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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


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イ・ソジン主演の歴史ドラマ「階伯<ケベク>」見終わりました


階伯<ケベク>(계백)   ☆☆
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2011年のMBC月火ドラマ、全36話。
演出 キム・グンホン、イ·ソンジュン、チョン・デユン
脚本 チョン·ヒョンス
出演者
イ·ソジン(階伯役)、チョ·ジェヒョン(義慈王役)、オ·ヨンス(サテク妃役)、ソン·ジヒョ(恩古役)、チェ・ジョンファン(武王役)他

滅亡に向かう百済の最後の王義慈(ウィジャ)王と悲劇の武将階伯(ケベク)を描いたフュージョン史劇。

以前BSフジで吹替え版が放送され、最近また、BS日テレで字幕版で放送されましたが、私はGyaOでノーカット字幕版で視聴しました。
KBSの歴史ドラマだと1話が1時間内の物が多いのですが、これはMBC史劇、ノーカットだと各話1時間7分程度ありましたから、テレビ放送だと結構カットは多い目だと思います。

義慈王は「ソドンヨ」の武王と善花姫の息子にあたります。善徳女王の妹に当たる人ですね(実在すれば、ですが)。
善花が新羅の姫というのはフィクションだとも言われていますが、この時代の資料はほとんど残っておらず、全体的に見てもフィクションがほとんどと思った方がよさそうです。
その上、韓国に残っている資料は三国史記なのですが、歴史の勝者の新羅の資料に基づき高麗時代に書かれたものですから、脚色も多いと思われます、
ケベクにしても、朝鮮史全体の中でも有名な武将なのですが、歴史書に記載されているのは黄山伐での戦いのときに名前があるぐらいで、それ以外は何も残っていないようです。
ですが、朝鮮の歴史全体を見ても有名な人で、その悲劇的な死は韓国の人ならだれでも知っている、というレベルのことがらだと思いますので、今回はネタバレを気にせず、書いて行くことにします

時代的には、話の始まりは義慈王の父である武王の治世、まだケベクが母のお腹にいる時で、ウィジャはまだ幼い頃。
その後、百済の滅亡を決定づける黄山伐の戦いまでを扱っています。
百済の滅亡に至ることになった理由を、主にウィジャとケベク、そして彼らが愛したウンゴという一人の女性との関係から描いた作品という事が出来ると思います。



前半はこの3人が共通の敵に立ち向かう形で話が進みます。
はじめは父の因縁があり、ウィジャに恨みを抱いていたケベクなのですが、そのうちにお互いを信頼し義兄弟の契りを結ぶまでの関係になるんですね。
親の因縁だとか、主人公が敵国の奴隷となって育つ、だとか、時代劇に良くあるパターンを踏襲しながらも、まずまず面白かったんですが、後半、この3人に亀裂が入って行くんですよ。
それも、外的な問題からではなく、義慈王とウンゴの各々の抱える心の闇が百済を滅びの道へと突っ走らせた、という解釈です。

心理面に着目した進行は着眼点としては面白いと思うんですが、見ていてどうにも面白くない!(汗)
もうちょっとドラマティックに描けばそれはそれで面白くなったような気もするんですが、なんだかメリハリもなくってねぇ・・・。
作者にしてみれば、そここそが一番書きたかった部分だと思うのですが、私としてはあまり成功していなかった印象を受けました。

ぶっちゃけ、ネタバレになってしまいますが…。
義慈王はケベクとウンゴが愛し合っているのに横恋慕して、策を弄してウンゴを自分の妻にしてしまうのね。
その策というのが、ウンゴを陥れて彼女の一族郎党を滅亡させておいて、彼女の命を救うには自分の子を妊娠したことにしないと不可能だと言いくるめて、結婚にこぎつけるわけです。
もともと、母親に父王も信じるな、と遺言されるほど誰も信じられない環境で育ったウィジャで、その上ケベクへの嫉妬もどんどん膨らんでいた義慈王。
このことを契機に誰も信じられず疑心暗鬼になってしまい、誰の助言も聞き入れられない独善的な王になってしまうのね。
この裏切りだけでも視聴者には相当評判が悪かったんですが、義慈王が自分にしたことを知ったウンゴの変身もねえ…。
欲に取りつかれた人物になり、最終的には彼女が百済を滅ぼしたように描かれているのですが…。

これぐらいで百済は滅びないと思います!
また、改心して百済を救いに戻るのですが、こんな程度の情報では救えません!
いくら何でものストーリーだと思います。

そんな中、義慈王の裏切りを知ったケベクが知りながらも忠臣として戦うことになる理由にはとても関心がありました。
案の定、裏切りを知ったケベク、尊敬できない王にどう仕えるか、と迷いはじめ、とても期待したんですよ。
尊敬できない人のもとで働かなければならない、なんて状況は現代でも普通にあることで、その乗り切り方を知りたい
と思ったんです。
でも、王のためではなく、百済の人民のため、なんて、結局はきれいごとで逃げた感じですよね。
もうちょっと何かあってもよかったんじゃないの?と思いました。

演じている役者さんにしても、キャラがイマイチ踏み込み不足のせいか、なんだか生きていない感じがするんですよね。
特に、義慈王を演じたチョ・ジェヒョン!
彼は演技派として定評のある人なので、台本がそこそこ良ければ味のある義慈王を演じられたと思うんですが、全く彼の演技力を生かせられなかった作品と思います。
また、結局はこのドラマ、男女の三角関係が中心となって話が進行するんですが、イ・ソジンとソン・ジヒョの間に割り込むにはちょっとオジサンすぎませんかね?
実年齢ではイ・ソジンと6歳差なので、ドラマの設定とは齟齬はないのですが(むしろイ・ソジンとソン・ジヒョの10歳差の方が設定と大きく異なる)父親役の方が自然に感じられるチョ・ジェヒョンと、まだ恋愛ドラマの主人公も演じているイ・ソジンでは違和感を感じてしまうんですよね。

イ・ソジンにしてもソン・ジヒョも人気のある人なんですが、少し華やかさに欠ける面もあったように思います。
そのせいもあってか、恋愛メインの話なのに、一見、本格史劇の印象を与えるドラマでしたが、もっと割り切って、華やかな主人公たちを中心に据えてラブラインを強調してもよかったんではないかと思いました。

それからもう一つ、小顔は現代劇では強みですが、時代劇では鎧姿に負けてしまうように思うんですね。
ケベクはもっと鎧姿の映える俳優さんの方がよかったように思います。

製作費に100億かけた作品だそうですが、お金をかけたなあ、と思うシーンは黄山伐のシーンぐらいで、それも前とのつながりも悪く、せっかくお金をかけたシーンにしてはあらすじみたいで、無くてもよかったぐらいの感じだったんですよ。
お金の使い方も下手なドラマだったようですね。
こんな事なら、大セットを組む予算で、もっとビッグな俳優さんを使えばよかったんじゃないの?って感じでした。

最高視聴率は第9話の14.3%が最高(AGBニールセンによる)。
通常ならば伸びるはずの後半で伸びず、10パーセント前半の数字で終わったドラマでした。
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Commented at 2014-05-26 09:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ローキック at 2014-05-27 02:13 x
私はBS日テレで観ました^^
今、「イ・サン」も観ているのですが、サン役のソジンさんがいいな~と思いながら観ています。ドラマの内容は「ケべク」も「イ・サン」もイマイチだなと思いましたが、サンとソンウンの二人のシーンは好きで、楽しみにしています^^
ケべクとウンゴ、ウンゴとウィジャ、どちらも何か合わない感じがして、面白味が欠けました^^:
ソジンさんはドラマを観るまでは、興味も魅力も感じなかったのですが、ソンウンとの戯れのシーンのお顔や表情が良くて、好きな俳優さんになりました^^
あっ、そうそう、ソジンさんのお顔はでかいなと、私は思いますが^^;
Commented by kirikoro at 2014-05-27 07:09
鍵コメさん、こんにちは。

やっぱりミスキャストでしたよね~~
私も主人公のケベクが将軍に見えない、というのは同感で、ドラマとしては致命的だったように思います。
Commented by kirikoro at 2014-05-27 07:14
ローキックさん、こんにちは。

私も「イ・サン」のサンとソンウン、いい感じだなあ、と思って見ていました。
でも、この二人のラブラインがなかなか進展しなくてイライラも…。

>ソンウンとの戯れのシーンのお顔や表情が良くて

あのドラマではイ・ソジンのいいところが発揮されていましたよね。

顔、でかいですか!
私は華奢なイメージが強くて小さいと思い込んでいたのですが、今度しっかり見てみます!
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-29 01:18 x
私はこの作品は今はノーカット字幕版で再視聴中ですがケベクは史実によると若く死んだようなのでイソジンさんで十分なのでは?それよりもウィジャ王がミスキャストではないでしょうか?
Commented by kirikoro at 2014-05-29 07:05
ウィジャ王がミスキャストという事は異論はないですが、ケベクは年齢ではなく、体格がちょっと華奢過ぎてミスキャストかな?と思ったんですよ。
「大王の夢」でのチェ・ジェソンがとてもよかったので、これぐらいの体格の人がいいな、と思ってしまったんですよ。
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-29 14:52 x
それは大王の夢は主役かケベクではないのでより史実に近い俳優さんを起用したのではないでしょうか?韓国時代劇 ケベクの制作意図としてケベクがどのようにして生まれたのかは残念ながら史料は残されていないがケベクと言う百済最後の将軍はいたと書いてありますよ。
Commented by kirikoro at 2014-05-30 06:59
ケベクが実在の人物だ、という話は私も記事本文に書いていますが…。
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-30 11:02 x
そうですね。まぁじゃあ脚本家と演出家が今まではファンタジー時代劇を作ってきたコンビが初めて史実に基づいた時代劇を作ったので予想外に下手くそだったと思われたら如何ですか?
Commented by 韓国ドラマ時代劇ファン at 2014-05-30 16:29 x
まぁどうであれ、私はこれで楽しんでいますので私から見ればこの作品は是非ともノーカット版で見てもらいたい作品です。
Commented at 2014-05-31 03:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2014-05-31 06:26
韓国ドラマ時代劇ファンさん、
そうですね。好みはそれぞれですから~~
自分が面白いと思うドラマは、やはりノーカット版を勧めたくなりますね♪
Commented by kirikoro at 2014-05-31 06:31
鍵コメさん、こんにちは。
実は、わたしも、似た感じです。
私の場合は「恋人」だけは、って感じです。
もう少し、演技に幅が出るといいんですがねえ…。

Commented by chibimi at 2016-04-25 14:46 x
遅ればせながらチャンネル銀河で最近見始めました。
6話位まで夢中で見ていた(ムジンがかっこいいので)
のですが、青年期に入り周りに比べウイジャがおじさん過ぎて(王子様じゃないでしょ!)
急に萎えてしまいました。
王になってから違和感はなくなりましたが・・・。
同じこと思っている方は絶対多くいると思うのですが・・・。
Commented by kirikoro at 2016-04-27 08:57
chibimi さん。こんにちは。

>ウイジャがおじさん過ぎて

ですよね!
演じる年代の幅が広い時代劇では仕方がない部分なんですが、やっぱりショックですよね!

特に、ウィジャを演じるチョ·ジェヒョンさんは他のドラマでは主人公の父親役がほとんどですから、余計に感じます。

でも、そのうちに違和感を感じなくなくなられたようで、よかったです♪
by kirikoro | 2014-05-26 06:45 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(15)