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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


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ペ・ヨンジュンの「太王四神記」見終りました


太王四神記(태왕사신기)  ☆☆☆
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2007年MBCの毎週水・木放送の史劇、全24話

演出 キム·ジョンハク、ユン·サンホ
脚本 ソン·ジナ、パク·ギョンス
最高視聴率35.7%(TNSによる)
出演者
ペ·ヨンジュン (タムドク役)、ムン·ソリ(キハ役)、イ·ジア(スジニ役)、ユン·テヨン(ヨン·ホゲ役)、ユ・スンホ(タムドク子役)、イ・フィリップ(チェロ役)

韓国でも日本でも話題になった人気作ですね。
高句麗の広開土大王の一代記を背景にしたファンタジー史劇です。

今頃ようやく、最後まで見終りました。
4度目の挑戦かなあ?
実は苦手な要素がいっぱいあり過ぎて、挫折を繰り返していました。



しょっぱなのCGだとか、長い子供時代に苦手俳優さんのペ・ヨンジュン…。
その上、長らく歴史ドラマは苦手だったんですが、歴史ドラマは克服どころか、むしろ好きになっていましたので、今回は問題なしでした。
でも、他の苦手要素は残ったままだったので、最初は苦戦していたんですよ。
ところが、子供時代が終わってから、あれ、案外面白くてイケる!と思い直し、いつの間にか、結構のめり込んで見ていたんです。
苦手だったはずのCGも、いつのまにか、これもいいな、などと思い始めていました。

例によって、預言を受けた子が誕生するところから始まるドラマだったので、いつもの、預言を受けた人間が立派な王になる話だろう、と思って見始めたんですが、そんな素直な話ではなかったですね。
天意に振り回される人間たちと天意を受けた者の選択の話でした。

素直に見るならば、主人公のタムドクに注目して見るべきなんだろうな、と思うのですが、私はタムドクには魅力を全く感じず…。
ペ・ヨンジュンが苦手なせいでしょうか。
このタムドクのキャラですが、2012年の「広開土太王」のタムドクと同じく、武力ではなく、対話や策により勝利する王として描かれていますね。
このドラマではそこが、ご都合主義に思えたり、策の面白さも無かったり、だったように思うんですよね。
そのため、タムドクのキャラ自体にも魅力を感じられなかったように思います。

それに対し、ホゲの存在がとても面白かったんです。
正直、ほぼ全編、私はホゲ目線でドラマを楽しんでいました♪
天意は主人公のタムドクに下されていたのですが、タムドクの親が彼の誕生日時を隠したため、同日近い時間に誕生したホゲが天意を受けたもの、と回りの人も本人も思い込んで育つんですね。
自分が偉大な王になると信じ込んでいた人物が、実はそうではなかったのだと知る運命はとても過酷だと思います。
彼の苦悩や絶望、わずかな望みにすがる彼の姿がとても心に染みました。
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もう一人、魅力を感じたのはチョロです。
彼もまた、運命に翻弄された人の哀しみがあるんですね。
その上、報われぬ片思いまで!
彼を演じるイ・フィリップって、あまり演技力はあるようには思えないんですが、独特の存在感で、いろんなドラマに彩りを添えている人。

そして、このドラマのもう一つの柱のラブラインです。
ラスト近くまで、キハはタムドクの初恋で、ヒロインはスジニだと思っていたのですが、最後に分からなくなってしまいました。
結局はキハとタムドクのラブストーリーだったの?とも思えるんですが、となると、スジニの存在感が一気に薄れてしまって…。
ラストあたりのスジニってどうでもいい人物になり下がってません?
なんか、中途半端なラブラインの展開だったような気がします。

そして、これだけ重要度の高い役となると、キハ役のムン・ソリのキャスティングがまた、これどうなの?って感じにも思えたんですよね。
ミスキャスト論難にも見舞われたムン・ソリなんですが、私も彼女のキャスティングには不満。
子役のパク・ウンビンちゃんから変わった時には、とても残念な気がしました。
強い女なのはいいけれど、なんだかオバサンに見えて(失礼!)、恋愛対象外って感じがどうしてもしてしまったんですよ。
もう少し可愛げのある女優さんがよかったかな?

スジニを演じたイ・ジアの方は儚げで可愛くって、子供のころから大酒呑みってキャラもよかったんですが、演技力の方が少し不足していたような気がしました。
彼女がもうちょっと上手かったら、終盤のスジニの苦悩などが伝わって来たかも知れないな、と思います。
でも、子役のシム・ウンギョンのイメージを上手く受け継いでいた気がします。

ところで、子役俳優さんたち、制作されてからだいぶん時間が経っていますので、みなさん、大人俳優や大人俳優に繋がるあたりの役を演じるお年頃。
現在の姿を思いながら見るのも楽しかったです。

タムドク子役のユ・スンホ君は「会いたい」や「ペク・ドンス」で大人俳優の注目株になった後、すでに軍隊に行って戻って来ていますね。
パク・ウンビンは「プロポーズ大作戦」でユ・スンホと大人カップル役を演じていましたし、シム・ウンギョンは「明日もカンタービレ(のだめのリメイク)」のヒロインを演じていました。
その他、チョロの子役のイ・ヒョヌは「ドラゴン桜」や「赤道の男」、ヒョンゴ子役のオ・スンユンは「火の女神ジョンイ」や「おバカちゃん注意報」に出ていますね。

また、助演陣も魅力的な人たちが登場して、彩りを添えていました。
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ちょっとユーモラスな小母さん役でおなじみのキム・ミギョン(最近では「ヒーラー」「相続者たち」に出演)やそこはかとなくユーモアを感じさせながらも強い男って感じのパク・ソンウン(「栄光のジェイン」や「製パン王キム・タック」)、思いっきりユーモラスなウ・ヒョン(「三銃士」「アンニョン!コ・ボンシルさん」)など、次々登場していましたね。
イ・ヒドなんて、ほんのチョイ役でした。
そうそう、このドラマで恋人役を演じたパク・ソンウンとシン・ウンジョンはそれが縁となって、本当に結婚されたとか。

と、味方側は魅力的だったんですが、悪役側はちょっと、私は不満でした。
ファンタジー史劇でよくあるパターンだと思うんですが、ボスキャラはファンタジー的な描写が過ぎて、滑稽な感じに見えるし(演技派のチェ・ミンスが演じているのにね!)、
例によって銀髪のふわふわとしたキャラが登場してくるんですよね。
(私はこのドラマ、かなり時間が経ってから見ていますので、もしかしたら、このドラマがこういうキャラの原型になっている可能性も考えられますが…)
こういうのは私、ほんと苦手なんですよ。

それでも、話の展開はかなり楽しみに見ていて、最終話の4分の3ぐらいのところまでは、いい具合に見せ場を最終回に持って来たなあ、と感心しかけていたんですが…。
最後の大長老の絡むシーンがやっぱりお子様だましっぽくて相当つらかったところに、ラストが正直、あれあれ?でした。

分かりにくい表現ですが、ファンタジーとしての結末をつけ、その上で史実としてのその後をテロップで流したってことなんでしょうかね。
でも、そう思うまでに時間がかかって、しばらく頭の中がクエスチョンマークだらけでした。

それに、ファンタジー部分の結末にしても、中途半端で分かりにくかった上に、このラストは私は納得できません!
ここからはネタバレになるので白文字で書きますが、(ネタバレOKでしたら、反転させてお読みください)
タムドクが光の中へと入って行くのは死の暗示ですよね。
タムドクが天の神が納める国を拒否して、時間がかかることになっても、人間が納める国を選択したという事は理解できますし、
その選択はいいんです。

でも、天弓を破壊すればチュシン王も神器も神器宿る守護神も神器の主も死ぬと言っていましたから、タムドクだけではなく、チョロやチュムチたちも死んじゃうんですよね。
神器が破壊された時に彼らが胸に痛みを感じているところでそのシーンは終わったんですが、彼らも死んじゃったという事ですよね。

これが唐突で、受け入れがたくて…。
死ぬ設定にせずに、天の神の与えた運命から解放され、自由になる設定でよかったのではないでしょうか?
特にチュムチ、子供が生まれる寸前なのに、勝手に巻き添えにされるだなんて、ちょっとひどいと思うんですよ。
彼らに一言の相談もなしに、この結末はあんまりだと思います。

それに、胸を押さえるシーンで終わるのも、なんだか中途半端。
死んだの? とすっきりしない感じが残ってしまうんですよね。

ともかく、最後はかなりモヤモヤが残ってしまって、残念!

こんな感じで、わたしとしては、面白いところもあったけれど、ちょっと残念に思ったところもあり、で、プラスマイナス相殺し合っての星3つにいたしました。
タムドクを主人公にしたドラマには、他に2011~2年のKBS大河ドラマ「大広開土太王」がありますから、こちらも合わせてご覧になると、一層面白いと思います。
好みによるでしょうけれど、私は「大広開土太王」の方が面白かったです♪

ところで、ずっと話が進んでも苦手だったペ・ヨンジュンでしたが、髭の姿になって、大丈夫になりました。
というか、髭姿の彼は、結構かっこいいじゃないの、と思えたんですね。
でもたぶん、髭のない彼を見たら、やはり苦手意識は戻って来ると思うんですけれど♪

蛇足ですが、このドラマは百済のクァンミ城が山東半島にあったことになっていたりして、いわゆる大陸史観で描かれたドラマですね。

*大陸史観とは――大陸史観(たいりくしかん、대륙사관)は、民族史観を拡張したもので、朝鮮史の舞台を朝鮮半島の中だけでなく中国大陸にまで広げる歴史観である。古朝鮮・高句麗・渤海が満州を拠点としていたことを強調するだけでなく、新羅や百済も中国大陸を領有していた、古代においては中国に対して朝鮮が優越していたという説を主張する。歴史学界では相手にされてはいないが、在野の個人研究家や一般の支持は強い。(wikiより引用)

そのために、中国では放送禁止だとか。
「近肖古王」も似たような内容なのに、こちらは大丈夫のようなのになぜ?と思ったのですが、やはりペ・ヨンジュン人気のためでしょうか?
それ以外にも、物語の一部が問題になっているというより、チュシン自体が大陸史観そのものって概念のようだし、
タイトルに使われている文字カリムトもまた、偽書(というよりトンデモ本?)と言われている「桓檀古記」に登場する架空の文字のようですからね。
ここのところ、調べてたら、ほんとに嫌になってしまいました。
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Commented at 2015-04-15 07:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2015-04-15 08:24
04-15 07:24の鍵コメさん、こんにちは。

ようやく最後までたどり着きました~~(笑)
やっぱり、スジニがヒロインじゃないなんて、残念でしたよね!

イ・ジアの演技についてぶちぶち書きましたが、どうも私はイ・ジアがヒロインのドラマがあまり楽しめないんですね。苦手なのかもしれません。

それはともかく

>私的には、前世で恋に落ちた桓雄とセオが、結ばれて欲しかったです!

ここは、完全に同感です!
そうなるものと思い込んでいただけに、すごく残念に思ってしまいました。

OSTもヘビロテされていましたか!
聴くたびに物語が蘇るような音楽でしたね♪
Commented by chibimi at 2016-05-17 19:13 x
私は反対にイ・ジアの方が好きです。
どちらかというと、容姿が・・・。
もう一人のヒロインはアップにするとおばちゃんくさくて・・くびまわりがなんとなく・・演技は凄まじいものがありましたが・・さすがベテランで・・。
これも昔なんとなく保存版にしてしまいました。
ところで、子役の女の子たちの容姿だけをとってみると、イメージ的には反対なのですが・・・ケべクのウンゴの少女時代の子の方がイ・ジアのイメージあると思いませんか?
どうでしょうか?
Commented by kirikoro at 2016-05-19 21:28
chibimi さん

私も、どちらを選ぶかといえば、イ・ジアの方で、本文の方にも書きましたけれど、案外年齢が上でも平気な私でも、ムン・ソリはラブストーリーの主人公には無理だろう、と思っちゃいました。

子役と大人俳優、顔やイメージ的に近いのはおっしゃる通りだと思います。
でも、キャラ的にはやっぱり、この子役さんでよかったかな、と私は思うんですよ。
好みによるところも大きいですけれどね~~
Commented by chibimi at 2016-05-24 17:21 x
このドラマ、音響はとても良かったと思うのですが、ぺ・ヨンジュンの武芸技がカメラワークでごまかされていたような気がするんです。
ファンタジーだからとはいえ、歴史ものなのだからCGでなく、チェ・ミンスさんの剣技をもっと見たかったと思います。。
昔のドラマですが、「白夜」ってご存知ですか?
チェ・ミンスさんの銃構えがもの凄くかっこよく見せ場も多くて、反対にイ・ビョンホンさんはまるでオモチャのピストル握っているような構えでちょっと笑っちゃいましたが・・??
ごめんなさい。また脱線して・・・。
このドラマ、最初じっくり進めていったにしては後半ナレーションだけで済ませてしまうところが多くてちょっとがっかり・・というのが本音でした。


Commented by kirikoro at 2016-05-28 08:57
〉chibimiさん

〉ぺ・ヨンジュンの武芸技がカメラワークでごまかされていたような気がするんです。

これは、私も思いました!
ごまかしきれてない部分がなんとも…。

〉チェ・ミンスさんの剣技をもっと見たかったと思います。。

この人がドラマを締めていましたよね。
私ももっと見たかったです。

〉このドラマ、最初じっくり進めていったにしては後半ナレーションだけで済ませてしまうところが多くてちょっとがっかり・・というのが本音でした。

それはありましたよね。
前半部で凝りすぎて、後半撮影がぎりぎりになったって感じじゃなかったのかな?
そういえば、このドラマの編集が間に合わなくって、その前に放送していたニュースの時間を延長した、なんて話題もありました。
Commented by chibimi at 2016-05-28 13:15 x
そんなことがあったんですか~。。。。
このドラマって、もっとチェミンスさんの剣技が多かったら主役奪われていましたよね~。。。
「剣と花」?でしたか・・チェミンスさんのヨンゲソムンは眼光鋭くてかっこよく、主人公の俳優さん(私あまり女優・俳優さんたちの名前覚えられなくて・・)もそのイメージを
引き継ぐような役者さんなのでとても良かった。。。
Commented by kirikoro at 2016-05-30 07:51
chibimiさん

「剣と花」世間の評判はイマイチだと思うんですが、私は大好きなドラマでした。
役者さんの表情がよかったですね。
by kirikoro | 2015-04-09 09:07 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(8)