2013年~2014年のtvNの木曜ドラマ、全16話。
演出 パク・チュンハ
脚本 イム・スミ
出演者
イ·スギョン (805号イ·スギョン役)、ユン·ドゥジュン(806号ク・デヨン役)、ユン・ソヒ(804号ユン・ジニ役)、シム・ヒョンタク(キム・ハクムン弁護士役)、イ・ドヨン(オ・ドヨン弁護士役)
最高視聴率は1.68%(ニールセンコリア)なので、ケーブルドラマではまずまずのヒットだと思います。
離婚して3年、一人暮らしをするスギョンとその周囲の人々の物語。
彼女のお隣の、やはりシングルの男女と、職場の人たちとの日常が中心に描かれます。
シングルの人たちの生活がリアルな感触で描かれているのですが、それだけではありません。
韓国では"먹방(モクパン=먹는 방송食べる放送)というジャンルになるらしいんですが、日本でいうところのグルメ番組に近いのかしら? 次々に美味しそうな食事と、それをおいしそうに食べる人たちの顔が登場します。
もっとも、食事の内容がほとんど大衆的なものですから、グルメと言ってしまえば違和感があるかなあ。
料理もおいしそうなんですが、それ以上に、それを食べる人たちの表情がいいんですよね。
本当においしそうで、見ているうちに、ご飯を食べるってことは幸せな事だ、と思えてきます。
ただ、この部分に関しては、感じ方は個人差があるかなあ。
食べる音なども、しっかり拾っていて、これがおいしそうに見せる演出の一つでもあるんですが、食べ物を噛む音や飲み込む音など、もしかしたら、そういう音を不快だと感じる人もいるかもしれませんね。
ヒロインを演じるのは「大韓民国弁護士」や「嫁全盛時代」のイ・スギョン。癒し系のこのドラマにぴったりのキャスティングだと思いました。
その隣室の男を演じるのはユン・ドゥジュン。BEASTのメンバーなんですね。アイドル臭が無くって、調べてみるまでアイドルグループの人だとは気付きませんでした。
普通の新人俳優さん、と思ってみていたのですが、新人としてはまずまずの出来だったと思います。
ヒロインのもう一人のお隣さんを演じるのはユン・ソヒ。「刀と花」でデビューした新人さんのようなんですが、次々と新作にキャスティングされていますね。
これからの活躍の期待される人だと思います。
そして、ヒロインの勤める弁護士事務所の所長を演じるのはシム・ヒョンタク。「いとしのソヨン」や「千回のキス」「ブレイン」に出演している人です。
この人、シリアスな役だと、あまり個性を感じないんですが、コミカルのところが加わると途端に生き生きするように思うんですね。
今回も基本コミカルな役どころなんですが、持ち味はコミカルなままに、最後になかなかいい男に見えてきて、このドラマで一番注目して見いていた人でした。
また、ペットが重要な登場人(犬?)物となっているのも目新しいところです。
韓国ドラマって、室内犬の扱いが下手だな、と思っていたんですが、このドラマでは芸のできる犬が出てきて、一人前の登場人物として扱われています。
この犬が可愛いんですよ。
拗ねると勝手にゲージに入ってみたりして、ヒロインに自己主張します。
この、室内犬とのやり取りなんかも、シングルの生活をよりリアルにしていると思います。
そして、シングル女性にとっての恐怖。
彼女たちの住むマンションのある町内では、若い女性を狙っての無差別連続殺人が起こっているんですね。
そもそも、ドラマの冒頭で、ヒロインの隣室の女性が孤独死したところが描かれていますから、余計に気になります。
犯人が身近にいるかもしれない、なんてヒロインが疑心暗鬼になるのも、一人暮らし女性らしい不安だと思います。
他にも、謎の宅配業者の男なども登場して、ちょっとホラーめいた部分も見え隠れするんですよ。
ハッピーな感じのドラマなんで、悪い事は起こらないだろう、と思うものの、ハラハラする展開にもなります。
そして、もちろんラブラインもありますよ。
序盤のあらすじは、こんな感じ。
33歳のイ・スギョンは弁護士事務所の室長。離婚後3年目の独り暮らし。ファンシルマンションの805号に住んでいます。
彼女、弁護士事務所でいろんな人を見てきて、ちょっと猜疑心が強くなってしまい、簡単には人を信じない性格です。
ペットのチェ・ゲバラ(小型室内犬で、彼女はパラ氏と呼んでいる)との同居生活をおおむねエンジョイしているのですが、食事の時だけは困ってしまいます。
ひとり分では食べたい物が食べられないことも多く、仕方なく、買って来たものを家で食べることがどうしても多くなってしまうのね。
彼女の隣室も若い女性が住んでいたのですが、ある日、部屋で窒息死していたところを発見され、他人事とは思えないスギョンです…。
隣室に住む人の孤独室から1年が経ち、空き家になっていた隣室の804号に若い女の子が引っ越してきます。
彼女はユン・ジニ。お金持ちの娘だったのですが、父親の事業が失敗、父親も刑務所に行くことになってしまったため、一人暮らしを始めることになって引っ越してきたのね。
彼女何事にも超ポジティブに受け取る性格で、スギョンと真反対に、人を疑うという事を知らないようです。
引っ越ししている最中の彼女に声をかけ、手伝っているのは806号のク・デヨン。
会ったばかりで、すぐに親しげにしている二人を見て、ちょっと危機感を抱くスギョンです。
ク・デヨンは一人暮らし9年目なのですが、何をしている人なのか?しばらくは謎です。
一方、引っ越しした当日に酔っぱらって帰って来て、スギョンの部屋と自分の部屋を間違たかと思うと、スギョンの部屋でリバースのジニ。
そして、テヨンともなぜかトラブルの発生し出すスギョンです…。
一方、スギョンの勤める法律事務所の所長キム・ハクムン。
彼、スギョンにいろいろと難癖をつけ、虐めているのですが、実は彼、学生時代、その頃は大学のマドンナだったスギョンに告白をして降られた過去があります。
白ムンはひどく傷ついたのに、事務所の面接に来たスギョンは、自分の子とは全く覚えていない様子だったのね。
スギョンに復讐してやる!と彼女を雇った経緯があります。
そして、スギョンたちの住む町内で発生する無差別連続殺人事件。
スギョンはそのうちの1軒を目撃したのですが、その犯人がどんどん、正体不明のデヨンではないか、と疑惑を抱き始めます。
一方、そのデヨンに好意を抱き始めるジニ…。
ラブコメの定番では、最初犬猿の仲だった男女がやがて恋愛に…という展開が多いのですが、このスギョンとデヨンは犬猿の仲のままに終わるのか?それとも恋愛関係に発展するのか?って感じですね。
制作陣はシーズン12まで作られている人気のリアルドキュメンタリードラマ(?)「ブッとび!ヨンエさん(生意気なヨンエさん)」シリーズの人たち。
ものすごく面白いってドラマではありませんでしたが、気楽に見て、そこそこ楽しめるドラマでした。
*シーズン2は →こちら
*シーズン3「美味しい初恋」は→こちら
年下くんとのカップルが増えたのは、流行というより、晩婚化が進んだせいかも。
日本でも、晩婚化が進み始めてから、年下くん願望が普通になり、選択肢の一つとして定着していった感じがありますから…。
ある程度の数の年下くん物はここ数年、毎年作られているように思います。
>1話で、806号室の彼がBEASTの曲で踊っていましたね。後でKstyleの記事を読んで、彼がメンバーの一員だと知り納得しました。
興味がなくて(汗)あっさりスルーしてしまいました。
食べる時の音、やはり気になられましたか。
私はもう一つ、目玉焼きを作る時に入ってしまった卵の殻が気になって気になって!
最近、他のドラマでも同様のシーンがあったんですが、日本だったら、ぜったいNGですよね♪
>他の効果音の使い方は絶妙だったと思います。
同感!
バラssiの芸も、あの効果音でより面白くなっていましたね。
私もまた、食べ物ドラマが見たいです♪
このドラマのシーズン化もいいかも!
BEASTのファンでいらしたんですね♪
応援している人たちが主演となると、没入度も違ってくるでしょうね~~。
ストーリーは私もも、地味といえば地味なんですが、何だか変わった感じで不思議な感触を楽しみました♪
唐辛子は苦手なのですが(キムチやビビンバやチャプチェ等は好きです)、ドラマで出てくる料理はどれも美味しそうに見えますね〜
食べっぷりも豪快で、さすが韓国って感じです。
今10話目で、スジョンがデヨンに惹かれていくようですが、私はシム・ヒョンタクさん演じるキム弁護士を応援しています^^;
この役柄のヒョンタクさん可愛くてステキです❣️やはり彼の願いは叶わないのかな〜…ラスト、どうなるのか心配な気持ちで楽しみに観ています^^;
声を出して笑えるドラマに出会えてよかったですね♪
俳優さんたちが美味しそうにご飯を食べるドラマは、見ていて元気が出ますね。
シム・ヒョンタクさんって、ちょっと残念な役を演じられることが多いように思うのですが、今回の役はいいですね!
途中まではまさか、ラブラインに再び割り込むことはないと思っていたんですが、分からなくなってきますよね。
ラスト、どうぞお楽しみになさってください!
見飽きた頃、食べ物にテーマを置きながら
それぞれのキャラクターがよく描かれて
明日のBSの最終回を前に このドラマ見てよかったと思いました。
このブログも見せていただいて
うんそうだそうだと頷きながら
楽しさ倍増
ありがとうございました。
私もキム弁護士 1番よかったと思います!!
続けて ゴハン行こうよ2が放送されますが
どうでしたか??
私も続けてみるつもりです
楽しいドラマでしたね。
おっしゃる通り、それぞれのキャラもよくかけていたと思いますし♪
ロータスさんもキム弁護士が一番でしたか!
キム弁護士派の方が多いようですね~
シーズン2は記事中にもリンクを追加しましたが、http://kirikoro.exblog.jp/21862925/に感想を書いています。
わたしは、正直に言うと、1の方が好きです♪
でもシリーズ2があって、相手役の女性もスジョンではないので、長年思い続けたキム弁護士の願いが叶うかも、とちょっと期待してしまいました^^;
シリーズ2も見始めてますが、やはりスジョンとは別れていて、今の所どうしてそうなったのか話には出てきてないので知りたいのですが…
まだ3話しか観ていませんが、シリーズ1の余韻に浸っているせいか1の方が好みのようです。
kirikoroさんの2のご感想も後で読ませて貰うのを楽しみにしています♪
>でもシリーズ2があって、相手役の女性もスジョンではないので、長年思い続けたキム弁護士の願いが叶うかも、とちょっと期待してしまいました^^;
そうですよね!
描かれていないけれど、別れちゃったという設定なんで、そういう想像もできますよね!
そう考えると、また楽しくなりますね♪
また、2の方の感想も、お聞かせくださいね。
私はBEASTの大ファンです。よって、このドラマの目的は、ただただドゥジュンでした。BEASTメンバーの中でドゥジュンの人気は、韓国では突出していて、「彼氏にしたいアイドル」にも2年連続で選ばれています。でも、歌ったり踊ったりしているときの彼はグループの中では目立たなくて、私には彼のよさが分からなかったんです。が、「ポンダンポンダン王様の恋」のドラマを見て、すっかりドゥジュンのファンになりました。かわいいです。それで「ポダン・・」を見終わった後、すぐにこのドラマにチャレンジしたのですが、第一話を見て、相手役がイ・スンギョということがどうしても受け入れられず・・しばらく放置してました。劇中、ドゥジュンも「ヌナ!」て呼んでますが、ヌナすぎるでしょう。相手役はもう少しかわいい子がよかったです。
ただ、気をとりなおして、暇な時にぼちぼち見始めると、女主人公に感情移入できたので、最後はイ・スンギョも、可愛いと思えるようになりました。まあ、ドゥジュンとお似合いとまではは思いませんけど(しつこい)
毎回出てくる、韓国のB級グルメメニューがどれもおいしそうで、食べ物を見るのは楽しかったですし、「オム弁護士はいいな」と私も思いました。彼の恋の成就を心の底から応援していました。コメディ担当のオム弁護士の部下の女弁護士。「ふぐに似た顔」の彼女もよかったです。彼女のせりふに毎回吹き出しました。
初回とカラオケの場面で、BEASTの曲をドゥジュンが歌ってくれるサービスもあったし、イ・サンウや、「ぶっとべ ヨンエさん」シリーズの出演者なども地味にカメオでたくさん出ていましたね。特に最終回、「応答せよ」のイ・イルファが釜山なまりで登場したり、「ヨンエさん」のキム・ヒョンスクとラ・ミランが課長と部下で登場したのは笑いました。今見ている「ドクターズ」はカメオが超豪華ですが、韓国ドラマのこの遊び心、見ていて楽しいです。
>BEASTメンバーの中でドゥジュンの人気は、韓国では突出していて、「彼氏にしたいアイドル」にも2年連続で選ばれています。
そうなんですか~~
好みなんでしょうか、私は彼の魅力がまだ、分かっていません(汗)
>「ふぐに似た顔」の彼女
強烈な存在感がありましたね。
でも、なんかかわいい人でした。
そうそう、このドラマもカメオが多いドラマでしたね♪
やっぱり、知った俳優さんがちょこっと出てくると、なんだか楽しいですよね♪