なんじゃもんじゃ kirikoro.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

オム・テウン、イ・シヨンの「一理ある愛」視聴完了


一理ある愛(일리있는 사랑 )  ☆☆☆
d0060962_23254097.jpg


tvNの月火ドラマ、全20話
演出 ハン·ジスン
脚本 キム·ドウ
出演者
オム·テウン(チャン・ヒテ駅)、イ·シヨン(キム・イルリ駅)、イ·スヒョク(キム・ジュン役)、チェ·ヨジン(チャン・ヒス役)
d0060962_23262916.png

結婚7年目、ずっと自分だけを愛していた妻が、夫の事は変わらず愛しているが別の男の事もまた、好きだという…。
妻が恋に落ちたことにより始まるあれこれを主に夫の視線で描いたドラマ。

脚本は女性の今日的な問題を扱ったドラマが得意なキム・ドウ。「私の名前はキム・サムスン」「キツネちゃん、何をしてるの?」の作家ですね。
そして、演出は都会的でリリカルな映像が魅力のハン・ジスンで、雰囲気は彼の「恋愛時代」に通じるところがあります。




このドラマでは、現実とは違う空想もまた、現実の中に割り込むように描かれています。
具体的に言うと、男性主人公の妹のヒスは、現実には寝たきりで動けないのですが、空想の中で思いっきりヒロインと話したり、ダンスをしたりするシーンが出てくるんですね。
幻想的で美しいんですが、正直なところ、最初は、あまりにも唐突で、ちょっと馴染みにくかったのですが、だんだんとそのスタイルにも慣れましたし、ラスト近くでその映像がより生きるシーンがあって、こういうスタイルもまた、よかった、と思いました。

主演は演技力に定評のあるオム・テウンと人気女優の一人、イ・シヨン。
オム・テウンはいつものように安定感のある演技で、妻に浮気をされた男をリアルに演じています。

ヒロインの方はイ・シヨンにぴったりのキャラ。
高校生の制服姿からちょっと疲れたおばさんになった彼女、可愛さ、けなげな明るさ、そして内面の苦しさがほの見える部分まで、あますところなく見せてくれていたと思います。
彼女ならでは、って感じのキャラを作り上げていました。
彼女のキャラはこのドラマのキーポイントだと思うんですよ。
私は、彼女が好きだな、と思えてヒロインに共感できたのですが、彼女が苦手だったりすると、やはり共感できずに苦戦するかもしれませんね。

2人の間に割り込むことになる男を演じるのはイ・スヒョクです。
「根の深い木」や「サメ」に出演している人で、実はこのドラマを見るまで、私は存在感はあるけれど、演技力がまだ…と思っていた人だったんですね。
このドラマでの彼は、だいぶん演技力もつけて来た感じで、なかなかいいな、と思って見ていました。
欲を言えば、もう一皮むけるといいんですけれどね…。
序盤で出てくる、彼の"金づち壁ドン"シーンは必見かも!
d0060962_23275874.jpg


そしてドラマでは定番の脇役カップル
このドラマでは、ヒテの弟のギテと、イルリの妹のイリのラブラインがありました。
演じているのはパク・ジョンミンとハン・ウトゥム。
d0060962_0223338.png

タイトルに従い、愛の多様性を描こうとして登場させたカップルだと思うんですが、印象が薄いばかりか、むしろ邪魔な感じしかしなかったんですね。
役者さんにもう少し演技力があれば、違って見えたかもしれないな、と私は思いました。


一風変わった高校生だったイルリは臨時講師としてやって来たヒテに夢中。初恋です。
ヒテを守る、と言って彼の回りを離れず、彼もまた、イルリに惹かれていくのですが、彼が事故に遭いそうになった時に本当に彼を守ろうとして、イルリは事故に遭ってしまいます。
イルリのことが気になっていながらも、留学のために韓国を離れる期限が迫り、意識が戻らないままの彼女を置いて留学に行ってしまうヒテ…。
そのまま別れた二人でしたが、7年後に再会し、結婚した二人。
そしてまた7年…。
ヒテは水産研究所の研究員をし、イルリは塗装工となって働いています。
ヒテの両親とは別居ですが、ヒテの実家には寝たきりの妹ヒスがいます。
ヒテとイルリの新婚旅行中に倒れ、突然言葉も発せない状態になってしまったのね。
イルリは中心となってヒスの介護をし、家族は皆、イルリに頼っている状態。
その上ヒテ父は浮気性でヒテ母はストーカー気質。
彼らの仲裁役もひたすらイルリの役割です。

傍目からは大きな荷を背負っているように見えるイルリですが、愛するヒテの家族だから、といつも楽しそうで、ヒスを施設に預けようという提案も彼女が反対したのね。
そんなイルリが偶然出会ったのが家具職人のジュンです。
家族もなく、いつも一人の彼が気になり始めるイルリ。
ジュンの方もまた、イルリの状況を知り、そんな生活は奴隷だ、と…。

あっという間に惹かれあう二人でしたが、2人の関係はあっという間にヒテが知ることになってしまいます。
というのも、彼の携帯に差出人不明の相手から、二人の姿を写した写真が送られてくるのね。

初めは赦せない!と怒りばかりが噴き上がるヒテでしたが…。


不倫を扱ったドラマには、パートナーに問題があって不倫の関係に陥る場合と、問題が無いのに恋に落ちてしまうケースの二通りがあると思うのですが、このドラマは後者。
この場合、視聴者の共感を得にくいため、丁重にその背景が描かれています。
ヒロインのイルリは愛する夫の家族だから、と大変な日常を、苦労なんてしていないって感じの顔でこなしているのですが、心の奥では疲労がたまっている状況なのね。
そんな時に、心の隙間に、するっと入り込むように訪れた恋です。

私はとても説得力があると感じたのですが、韓国ではここが受け入れられず、導入部で視聴者を掴むことに失敗した感じで視聴率が伸び悩んだようです。
結局、最高視聴率は1.293%。ケーブルドラマとしては何とか合格点かな、ってところですが、役者陣の顔ぶれからすると、ちょっとさびしい数字だったかな?

韓国ドラマですから、男女の愛だの話ばかりではなく、家族愛についても描かれるのですが、ドラマの最初の頃は、妻の浮気を知った夫の心の変化が中心です。
問題が発生することにより、夫婦が改めて向き合い、今までは惰性のように暮らしていた二人がお互いのことをより深く知って行くことになるのね。
彼らの心の動きとともに、視聴者もまた、2人のことをより深く理解できるような展開になっていると思います。
(ただ、一つだけ、イルリがヒスの瞬きで返事をすることを発見して、彼女と意思疎通をしていたのですが、それを家族に教えないのはどうかなあ?と思ってしまいましたが。)

2人の心理、特に夫の側の心理はモノローグを多用して丁寧に描かれており、なかなか説得力があったのですが、まあ、ここまではよくあるドラマって感じだと思います。
でも、その後に湧き起こる問題により、ますます<家族>に中心が移るんですね。
ここで、ますます面白くなるか!?と思ったんですが、残念ながら、逆に失速してしまった感じを受けました。
具体的な事はネタバレになりますので、別ブログに書きますが、簡単に言うと、起承転結の起・承と転の序盤は期待が膨らむものだったものの、途中で失速、結がお粗末だったかな、という印象でした。

最後に出てくる、ヒテの「一理のない愛などはない」という言葉は感動的だったんですが…。


その他の結末の感想についてはネタバレになってしまいますので、きりころじっく3に書きますね。
ネタバレOKでしたら、そちらもお読みください♪

         →「一理ある愛」感想ネタバレ部分


web拍手 by FC2
[PR]
Commented by はうん at 2015-02-26 15:46 x
kirikoroさん、こんにちは。
このドラマですが、ヒテのぶつぶつと呟く心の声や、実際にはこうしたいのに、そんなふうにはできない、という描写がたびたび出てきて、男性目線には、そうだよなぁ、と思いながら見ていました。
ただ、ヒスは別として、イルリのサイドからの視点の描写が特に終盤のところで弱かったのかなぁと思い、彼女がヒテのところに戻る過程がちょっと納得しずらかったです。
もう一ひねりあっても良かったと思いますが、イ・シヨンさんは少し苦手だったのですが、今回のイルリは良かったです。
Commented by kirikoro at 2015-02-27 07:46
はうんさん、こんにちは。

ヒテの心理描写にはリアリティがありましたね。

>ただ、ヒスは別として、イルリのサイドからの視点の描写が特に終盤のところで弱かったのかなぁと思い、彼女がヒテのところに戻る過程がちょっと納得しずらかったです。

私もまったく同感です。
最後のあたりでバタバタと簡単にまとめてしまった感じなんですよね…。

イ・シヨンさん、苦手意識を克服されましたか!
次回のドラマも楽しみですね♪

P.S.
ブログの引っ越し、終えられたんですね。
また、ブックマークして読みに行きます♪
そおれにしてもエキサイトから引っ越しされて行く人、ほんとに多いですね~~

Commented at 2016-06-29 01:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2016-06-29 23:50
オレンジさん、こんにちは♪

思っていたのとは違う方向に進んでいくドラマでしたね。
私も、ラブラインが面白かったので…。

>しかし、あのジュンの切ない眼差しにはヤラレましたあ。

いいですよね~
お話がイマイチだと思っても、役者さんが素敵に見えたら、それだけでよかったな、と思えます♪

どうぞ最後まで楽しくご覧になれますように♪
Commented by TM at 2016-12-05 18:31 x
このドラマ、佳作だと思います!
イルリというヒロインの名前は、漢字にすると一理なんですね?
ドラマの題名は日本語にすると、どうなんですか?
(ハングル読めないのですけど。)一理の恋というのかな。
彼女の存在感良かったですよね。
切なさ、甘さ、危うさ、懸命さ。
私もこの女優さんは過去作品の印象で、苦手でしたけど、
なかなか好きになりました。
オムテウンは時代劇だとりりしいのになあ。でも中年の中途半端さがたまりませんでした?!
イスヒョクもあと少しで主役を張れるかなあ。個性的過ぎるけれども頑張ってほしいです。
ソレゾレ、ハッピーな終わり方ですが 何かしみじみしました。
我が家の来し方も考えさせられたお話でした^^
Commented by kirikoro at 2016-12-06 07:58
TM さん、こんにちは。

このドラマの原題はやはり「一理ある愛」になるんです。
もちろん、「一理」がヒロインの名前のイルリにかけられているのですが、そこまでは日本語タイトルでは出せませんからね~~

>彼女の存在感良かったですよね。
>切なさ、甘さ、危うさ、懸命さ。

おっしゃる通りだと思います。

>オムテウンは時代劇だとりりしいのになあ。でも中年の中途半端さがたまりませんでした?!

同感です!

イ・スヒョク、良くも悪くも個性の強い俳優さんですからね~~
上手く育てば年齢を重ねた時にすごい存在感のある役者さんになりそうなので、楽しみなんですが…。

>ソレゾレ、ハッピーな終わり方ですが 何かしみじみしました。
>我が家の来し方も考えさせられたお話でした^^

ほんとに、見ながら、自分の生きてきたあれこれ、これからのあれこれを考えさせられるドラマでしたね。
by kirikoro | 2015-02-13 23:35 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(6)