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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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キム・ヨングァン、スエ、イ・スヒョクの「ウチに住むオトコ」



ウチに住むオトコ/我が家に住む男(우리집에 사는 남자) ☆☆☆
キム・ヨングァン、スエ、イ・スヒョクの「ウチに住むオトコ」_d0060962_07592271.jpg
2016年KBSの月火ドラマ、全16話
演出 キム・ジョンミン(「王女の男」「朝鮮ガンマン」)
脚本 キム・ウンジョン(「隣の美男<イケメン>」)
原作はユ・ヒョンスクの同名ウェブトゥーン
出演者
スエ(ホン・ナリ役)、キム・ヨングァン(コ・ナンギル役)、イ・スヒョク(クォン・ドクポン役)、チョ・ボア(ト・ヨジュ役)、キム・ジフン(チョ・ドンジン役)
最高視聴率は10.6%

母の死後、故郷の家に戻ったヒロイン。
そこには自分がヒロインの父親だと言う年下の男が!

こんな感じの出会いで、コミカルなラブコメかな?と思っていたら、切ない部分もしっかりあるドラマでした。
切ない部分では、もしかして、このドラマはラブコメではなく、初恋物語といった方がいいのかも?といった展開で、飽きることなく最終回まで見ました。

*このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方々に参加していただければ嬉しいです♪


このところ包容力を感じさせる男に成長したキム・ヨングァンはかっこよくてキュートで文句なく素敵でしたし、基本的に重たい役を演じることの多いスエの、久しぶりにキュートなラブコメ主人公もよかったです。
スエのラブコメといえば、2007年の「9回裏2アウト」があるのですが、私はこのドラマを思い出していたんですよ。
私はあのドラマでスエへの苦手意識を払拭したのですが、このドラマでもスエの飾らなくてキュートな部分が前面に出ていて、楽しかったです。
この二人、実年齢差は8歳あるのですが(ドラマの設定上は3歳差)そんなスエに対してもキム・ヨングァンの包容力が発揮されていて、二人のケミも申し分なし、と思いました。




最近よく言っているんですが、私はこのところ、恋愛物に対する感度はすごく下がっているんですね。
でも、このドラマではそれなりにドキドキ感もあり、なによりも最近はあまり見ることの少なくなった感のある、切ないところがしっかりあるところが好きだったんです。
音楽なども、私が韓ドラに嵌り始めた、10年ぐらい前のドラマのような感じで、ドキドキ感を盛り上げるもの。
キム・ジョングクの曲もOSTに使われており、それもよかったです♪
じつは私、韓国の音楽にはほとんど関心がなくて、曲を聞いてもいいな、とは思っても、誰の曲だかほとんど判別できないのですが、彼だけは唯一分かって、好きな歌手なんですよ。

ところで、このドラマは実は、最高視聴率は2話で記録したもので、その後、どんどん数字を下げたドラマなんです。
私はこの作品を見ながら、今までに書いた以外の要素でも、いくつもの古いドラマを思い出していたんですね。
私はそれが好きだったのですが、最近の視聴者からすると、やはり古風なドラマに感じられたのかもしれない、という気もします。

だけど、もちろん昔のドラマと違うところもたくさんあり、その一つが、主人公たちのライバルが彼らの恋の障害ではないところ。
昔のドラマといえばライバル役といえば自分勝手な思いを主人公たちにぶつけてくるいやな奴らと相場が決まっていましたが、このドラマは違います。
最初こそ、嫌なやつになるかと思われたライバルは二人とも、いい人の部分がどんどん見えてきて、結局は主人公たちを助けてくれる側の人たちになっていきます。
そんな感じで、私が昔のドラマで嫌いだったところも解決されていて、満足度はアップです。

また、ライバルが障害になっていないために、他の障害物がいるのですが、そこで使われているのが財閥の横暴であり不正。
最近では多いパターンですが、このドラマはそこを深くは掘り下げず、主人公たちの障害としてのみ描かれている感じがあります。
この頃では社会派ドラマ以外でも、社会の悪をこれでもか、と描くことが多いので、最近の基準からすると物足りなく感じられたのかもしれません。
でも私は、社会派ドラマも好きなんですが、最近は何が何でも社会の暗部の醜悪さを描く作品が多くって、ちょっとうんざりしているところもあったので、こういうさっぱりとしたのがプラスに思えました。

ストーリーの方も、最初の部分を紹介しておきますね。

航空会社の客室乗務員のホン・ナリは恋人チョ・ドジンからプロポーズを受けたその日、母を交通事故で亡くします。
喜びからどん底に落ちるホン・ナリ。
でも、彼女の悲しみはこれでは終わりません。
10か月後、婚約者が後輩のヨジュと浮気している現場を目撃、別れを告げるホン・ナリです。
酔っぱらって、母の住んでいた家に戻って来たホン・ナリでしたが、そこには見知らぬ男コ・ナンギルがいて、自分の家だ、と言い張ります。
酔っぱらっていたため、ちゃんとした話もできずに寝るナリでしたが、翌日起きてみると目が見えません。
お酒と一緒に睡眠薬を飲んでしまっていたのね。
彼女を抱きかかえ、病院に向かうナンギル。
病院に着くころには目は回復するのですが、そこで家族だ、というナンギルです。
あっけにとられるナリなのですが、追い打ちをかけるように、自分はナリの父親だと言うナンギルです。
ナンギルはナリ母がやっていた餃子店を引き継いでいて、ナリの母親とは、彼女が死ぬ少し前に結婚したのだと話し、証拠も見せます。
でも、自分よりも若いナンギルを、詐欺師だと思うナリ。
しかも、背中に入れ墨まであるのを見て、何とか追い出そうとするのですが…。

一方、ナリは町内にある、ロボット博物館を運営する財閥2世のドクポンとも知り合います。
お金持ちの家柄で本人の能力もあり、しかもハンサム!女たちは皆、彼に夢中になるのに、まったく無関心なナリに興味を抱くドクポン。
そして、次第にナリに惹かれていくドクポンです。

やがて、ナリはナンギルが母の土地を守るために結婚をしたことを知ります。
ナリ母は昔孤児院をしていたことがあり、その縁で孤児たちの面倒を見ており、その一人がナンギルだったのね。
ナンギルは幼い頃からナリのことが好きだったのですが、母がナンギルを世話していたことも知らなかったナリ。
ナリ母にも秘密があったようで、その他にも、彼女が父親と二人で初めて飛行機に乗った事情も話してくれなかったようです。

やがて、ナンギルに惹かれていくナリ。
ナリはナンギルが自分のことをずっと好きだなんて知りませんし、ナンギルはナリ母との結婚を機にナリへの気持ちを収め、父として接しようとするのですが、抑えきれなくなってしまう感情。
ただの男と女として始めようとする二人なのですが土地を巡っての争いが激化していきます。

ナリは二人の障害となる、ナンギルと母との婚姻無効を申し立てようとするのですが、ナリと土地を守るため、それに反対するナンギル。
結局訴訟になるのですが、その過程でナンギルの過去(悪徳金融の会長の養子にされ、悪事をさせられていたのね)が暴かれて行くのを見て、ナンギルを守るために逆に婚姻有効の証人となるナリ…。

こんな感じで進むストーリーです。

ライバルのドクポン、最初こそ、財閥2世の鼻持ちならない男にしか見えなかったのですが、次第に彼の背景がわかるにつれ、いい人に見えてきます。
演じているのはイ・スヒョクで、癖のある役の似合う人、と思っていたのですが、こんな普通っぽい人間も演じられるようになっているんですね~~

もう一人のライバルのヨジュも、ナリの元カレを奪い取った女での登場ですし、金持ちとの結婚に賭けている超俗物女。
でも、彼女も彼女の背景がわかるとともに、彼女の本心も明らかになり、悪い人ではない、と思える展開になります。
演じているのはチョ・ボアで「モンスター」での高慢で無茶な役に続いての視聴で、もう、ちょっとうんざり、と思いかけていたのですが、このドラマでの役柄がいい人になっていくにつれ、彼女自身もよく見えてきました。

また、餃子屋のそこそこかわいい男の子たちも彩りを添えていました。

視聴率はあまりよくはなかったものの、私は楽しめたドラマでした♪
と、欠点は書いていないのに、星3つ。
それはなぜかというと、面白いには面白いんですが、嵌るとまではいかなかったからなんですよ~~
嵌って見れば、もっと評価の高くなるドラマだと思います!




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Commented by ソネッチ at 2019-02-17 16:21 x
こんにちは。dtvで視聴完了しました。先月からラブコメは「一人酒」を見ているんですが、主人公がカップルになってから視聴がストップ!ハ・ソクジン、コンミョン、キーの男性陣がよくて面白く見てたんですが、やっぱりヒロインが弱い。韓国の熾烈な予備校生活も見られて面白かったですが、このままリタイアドラマになりそうです。

「わが家に住む男」は、私も嵌るとまではいきませんでしたが、ストップせず最後まで完走できました。いろいろな謎が小出しに出てきて最後まで視聴者の興味をつなぐ脚本でしたね。ただ、いろいろな要素があっさりしすぎていてインパクトにはやや欠ける印象かな。私の場合,嵌るラブコメは後から巻き戻したくなる、胸キュンシーンや、にやにやシーンがあるんですが、このドラマにはそれがあまりなかった。父と娘設定なのであまりイチャイチャもできないんですが。
キャストはスエ、キム・ヨングァンの主演は豪華だし、2番手カップルも華やかで文句なし。スエさんのラブコメは初めて見ました。ドロドロドラマのスエさんしか見てなかったので違和感あるかな・・と思いましたがさすがに安定の演技。良かったです。キム・ヨングァンは、モデル出身だけあって高身長の9頭身に、見事な逆三角形の上半身。惚れ惚れするスタイルのよさでした。かっこよかったです。彼が主演に決定するまで、ユン・スンホやユン・シユンの名前が挙がっていましたが、絶対にこの役は彼があっていたと思います。2番手君のイ・スヒョク。何だか彼のドラマをいつも見ている気がして思わず、出演ドラマを調べてしまいました。「根の深い木」で初めて見て、「ナイショの恋していいですか」「夜を歩く士」「運勢ロマンス」そして本作だからそこまで、たくさん彼のドラマを見ていたわけではないんですよね。ビジュアルがあまりに独特だから印象に残るのかな・・。今回の役はいい役でした。
ちょっと、びっくりしたのがウ・ドファン!このドラマがデビューだったようですね。結構重要な役でたくさん出ていました。マッドドッグはあんなに魅力的だったのに、このドラマはちょっと残念な役でしたが、顔が見れただけで私は満足しましたが。(笑)
Commented by kirikoro at 2019-02-20 08:21
ソネッチさん、こんにちは。

「一人酒」ヒロインが弱かったですか。
ちょうど今日からGyaO!で無料配信開始なんですが、やっぱりパスかなあ~

「わが家に住む男」
>ただ、いろいろな要素があっさりしすぎていてインパクトにはやや欠ける印象かな。

そうでしたよね~

>私の場合,嵌るラブコメは後から巻き戻したくなる、胸キュンシーンや、にやにやシーンがあるんですが、このドラマにはそれがあまりなかった。

こういうポイントって、人によりそれぞれなんですよね~
私の場合はこのドラマは珍しく、ドキドキポイントも感じられたんですよ~

>彼が主演に決定するまで、ユン・スンホやユン・シユンの名前が挙がっていましたが、絶対にこの役は彼があっていたと思います。

ほんと、そうですよね~

ウ・ドファン、このドラマを見ている時には全然注目していなくって、改めて調べてみました!
あのヤクザくんだったのね!!
教えてくださって、ありがとうございます♪


Commented by sonoyama at 2019-09-26 13:39 x
Kirikoro-san
こんにちは。

私の長すぎな上にネガティブになりがちなコメントにいつも丁寧にコメントいただきありがとうございます。

Netflix とアマゾンでは新しい作品が上がってくる頻度がまだまだなので(余談ですが海外でNetflixを見たら、最新どころか色々な作品を見られました。「ミスティ」を全部見られなかったのが残念でした。)挫折した作品を見直した中で、この作品私は結構気に入りました。

挫折した原因の一つはスエ、正直彼女のどこがいいのか全く分からなかったのですが、渡辺謙が気に入って日本の事務所を紹介したとか、有名中国人監督も絶賛、韓国でも評価が高いのですよね。彼女は、所謂ネコ目の韓国美人女優群(キムテヒ、キムヘス、イナヨン、キムヒソン)とは違い、昔の田中裕子風?の黒目がちで、チェジウ同様スタイルはいいです。でもこの作品を見て彼女を綺麗だとは思いませんが、やはりとても演技が上手、声が落ちいついているし、細かい表情の微妙な変化がとてもよいと思いました。(嬉しそうな顔をする時や、キスシーンの前後の表情の変化等)。脚本自体はいつもの財閥と庶民にやくざの絡みで、勧善懲悪ではない尻切れトンボ気味だし、主人公カップルと男性ライバルと女性の後輩4人以外の登場人物がどうにも薄いのですが(特にただ騒ぐだけの餃子屋の従業員の男性等)、男性ライバルが、スエを大人だというのですが、主人公カップルが、時折ずれるものの大人でやや古風なカップルがよかったです。スエとライバル君との会話も中々洒落ていましたし。キムヨングアンはイミンホ張りに迫力のあるスタイルが画面で映えますし、安定した演技で見て安心できます。

と気に入った所はあるのですが、これはひどいというよりも、すごく疑問に思っていた事がこのドラマを見て腑に落ちました。韓国の芸能界で度々問題になる、芸能人の親が借金を作り返さず、その反響が子供である芸能人に返ってくる事、子供と親が絶縁状態になる事は珍しくない事、このドラマでも借金で妻子を捨てた後また戻ってきて、親だから”えばる”、またその親を主人公カップルも受け入れるなど、やはり韓国の儒教主義を理解するのは簡単ではないですね。


Commented by kirikoro at 2019-10-04 09:07
sonoyamaさん、こんにちは。

ネトフリ、海外だと韓国ドラマをもっと配信しているんですか!
たしかに、だいぶん増えたとはいえ、ネトフリの韓国ドラマの総数は少ないですよね。

スエ、苦手だとおっしゃる方がとても多い印象の女優さんですね。
私自身、彼女のラブコメを見て、彼女が好きになったことがあるだけに、実は彼女が嫌いと思っている方にも見て欲しいドラマだと密かに思っていたんです。
上手さが光っていますよね♪

〉脚本自体はいつもの財閥と庶民にやくざの絡みで、勧善懲悪ではない尻切れトンボ気味だし、主人公カップルと男性ライバルと女性の後輩4人以外の登場人物がどうにも薄い

このあたりが星3つにした理由かもしれないです。

〉主人公カップルが、時折ずれるものの大人でやや古風なカップルがよかったです。スエとライバル君との会話も中々洒落ていましたし。

そうでした! こういうところ、素敵でしたよね。

そして、親の問題…
日本人の感覚からすると絵理解不能ですよね。
ここで躓いてしまったら、韓国ドラマなんて見ていられないので、私はここは無視して見るように心がけて(?)います♪
by kirikoro | 2016-12-16 08:05 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(4)