いつつ、大王の夢をユシンが進める物語なんだなと勝手に納得してみていました。
KBSの史劇ドラマも、そろそろ世代交代ですかね~
Commented by kirikoro at 2014-02-24 21:39
はうんさん、こんにちは。
私も、ハウンさんのブログは読ませていただいているのですが、なかなかコメントを残せません。

やはりこのドラマ、善徳女王を変に意識してますよね~~
全く違う路線でやって来たものに、そんなものを継ぎ足しても駄目だと思うんですがねぇ。
私も、KBSドラマらしい、いぶし銀のようなドラマが見たいです。

>KBSの史劇ドラマも、そろそろ世代交代ですかね~

そうなるでしょうね。
わき役に回ったチェ・スジョンの姿なども見たいものです
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-08 18:37 x
いよいよ次回、5月12日に大王の夢が最終回です‼︎
Commented by kirikoro at 2014-05-09 06:53
いよいよラストですね。
また、ご覧になった感想など、教えてください。
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-12 19:50 x
新番組のお知らせ‥ファンタジー韓国時代劇 太王四神記の故キムジョハク監督の日本で唯一テレビ放送された最初で最後の正統史劇ドラマ‼︎新韓国時代劇 大望は5月12日(火)〜視聴開始スタート‼︎
by kirikoro | 2014-02-21 11:06 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(5)