2016年KBSの月火ドラマ、全16話
演出 イ・ソヨン(「総理と私」)
脚本 ヤン・ジナ(「ヴァンパイア検事1」「別巡検シーズン1&2」いずれも共同脚本)
出演者
イ・ヒョヌ(ユン・シウ役)、ソ・イェジ(シム・スンドク役)、ホンビン(ワン・チアン役)、チョン・ユジン(ファン・ソナ役)、シン・ヒョンジュン (ファン・ムソン役)
最高視聴率は5.4%(TNmSによる)
就職やキャリアアップではなく、社会に出て世の中に立ち向かうことができる徳目を学ぶ武林キャンパスを舞台に繰り広げられる、20代の青春アクションロマンスドラマ
なんとなく見始めて、なんとなく最後まで見続けました。
最初はスンドク役のソ・イェジがかなり苦手で、顔は可愛いのに、どうしいて話したり動いたら下品な感じがするんだろう…なんて思っていたのですが、だんだんに気にならなくなってきて、最終的には可愛く見えてきました。
視聴率はご覧のとおり、かなり低く、しかも、初回が最高値で、しかも当初の20話予定が短縮された、などの話もあり、まるで期待していなかったのですが、それなりに面白かったです。
学校の雰囲気は「ドリームハイ」にちょっと似た感じで、そういう、普通の学校ではない学校の物語を目指したのかな?
学校の建物として使われているのは「フルハウスTAKE2」で使われていたジェイドガーデン。
あの時はとことん明るい感じの場所だったのに、今回は少しダーク調の、謎めいた学校の建物となっています。
「その冬、風が吹く」「ラブレイン」のロケ地としても有名ですね。
アイドルグループの人気スターのユン・シウはしばらく前から、強い耳鳴りがして耳が聞こえなくなる、という不調にたびたび襲われています。
コンサート中に照明器具が落ちてくる、というアクシデントがあった時にも、その症状が起こっていたため、逃げ遅れそうになります。
それを助けに入ったのが彼のファンで、公演を見に来ていた武林学校の総長の娘のファン・ソナ。
彼女はシウの耳の不調を見抜き、武林学校に来れば治すことができる、と話します。
一方、どこの学校に行ってもすぐに退学させられ、行くところのない中国の財閥家の息子のワン・チアンは父親から武林学校に行くように、と命じられます。
母親のため、といやいや武林学校を目指していたチアンは、途中で出会ったシム・スンドクに一目ぼれ。
彼女が武林学校の生徒だと知ると、がぜん学校に行く気になり、武林学校を目指します。
一人で武林学校を目指していたシウとも途中で出会い、武林学校へと向かう3人です。
武林学校は学校を守るため、外部者の侵入を拒む結界が張られていたのですが、その結界を破って転がり込むシウとチアン。
シウとチアンは入学を許され、ルームメイトとなるのですが、二人とも今までずっと我儘放題に暮らしてきたため、衝突を繰り返します。
しかも、武芸を学びたくてやってたのではない二人は他の生徒たちからも浮いていて、受け入れてはもらえません。
そんな中、訓練などで二人で危険を乗り越えていくうちに友情が芽生えていくシウとチアン。
自己中心的に生きてきた彼らにとっては初めての友達です。
ところが、シウもまた、最初は犬猿の仲だったチアンの女神であるスンドクに惹かれていき、再び二人の間に亀裂が入ります。
一方、シウのファンだったソナはチアンにしだいに惹かれていくのね。
そんな中、ソナと間違えられてスンドクが誘拐される、という事件が起こります。
その事件は、それを手にすれば世界のすべての力を支配することができるという天意珠(?)を狙ってのものなのね。
天意珠を得るには3つに分かれた鍵のすべてを手に入れなければいけないのですが、その一つをソナが持っていると思われての犯行だったようです。
ところで、その犯人は何と、チアンの父親なのね。しかも、そのカギの一つを彼が持っています。
そして残りの一つは…。
ソナとシウに共通する、幼いころの火事の記憶が関係しているようです。
こんな感じのお話なんですが、正直なところ、脚本はかなりひどかったような気がします。
宝物をめぐっての争いが物語の縦糸になっているのですが、この荒唐無稽がまず、お子様だましっぽい感じ。
学校自体の設定についても詰めが甘く、いい加減。
しかも、最初のあたりを見ただけで、ラストが全部読めてしまう、というお粗末さです。
善悪の構図もすごく単純だし、その他の部分についても、まるでひねりがありません。
また、主要人物以外の若手の演技が相当ひどい…。
皆さん、演技はほとんどしたことのない人がほとんどで、脚本が良ければ、そういう演技慣れしていない部分が魅力になるのですが、このドラマでは、はっきり言って下手さが苦痛になってしまうほど。
彼らの魅力を引き出せていれば、学校全体がパワフルな感じになったのにね。
学校の先生たちにしても、魅力がないんですね。
先生間での恋愛話などもあるんですが、これもまた、邪魔にしか感じられない…。
一人ひとりの個性を描き分けられていなかったと思います。
と、散々な評を書きましたが、それでも星3つなんですね。
そんな中で何が魅力だったんだろう、と考えると、男性主人公2人の成長と友情なのかなあ?
ストーリー的には恋愛が中心テーマのように描かれていますが、実はこちらの方が実質的なメインだったのではないかと思います。
そして、この二人の関係の相似形として、親世代の男同士の葛藤と友情があるんですね。
甘々な部分はあっても、やはり、男同士の友情や信頼は美しいです♪
また、彼らを演じるイ・ヒョヌとホンビンもよかったです。
イ・ヒョヌは「太王四神記」「善徳女王」などに子役で出ていた子で、韓国版「ドラゴン桜」では高校生役を演じていました。
彼ももう20代、子役で培った演技力が生きていたと思います。
ホンビンはVIXX(ヴィックス)というアイドルグループの人で、ドラマは「気分の良い日」に続いて2作目の出演のようですね。
まだまだ演技は未熟だと思うのですが、「ミセン」のZE:A シワンにちょっと似た雰囲気で、微妙な感情を見せてくれて魅力的。
これからが楽しみな人だと思いました。
もう一つの魅力は父親たちを演じる俳優さんたち。
武林学校の総長を演じるシン・ヒョンジュンはもちろん、出演分量はあまり多くない、シン・ソンウやイ・ボムス、イ・ムンシクがそれぞれ、彼ららしい存在感を発揮していました。
こんな感じで、すごく面白かったというわけではないけれど、話が単純な事が逆に幸いして、嫌な登場人物にイライラさせられることもなく、気楽に楽しめるドラマでした。
>武林(マーシャルーアート?)の学校なのに、みんなの動きが「はい、教えられた型を間違いなく、やってます」という感じで、全然気迫がない・・・
そういう大きな欠点もありましたね!
>しかし、最後は無難にまとめ上げ、お粗末なドラマでしたが、何となく憎めないドラマでした。
そうなんですよ!
ふつう、これだけ欠点のあるドラマを見せられたら、腹が立つものなのに、なぜか、ちっともそんな気が起こらなかったんですよ。
不思議なドラマでした♪
ヒマで・・・。щ( ̄∀ ̄)ш ヶヶヶ
今月から見れるというので、見始めたんですが・・・。
3分の2ほど見て、ギブアップです。
どうもこの手のドラマ、ダメですわ・・・。
ドリームハイも、1話見終わらずにダメだったんですよね。
イ・ヒョヌ君、子役からの役者さん演技上手になってますよね。
KIRIKOROさんが苦手と言うソ・イェジさんなんと言うか・・・
見てて、ガサツ・・・と言うかこれと言った魅力が見つけだせない。
日本の役者さんの「田中美佐子さん」に似てるんですよね。
さてさて、見るモノがほんと無くなってきました。
どうしましょう?
「ドリームハイ」も苦手でいらしたら、このドラマはちょっとキツいでしょうね。
イ・ヒョヌくんはなかなか魅力的に成長してきていて、最新作の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」もとっても良かったんですよ。
これはMnetで1話無料放送をしたところなので、BS等に来るのはまだ先ですね~
ソ・イェジのガサツさ、私は最終的には何とか気にならないレベルまでなったんですが、きついものがありました。
ま、無理してみるほどのドラマではないかと…
次はいいドラマに出会えるといいですね。
ステキなドラマに巡り合えますように♪
私は、学園ものが嫌いじゃないので、結構楽しく視聴できました。星3です。
このドラマを見ようと思った理由は、イ・ヒョヌ。「善徳女王」や「赤道の男」の子役時代から気になる俳優さんです。もうちょっと身長が伸びてくれると良かったのですが、でも順調に成長していて嬉しく思っています。
みなさんの評判があまりよくないソ・イェジは、最近見たドラマ「花郎」ではニコリともしない冷たい王女役でした。本作では、180度違う役を演じていてこちらの方があうかなと思いました。私は、可愛くて好きでした。
舞台の武林学校。私はおどろおどろしい雰囲気から、ハリーポッターのホグワーツ魔法学校を連想しました。スケールはうーんと小さくなるんですけど。(笑) 武林学校の「天意珠」は、ホグワーツでは「賢者の石」にあたりますかね。(まあ、こじつけですが。)
不満は、アクションシーン。武術を学ぶ学校なのに、武術のアクションは、本当にひどかった。あれでは、戦えません。
私もこのドラマを見ようと思ったのはイ・ヒョヌくんのためででした♪
>ハリーポッターのホグワーツ魔法学校
なるほど、そうですね!
そう言った系統のおどろおどろしさでした。
>不満は、アクションシーン。武術を学ぶ学校なのに、武術のアクションは、本当にひどかった。あれでは、戦えません。
あ、私、大事なことを書いていませんでしたね!
私もまったく同感で、できないんだったら武術の学校の設定にするなよな、などと思いながら見ていました(汗)