2015年SBSの水木ドラマ、全20話
演出 プ·ソンチョル(「チャン・オクチョン」「相続者たち」、ナム・ゴン
脚本 チェ・ホチョル(「秘密」)
出演者
スエ (ピョン・ジスク/ソ・ウナ役)、チュ·ジフン(チェ・ミヌ役)、ヨン·ジョンフン(ミン・ソックン駅)、ユ·イニョン(チェ・ミヨン役)
最高視聴率は13.6%(AGBニールセン)
*このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方に参加していただけると、嬉しいです。
→「仮面」は面白かった?
これって、一言で言えばマクチャンと純愛の複合ドラマだと思う…。
タイトルと、別人に成りすまして財閥家に入り込む話、などという説明から思い描く話とは、かなりかけ離れた話になっていると思います。
ヨン・ジョンフンがとんでもない悪人を演じるのですが、これでもか!と無茶な設定で無茶をしでかします。
あり得ない!の連続で、まさにマクチャン!
冒頭のシーンからして、ヒロインのジスクはヨン・ジョンフン演じるソックンの魔の手から逃げようとして崖から車ごと落下。
"偶然"ワイヤー一本でぶら下がり、"偶然"ワイヤーが切れる直前にソックンの提案を受け入れて助かるのですが、ソックンにとって大事な道具となるはずのヒロインをこんな一か八かの賭けに使うなんて…と、怒ってしまったらしまったら負けです(何に?)
この脚本家の前作は重厚な心理劇だったのですが、そういうものを期待していたら、裏切られると思います。
前半は、ただただ、派手に暴れるソックンを楽しめばよいドラマなんだと思います。
序盤のストーリーをもう少しだけ詳しく説明すると、こんな感じです。
SJグループの会長の息子ミヌは、大統領候補の娘、ウナと政略結婚の話があり、本人たちも了承しています。
2人とも庶子で母親はすでに亡くなっているという境遇が同じで、父親の意向には逆らえない立場。
ウナは好きな人がいることをミヌに明かし、ミヌもそれを黙認するという事を約束した上での婚約です。
ところが、そのウナの好きな人というのが、どうやらミヌの姉の夫ソックンのようですね。
ミヌの姉(=ソックン妻)もまた、ウナがソックンの恋人だと知っている様子です。
ミヌの姉の方は正妻の子で、他の家族はミヌを会社の後継者の座から引き摺り下ろしたいと思っているようです。
そんなある日、ミヌの家に来ていたウナがプールで溺れ、回復が見込めない状態になってしまいます。
ミヌは精神的な問題を抱えているようで、自分が彼女を殺しかけた、と思っているようですが、ミヌの精神の病そのものが作られたものではないか?と疑わしい状況です。
さて、ウナとの結婚がどうしてもSJグループにとって必要だと考えるソックン。
彼は以前見掛けた、グループのデパートの販売員のジスクを脅し、むりやりウナの身代わりに仕立て上げ、ジスクがウナの代わりに財閥家の嫁になることになります。
しかも、ソックン目論見はそれだけではありません。
ソックンはジスクを自分の道具として使い、ミヌを後継者の座から引き摺り下ろそうと画策します。
そんな中、どんどんジスクに惹かれていくミヌ。
しかし、身分を偽っているため、それを受け入れるわけにはいかないジスクです。
さて、このドラマはソックンのしでかす無茶を楽しむべき、と書きましたが、彼を演じるヨン・ジョンフンの演技も魅力でした。
彼、温かみのある人物を演じることが多い人だと思うんですが、このドラマではサイコパスのような冷酷な犯罪者。
(サイコではなく、理由があっての悪塩だ、とは説明されているんですが、これは不要なような…)
人のよさそうな顔の人が異常人格を演じるとすごく気持ち悪くなることがあると思うんですが、(たとえば「スリーデイズ」のチェ・ウォニョン)このドラマの彼はまさしく、それ。
とっても不気味な表情で、次々に悪事を働きます。
ただ、このドラマの彼は妻とウナを彼らの愛情を利用して思いのままに操るキャラなんですが、それはちょっと無理っぽく見えてしまいました…。
こんな感じで、前半はソックンのしでかす悪事に注目して楽しめるのですが、ヒロインが反撃に転じると威力がなくなりますよね。
ところが、このドラマでは案外早くに反撃に転じるんです。
でも、うまい具合に、そのあたりからはラブストーリー的な要素が増えてきます。
中盤からの主人公たちの恋愛の深化も面白いのですが、悪との対決の面においても、ソックンの妻であるミヨンが前面に出てくるんです。
この彼女が悪人化するのもまた<愛>が理由。
そして、中盤にジスクが見つけた日記により明らかになる、ミヌの本来の婚約者ウナの愛…。
復讐物を期待して見ていると物足りないと思われるかもしれませんが、後半に中心となって来るラブストーリーが私は好きだったんですよ。
感情移入するとかはなかったんですが、主演二人の雰囲気がよかったのと、話の展開が面白くって。
また、中盤に至るまでにもう始まっているんですが、チュ・ジフン演じるミヌのツンデレぶりがなんか可愛かったんです。
そういえば「宮」の彼もツンデレでしたが、今回はパワーアップした、最強のツンデレぶりです。
私は今まで、チュ・ジフンはあまり、得意な方ではなかったんですが、このドラマでの彼はとても好きでした。
一方、はじめのうちはソックンにおびえるばかりのジスクも、やがてミヌのことを好きになっていくのですが、自分が身分を偽っているため、自分には資格がない、と一歩引いています。
でも、ソックンの魔の手からミヌを守ろうと決めてからの彼女は堂々とした姿を見せ始めます。
スエはウナとジスクの二役を演じるのですが、おびえていて、とてもウナには見えないジスク(それでも気づかないウナ両親)と、堂々とウナを演じるジスクの、まるで違う姿も演じ分けていて、魅力的でした。
また、スエとチュ・ジフンのカップルって、始まるまでは予想がつきそうで予想がつかない感じがあって、上手くイメージできないでいたんですが、実際に見てみると、なかなかいい感じで素敵なカップルに見えました。
ラストも、まあまあいい感じに収まっていて、私は楽しめました。
ジスクの反撃の方法もまた、面白かったんですが、ちょっとだけ気になってしまったことが…。
ジスクはミヌを守るため、ウナの財産をバンバン寄付するというのは仕方がないと思うんです。
でも、その財産をジスク自身の元同僚たちや家族のために結構使っていますが、これはちょっと、私はアカンやろうと思っちゃうんですが、どうでしょうか?
とても楽しく一気に観ました。
チュジフンさんのツンデレは良いですね~ぇ。
「魔王」「宮」も良かったし・・・・・以前から大好き!!
ヨン・ジョンフンさんの悪役は当たりでしたよね?
野王のスエさんは苦手でしたがこのドラマで苦手解消です。
演技力の好評に納得!!
ジスクの弟役のホヤさんも頑張ってましたね。
ラストで無理矢理ハッピーエンドなドラマが多いですが不自然さを感じなくて良かったです。
10月の新作紹介も楽しみです。
10月といえば、テレビ愛知は屋根部屋のプリンスとスリーデイズです。
どちらもユチョンだわ!
屋根部屋のプリンスは見るチャンスが有ったのですがユチョンが少々苦手で・・・
☆をチェックしたら5個なので録画して観ようかしら?と迷ってます。
チュ・ジフンのツンデレ、ヨン・ジョンフンの悪役ぶりは必見ですよね♪
スエさん、苦手克服、よかったですね!
ホヤくん!
記事では触れなかったんですが、注目の人でした。
これからが楽しみですね。
間もなく10月。
ほんとに1か月があっという間です。
新作紹介を楽しみにしていてくださって、ありがとうございます。
テレビ愛知の予定も教えてくださって、ありがとう!
そういえば、私もユチョンは昔、苦手だったんですよ。
「屋根部屋のプリンス」は私がユチョンへの苦手意識を克服した作品なんです!
話もすごく面白かったですし、こちらは大推薦!
「スリーデイズ」はまあまあ面白かったという感じかな。
よかったら、ご覧になってみてください♪
ダメだったら見るのを止めればいいだけですから、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
>このドラマは韓国で放映されているとき、
順調に動画に日本語字幕がついていたのですが、
途中でストップ!
字幕つけてた人が途中でギブアップされたんでしょうね。
でも、その後ついいたようで、よかったです。
f2動画は他の事件を契機に厳しくなったようですね。
まあ、違法なものでしょうから、無くなっても文句は言えませんよね。
>チュジフンはよかったですが、
ドラマとしては、「秘密」の方が断然
私はおもしろかったです。
それは、私も同感。
しかもこのドラマ、最初に思い描いたドラマとはかなり違った作品になっていましたからね。
ありえない展開は真面目に見ていたら、確かに引くと思います。
>でも、
チュジフンのツンデレが見たくて
半年かけて視聴完了しました。(笑)
話がダメでも、これだけで見る価値があるのではないか、と…。
>あり得ないドラマも、チュジフンの魅力とスエの演技力で
もったかな・・。
スエ、このドラマでは「きれいだな」と何度か思いました。
ほんと、俳優さんの魅力が引き立つドラマでしたね。
韓国ドラマの世界に、ようこそ♪
「仮面」面白いドラマでしたね。
>実は家族を崩壊させられた悲しい過去を持っていたりして。ラストは涙が止まりませんでした。
心に傷を持った人たちがみんなひどい人になるわけではないんですが、やっぱり、深い傷と悲しみを見せられると涙が出てきますよね…。