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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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イム·ジュファン、カン·ソラ主演の「おバカちゃん注意報」感想


おバカちゃん注意報~ありったけの愛~(못난이주의보)  ☆☆☆☆
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2013年のSBSの日日ドラマ、全91話(オリジナルは約30分×133話)
演出 シンユンソプ(「屋根部屋の皇太子」)、ミン・ヨンホン
脚本 チョン·ジウ(「家門の栄光」「グロリア」)
出演者
イム·ジュファン (コン・ジュンス役)、カン·ソラ(ナ・ドヒ役)、チェ・テジュン(コン・ヒョンソク役)、カン・ビョル(コン・ジンジュ)、ソリョン(コン・ナリ役)、シン・ソユル(シン・ジュヨン)、ヒョヌ(カン・チョルス)、キム・ヨンフン(イ・ハンソ)

最高視聴率は 12.4%(AGBニールセンによる)

私が日日ドラマ(平日夜に毎日放送される帯ドラマ)に求めているのは、爽やかで、毎日見ていても飽きが来ない、適度に起伏のあるストーリーなんですが、これが満たされることって、かなり少ないんですね。
いつの間にかドロドロストーリーになってしまったり、単調で飽きが来たり…。
そんなわけで、最近では視聴には慎重になって、先にご覧になった方々の評判を調べてから見ることにしているんです。
その点、この作品はかなり評判もよく、実際に私が見ても、やはり期待を裏切らないドラマで、嵌ることは無いものの、毎日楽しく見続けられたドラマでした。

恋愛と家族愛の話なんですが、このドラマでの家族愛は主に兄弟愛で、若手俳優たちの出演分量の多い作品でもあるので、普段は日日ドラマを見ない若い層の視聴者の取り込みにも成功したのではないでしょうか。




ただ、私はこのドラマのヒョヌはちょっと残念な気が…。
今まで見たドラマでは、彼なりの魅力があったと思うのですが、このドラマでは普通の俳優さんって感じに見えてしまったんですよね。
今回のドラマでは私、最初はユチョンの弟のパク・ユファンかと思ってしまいました(汗)


このドラマの中心になるのは父母の再婚によって兄弟になった3人と、新たに生まれた妹の4人
父母が早くに亡くなり、一番年長の、父親の連れ子であるジュンスが学校にも行かず弟妹を育てます。
でも、成人して間もなく、弟ヒョンソクが喧嘩をし、その相手が亡くなってしまうのですが、ヒョンソクを庇い、殺人者として刑に服するジュンス。
(殺人罪で服役するのですが、実は偶然の事故による死です)
ヒョンソクはすぐにその場を立ち去ったため、自分が相手を死に至らしめてしまった事さえ気づいていません。

そのジュンスが刑期を終え、出所してきたところから物語は本格的に始動します。
初めは前科者のヒョンスを邪魔者扱いする弟妹達ですが、ジュンスの深い愛情で少しずつその距離を縮め、絆を強めていく中、そのきょうだいたちの恋愛が描かれます。

中心となるラブストーリーはジュンスと、大企業の後継者として育てられているドヒのもの。
ヒョンスに殺人の前科がある(ジュンスは身代わりになったことを自分の胸の内だけにとどめており、ドヒにも明かしません)ことを知った上での恋愛ですから、この二人の心は強固なんですね。
心がほとんどゆれないため、一般的な恋愛ものの楽しみはほとんどありませんが、未来を切り開くために全力を尽くす彼らの姿は見ていて清々しいです。
(ただし、事実を知ったドヒが逆に、ジュンスが自分にも秘密にしていたことで心を閉ざし、ジュンスを拒絶するんですね。
この部分は、理屈は分かるけど…こんなところでイライラさせられたくないなあ、と少し不満でした)

この主人公カップルが一直線って感じなのに対し、一般的な心の揺れや苦しみを見せるのは弟ヒョンソクと、ドヒの従妹であるジュヨンの恋愛です。
母親の言うとおりに生きてきたジュヨンは最初は政略結婚する前の思い出づくりのつもりでヒョンソクに近づくのね。
ヒョンソクはヒョンソクで、兄の事件後心を閉ざして、冷たい性格になっちゃっていますから、最初から前途多難です。
しかも、人を殺しているのは実はヒョンソク。
本人は自分が殺したとは思ってはいませんが、自分のせいでジュンスが人を殺すことになった、と内心かなりの罪悪感を抱えて生きている人物でなかなかジェヨンを受け入れられません。
その上、ドラマの中では明らかにならない秘密はありませんから、ヒョンソクがそのことを知ることになると最初から予想できるんですよね。
主人公カップルの恋は成就するに違いない、と確信が持てるのですが、このカップルにはハラハラさせられることになります。
このあたり、主人公カップルにはない部分を補っていて、上手い構成だったなあ、と思います。

そして、各カップルにはほとんどライバルがいない(ドヒを巡ってジュンスとヒョンソクはライバルになりそうだったものの、すぐに解消)のですが、一人だけ、鬱陶しい存在がいます。
ドヒに片思い(といえるかは非常に疑問な感情ですが、本人はそう思っている)しているハンソです。
彼は最初はジュンスを貶めることに全力を注ぎ、そののちにはドヒの会社を乗っ取ろうと仕事の上で対立するする人物。
はじめは、よくあるお邪魔キャラ、と思っていたのですが、このドラマの中の彼の立ち位置は、かなりユニークでしたね。
お邪魔キャラでも見るからにコミカルに描かれている人物の場合、邪魔がちっともうまくいかない、というパターンはよくあるんですが、彼のキャラは普通のお邪魔キャラ。
それに、ハンソは彼の父親に認められたいために道を誤って行くのですが、よくある韓国ドラマのように、彼の父親が前に出てきて悪事を働く、という展開にもなりません。
ですから、ハンソのバックに(彼の心の中には父親というバックがあるものの)より強い悪役がいるって訳ではないんです。

普通のライバルキャラの場合、前半では主人公たちをどんどん苦しめ、優位に立ち、後半になって主人公たちが巻き返す、という構図になることが多いと思うんですが、このドラマでは最初から、一つとして成功しません。ことごとく彼の試みは失敗するんですね。
途中でそれに気が付いてから、彼がどこで失敗するのか、それもまた、心待ちにして見ていたような気がするなあ。
こういう展開だったからこそ、普通のドラマだったら堪えられない彼のキャラですら、見続ける妨げにはならなかったのかもしれません。
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こんな感じで、ストーリー自体はジュンスとそのきょうだいたちの恋愛とドヒとジュンス仕事を軸に展開するのですが、このドラマのテーマはどうも兄弟愛を中心とした家族愛なんですね。
最初はジュンスを受け入れない弟妹達ですが、やがてジュンスのまごころが通じて纏まって行くにつれ、各々の恋愛や仕事上での危機には手を差し伸べ、兄妹っていいなあ、と思えるようになります。
最後まで見終ってみると、感動的なシーンってみんな、そういった、家族っていいなあ、と思えるところばかり。
また、兄妹ばかりではなく、彼らの恋愛相手の家族もまた、家族の一員になって行くんですね。
もちろん、韓国ドラマらしく、最初はきょうだいの恋愛相手の親は彼らの恋愛に反対することになるのですが、彼らが反対する親の気持ちが分かる上、彼らの言動にイライラさせられる前にみんな、彼らを受け入れるようになるところも、このドラマの好きなところでした。
イライラ系のドラマをお好きな人もたくさんいらっしゃると思うのですが、私はそういうのは苦手なんです…。

私としては最後まで爽やかな気分を保ち続けたこのドラマはいつの間にか、日々の楽しみの一つになっていたように思います。


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Commented by ゆずか at 2015-05-11 09:08 x
kirikoroさん、こんにちは。
私もBSで全91話見終わりました。途中倍速にしたりしましたが、結局1話も飛ばさず見ました。
面白かったですがさすがに91話は長かったですね。まあ長いドラマは多少の中だるみは仕方ないのかもしれませんね。
途中ちょっと退屈してしまいましたので、もう少し短くてもよかったかな~と思いました。

kirikoroさんのおっしゃるように、ジュンスとドヒの気持ちは揺るがないものだったので、ちょっとドキドキ感にはかけたかもしれませんね。
最後の方のラブラブシーンはもういいよ~って気持ちもちょっとしました(笑)
ヒョンソクとジュヨンもお互い好きなんだから早くくっついちゃえ~ってちょっとイライラしました。
特に最初の方のジュヨンはなかばストーカーみたいでちっとも可愛いとは思えませんでした。

と書いていると不満ばかりのようですが、全体的には家族愛を感じるよいドラマでした。
最終回のナリの新人賞受賞のシーンとても良いシーンだったのにばっさりカットで残念でした。
ヒョヌですが・・・
>今回のドラマでは私、最初はユチョンの弟のパク・ユファンかと思ってしまいました(汗)
私と全く同じことをkirikoroさんが思ってらっしゃってたんで思わず笑ってしまいました。

私は今「君の声が聞こえる」BSで見ていますが、評判通り面白いですね。
続きが楽しみです。

Commented by kirikoro at 2015-05-12 08:35
ゆずかさん、こんにちは

ゆずかさんも、最後までまあまあ楽しみながらご覧になったんですね。

>途中ちょっと退屈してしまいましたので、もう少し短くてもよかったかな~と思いました。

韓国でこの時間を放送している時間帯って平日夕食後のまだ、バタバタしている時なんですね。
視聴者はドラマに集中して見られる時間帯ではないので、一生懸命見ると、ちょっと退屈になるのかもしれません。
私はこの手のドラマはご飯を食べながら、とか、ちょっとした手仕事をしながら、とか、何かをしながら見ることが多いです。

>最後の方のラブラブシーンはもういいよ~って気持ちもちょっとしました(笑)

お約束とはいえ、確かにそれはありましたね~~

>特に最初の方のジュヨンはなかばストーカーみたいでちっとも可愛いとは思えませんでした。

わたしは彼女、最初から割に好きだったんですが、なかば、というよりほとんどストーカーでしたよね。
ドラマだから成立するけれど、実際にこんな行動をとって来る異性がいたら、ちょっとつらいだろうなあ、と思います(汗)

>最終回のナリの新人賞受賞のシーンとても良いシーンだったのにばっさりカットで残念でした。

えーっ! そんな場面があったんですか!
それは残念。ぜひ見たかったです。

ヒョヌはゆずかさんも同じように思っていらっしゃったんですね。
やっぱりね~~

「君の声が聞こえる」
こちらはもう、テレビから目を離せないタイプのドラマですね。
最後まで楽しくご覧になれるといいですね♪
by kirikoro | 2015-05-10 09:40 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(2)