なんじゃもんじゃ kirikoro.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
画像一覧
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ソン・ユナ主演の「ママ~最後の贈り物~」見終りました


ママ~最後の贈り物~(마마)  ☆☆☆☆
d0060962_817397.jpg

2014年MBCの週末ドラマ、全24話(BS/地上波放送は32話版)
演出 キム・サンヒョプ(「トンイ」「7級公務員」)
脚本 ユ・ユンギョン(我が家の女たち」「みんなでチャチャチャ」
出演者
ソン・ユナ(ハン・スンヒ役)、チョン・ジュノ(ムン・テジュ役)、ムン・ジョンヒ(ソ・ジウン役)、ホン・ジョンヒョン(ク・ジソプ役)、ユン・チャンヒョン(ハン・グル役)

最高視聴率20.3%(AGBニールセンによる)

韓国で週末ドラマとして放送されたもので余命もの、との情報から、全く見ずにパスしていたドラマでしたが、単純なお涙頂戴のドラマではないらしく、評判も結構いいので見ることにしました。
週末ドラマで、と書いたのは、韓国の週末ドラマは平日夜の視聴者よりも少し年齢高めの女性をターゲットにしているらしく、旧態依然とした価値観のもとで話が展開するドラマが多いんですよ。
そして、嫁姑の葛藤などが前面に出てくることも多いんです。

でも、このドラマでは嫌な姑は出てきますが、分量は少ないですし、問題の解決もまた、過去の因習にとらわれない方法を模索していく感じで、とても好感が持てました。
余命ものでありながら、女同士の友情が中心になって描かれていること、また、残される息子の年齢が思春期の入り口に差し掛かった辺り、という事で、新たな人間関係を作り上げる部分で息子も主体的にそれに関わって行くところが、このドラマの独自性であり、魅力的な部分になっています。
子供の成長はもちろんなのですが、それ以外の人物がそれ以上に成長していく姿も見どころとなっています。

また、キャスティングもまた、絶妙だったと思います。
実力派の俳優さんがたくさん出ている、というだけではなく、まさに適材適所。
使い方も上手いんですね~。

オリジナルは24話なのですが、私は地元テレビで32話版を見ました。




ハン・スンヒはカナダで成功した民画作家。
天涯孤独の身の上で、シングルマザーの彼女は、余命6カ月の宣告を受け、たった一人残される息子グルの行く末を案じ、韓国へと戻って来ます。
グルの父親テジュは家族の反対でスンヒを捨て、家柄の良いジウンとの結婚を選んだのね。
別れた後に妊娠が発覚したため、テジュはグルの存在を知りません。

常識的な選択では、テジュに打ち明け、彼にグルを託すことだと思うのですが、子の育つ環境を考えるならばテジュの妻であるジウンが受け入れてくれることが大事だ、と聞いたスンヒはジウンに意図的に接近するという道を取ります。

テジュの方は金持ちの娘だったジウンと結婚したものの、ジウン父から引き継いだ会社がつぶれてしまい、しがないサラリーマンとなっています。
ようやく昇進できるかと思ったのもつかの間、後輩の女の子にその席をかっさらわれる始末。
その上、自分と組んだら出世できる、と自分と不倫関係を結ぶことを条件に出世を約束する後輩の上司女です。
それについつい乗ってしまっているテジュ。
ジウンの方は娘と夫が生きがいですべての専業主婦なのですが、娘の教育費に身分不相応な出費を重ね、サラ金に手を出さないといけないところまで追いつめられています。
借金返済のため、ヌードモデルまでやろうと決心するジウンなのですが、最後の最後で逃げ出してしまうジウン。
ちょうどそこにやって来ていたスンヒはジウンを助け、借金も全部返してやります。
ジウンと近づくことに成功したスンヒでしたが、間もなくスンヒを信頼し、友達になろうとするジウン。
スンヒの思い描いた計画は少しずつ狂い始めます。

一方、スンヒの息子のグルは思春期の入り口ってところの年齢で、反抗期。
スンヒは余命宣告を受ける前には何とか病気を治そうとしていたのですが、病気の事を隠し、入院もすべて、個展のためと嘘をついていたため、グルはスンヒが自分を捨てようとしている、と思っています。
しかも、スンヒのアトリエの元の主人で、スンヒとトラブルになりながらも、アトリエの2階に住み続けることになったジソプのことを母親の新しい恋人?と誤解しています。
こじれてしまった母息子関係もまた、修復して死にたいと願うスンヒなのですが…。

こんな感じで物語が始まります。

最初の頃のスンヒは自分一人の力で生きてきた人らしく、自分の意思だけですべてを決めようとする人。
彼女はまだ理解できるとしても、ジヨンのキャラはもう、勘弁してくれ、というレベルでした。
依存心が強く、ちょっとした虚栄心から返せないほどの借金を負っている女だなんて、私なら、子を託す相手としてこの時点でアウトにして、他をあたります!
今回借金を肩代わりしてやっても、また繰り返すよ!と思いながら見ていたのですが、スンヒは彼女の中にあるいちばん大切なものを見抜いていたのね~~
序盤で見るのを止めないでよかった、と思いました。
最終的には彼女が一番成長した人物でしたね。
演じているのはムン・ジョンヒ
「愛を信じます」や「千日の約束」に出ている人。
ヒロインの友人役にぴったりな人だな、と思いました。

主人公を演じるのはソン・ユナ
「オンエアー」や「ホテリアー」など、たくさんのドラマでお目にかかっていますが、気の強い女性を演じることが多い人のような気がします。
今まで、なんだかうるさい役が多くて少し苦手だったのですが、今回は落ち着いた演技で共感を持って見ていました。

主人公の息子の血縁上の父親、テジュを演じているのはチョン・ジュノ
「逆転の女王」や「ラストスキャンダル」の人ですね。
彼もまた、役にぴったりの人だと思いました。

そして、彼らの間に割り込んできて重要な役割を演じるジソプを演じているのがホン・ジョンヒョン
このドラマの彼は、ほんと良かったです!
ちょっと前に見た「親愛なる者へ」では、まったく包容力が感じられず、夫役は無理!と見えたのですが、その後、大きく成長したんですかね。
パク・ソルミよりも5歳年上のソン・ユナ相手に、包容力のあるところを見せてくれていたと思います。

そして、主人公の息子グルを演じているのがユン・チャンヒョン
子供の部分と大人の部分を合わせ持つ年齢の男の子の心理を自然に見せてくれていた感じがします。
ほんと、彼には泣かされました。

グルは1年遅れで学校に通っているらしく、ジウンの娘と学校で同じクラスになって友だちになっています。
思春期に差し掛かっていますし、もしかして、この二人の間に恋愛感情が生じてこじれる?と心配したんですが、グルが大人の対応をしていますね。
オッパと呼ばせて、すっと妹扱いに態度を変えたんですよ。
こういう部分にも、大人の部分と子供の部分の入り交じったグルの一面が現れていて、面白かったです。

ストーリーの方は予想された出来事と予想外の出来事が次々と起こり、先がまるで読めない展開になります。
お金が無い状況で子供を残すのも心配ですが、このドラマではお金を持っているばかりに湧き上がる問題もあって興味が尽きなかったです。

そして、ラスト。
いい人たちは報われ、悪事を働いた人たちはそれなりの罰を受け、というパターンは取りながらも、予想の斜め上を行く着地点で、現実には難しそうな結末を迎えるのですが、このラストの形がとても良かったと私は思いました。

ラストは成人したグルの姿で締めくくられるのですが、成人した彼を演じるのはパク・ソジュン
ちらっと出て来るだけなんですが、なんだか、彼が出て来ただけでグルがどのように育って来たかが予想できる感じのキャスティングで、これにも唸ってしまいました。
バイクのエピソードがほんとにいい形で行かされていたなあ、とも思います。

周辺人物の後日譚では、子供の母親たちの関係の変化にくすっとさせられました。
チョン・スヨンとチョン・スギョンもまた、この人たちがいたから、ドラマにふくらみが出ていたんだな、と思わせられ、ここにも拍手です。


web拍手 by FC2
[PR]
Commented by お気楽母 at 2017-07-09 21:43 x
途中つまりながらも、最後まで見ました。
中盤から、見入ってしまいました。
ソン・ユナさん、今回の演技はお見事でした。
声高々に騒ぎまくるという感じではなく、しっかりと残される子供ために最善の事を選択しようとしてる姿には泣かされました。
お金があるばかりそれを集る人々。
ジウンは、学歴社会の韓国においては典型的な母親でしょうね。
高学歴になりいい会社に勤めて、金持ちの男と結婚してくれればこれまでの苦労は報われると思っている。
こんな母親でも、スンヒは見抜いていたんですよね。
でも、いくら何でも「チング」だからと、あそこまでズケズケと入り込んでいけるものなのか?
そうそう、韓国の方って気になる事だとお構いなしに何でも覗くですよね。
いくら友達でも、あれはブライバシーの侵害ではと常々思ってしまいました。
血族を重要視するけど、一度はきつい事言って縁を切らせているのに平気で自分が引き取り育てる?直径の男子なんだから?・・・平気でよく言えますよね。
そんなに重要視するなら、お金に惹かれず生まれてくる子を優先すればいいモノを。
こう言う場面が一番嫌いです。
一番良かったのは、グル君。
この子の演技にはほんと泣かされました。
父親のいない思春期の男の子、母親としては一番気を遣う時期なのに末期がんが見つかり子供のためにあらゆる事をやるも効果が無く・・・。
残す道は、実の父親に息子の事を託す。
しかし、裕福に暮らしていると思われていたのにサラリーマンだし出る釘は叩けで出世は出来てないし、奥さんは子供の事でお金使いまくりでどうにもならなくなってるし・・・。
考えを切り替えるしかなかったんですよね。
ジウンがスンヒの思いを理解してくれてほんと良かったと。
離婚の事もテジュの親の事までも考えての事だったんでしょうね。
それと、お嬢様で育ち子供とパートナーの事にしか関心が無かった主婦が、スンヒと知り合い自立していくことを覚えていく。
今後の事を考えると、一番大事な事ですよね。
グル君、ほんといい演技してました。
ラストの展開は、エッ・・・となりましたが、あれでよかったのではと。
20歳になったグル君、母親が願った素直ないい子になってましたね。
ジソプの存在も大きかったかと。
ジソプも同じような経験をして育ってきてる設定ですからね。
足踏みしましたが、最後まで見て良かったです。
Commented by kirikoro at 2017-07-15 00:07
お気楽母さんこんにちは

こういうちょっと長めのドラマは良さが分かるまでに時間がかかりますね~

ソン・ユナさん、ほんとにいい演技をする人になっているんですよね。

>声高々に騒ぎまくるという感じではなく、

まさしく以前の彼女のイメージがこれでした(汗)

プライバシーの侵害のところ、日本人だと気になってしまいますよね。

>そんなに重要視するなら、お金に惹かれず生まれてくる子を優先すればいいモノを。
こう言う場面が一番嫌いです。

ほんとにねえ・・・

他のところもみんな、私も同じような感想を持ちました♪

by kirikoro | 2015-09-25 08:34 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(2)