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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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キム・ハヌル、イ・サンユンの「空港に行く道」


空港に行く道(공항 가는 길)  ☆☆☆☆
キム・ハヌル、イ・サンユンの「空港に行く道」_d0060962_08425970.jpg
2016年KBSの水木ドラマ、全16話
演出 キム・チョルギュ(「美しい私の花嫁」「ファン・ジニ」)
脚本 イ・スギョン
出演者
キム・ハヌル(チェ・スア役)、イ・サンユン(ソ・ドウ役)、シン・ソンロク(パク・ジンソク役)、ソン・ミジン(チェ・ヨジン役)、チャン・ヒジン(キム・ヘウォン役)
最高視聴率は9.3%(AGBニールセンによる)

偶然による縁が幾重にも重なり出会った男女。
その縁が深まるにつれ、それぞれの家庭の問題が無視することができなくなり、それぞれの生き方を考えなくてはならなくなります。
結婚した後に訪れる第2の思春期の物語です。
韓国の視聴者の反応を見てみると、視聴率は高くなかったものの、ご覧になっていた方々の中では、嵌って見ていた人の多かったドラマといった印象です。

*このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方々に参加していただけると嬉しいです。


何気なく見始めたドラマだったのですが、犯罪捜査物やラブコメにはちょっと食傷気味、と思っていた私の心にストレートに入ってくる物語でした。
主人公が既婚者同士なので、不倫といえる間柄なのですが、ドロドロ感はまるでなく、ヒーリング・ラブストーリーって感じです。
見ている私もヒロインと一緒に安堵や開放感を感じ、<よく頑張って生きてきたね>って自分自身を慰労し、励ましてやるような感じで見ていました。
(実際は思いっきり好き勝手に生きていている私なんですが)




そんな風にドラマを見るのには、ヒロインへの共感度が重要!
このドラマのヒロイン、不倫の当事者、という立場にもかかわらず、共感できるキャラだったんですね。
良識のある人であるばかりか、常に周りの人の気持ちを考えている人。
そんな彼女が気付いた時にはもう恋に落ちていて、それでも周囲の人を傷つけたりしないよう、抑えに抑えるのですが、たまに小さな逸脱を起こし、また、偶然に導かれ、物語が進展する、って感じです。

でも、いくら彼女が共感できるキャラだとしても、相手の男がダメだと、やっぱり安心してヒロインを見ていられませんよね。
その点でも、文句なし!
もちろんいい人なんですが、それ以上に、ヒロインと同じ視線を持った人なんですね。
魂の片割れみたいな感じの人です。

視聴者はもちろん恋の行方からは目が離せないのですが、それ以上に共感するのは、主人公たちが今までの人生にきっちりと向き合うところ。
新たな関係によってそれまでの夫婦の問題がよりクリアになってくる構図になっているのね。
どちらの夫婦も恋愛結婚した間柄なのに、少しずつ、違和感が広がってきている状況にあります。
でも、主人公たちはすでに持っている家庭との関係を断ち切るのではなく、しっかり向き合ったうえで解決していきます。

ヒーリングラブストーリー、と書きましたが、もちろん、人に癒される部分も大きいのですが、それ以上に場所に癒される感じのあるドラマでもありました。
伝統家屋であったり、風景であったり、心に染み入る美しい場所がたくさん出てきます。

(あらすじ)
チェ・スアは国際線の客室乗務員。
12歳の娘がいるのですが、夫のジンソクも国際線のパイロットで互いに夜も帰れないことの多い職業です。
姑の助けもあまり得られず、ジンソクも家事には協力的ではないため、毎日くたくたのスア。
確かに困っていたスアですが、夫は彼女に何の相談もなく、娘をマレーシアにホームステイさせる計画を立て、有無を言わせず娘をマレーシアに旅立させます。
ジンソクに逆らえないままに娘を送り出してしまったスアでしたが、娘は幸い、すぐに現地に適応し、ルームメイトのアニーとも親しくなります。
ところが数か月後、事故で亡くなってしまうアニー。
事情が分からないままに不安がる娘からの電話にすぐさま娘の元へと行くスア。
アニーの死を隠そうとするホストに不信感を抱き、そのまま娘を韓国に連れ帰るスアです。
でも、連れ帰ると言っても娘はチャイルドサポートに託し、予定通り客室乗務員としての仕事をこなしながら帰路につくスア。
その便にはドウも乗っており、ホームステイ先の部屋でドウの写真を見ていたスアはははじめて網―のルームメイトの母だと名乗ります。
じつは、電話であいさつをしていたのですが、スアは別の人をドウだと思い込んでいてそれまで分からなかったのね。
ドウがインドネシアに向かった飛行機は当初スアが残り1枚のチケットを取っていたのですが、隣でドウがのっぴきならない事情にあることを察して譲っていたために顔を合わせています。
しかも、スアは亡くなる直前のアニーとも会っています。
アニーは母からの電話を受け、インドネシアの空港から外へと飛び出して事故に遭うのですが、空港内で仕事に向かう途中のスアに軽くぶつかり、そこで落とした珠をスアは拾っているのね。

ジンソクはスアが突然娘を連れ帰ったことに激怒。
さっさと次の留学先を探すのですが、6ヶ月は国内で暮らさないといけなくなり、スアと娘を自分の母(スア姑)の家で暮らすように勝手に決め、自分は元の家で独身生活をすることに…。
娘の面倒を見る人が必要なのは確かなのですが、スアは姑の機嫌を取り、家の仕事も彼女がするようになってしまいます。
娘も元いた学校ではなく姑の家近くの小学校に通うことになったのですが、なじめないでいます…。

一方、ドウの方は娘の死にも冷淡に見える妻のへウォンに違和感を感じ始めます。
じつはアニーはへウォンの連れ子で、ドウとは血の繋がりはありません。
しかし、へウォン以上にアニーを可愛がっていた様子のドウ。
娘の遺品もホームステイ先のホストにすべて処分するように頼むへウォンです。
ちょうど、娘の荷物を取りにホームステイ先に来ていたスアはその話を聞き、遺品のアイロンを預かり韓国へと帰ります。
連絡を受けたドウは空港にやって来るのですが、手違いがあり、なかなか到着しない荷物。
荷物を待って朝まで一緒にいるスアとへウォンです。

こうして少しずつ、距離を縮める二人…

こんな感じで始まる話です。
でも、ストーリーはこうなんですが、書いてみるとなんか違うなあ、という気がするんですね。
話もよくできていたと思うんですが、それ以上に、空気感が魅力になっているドラマのような気がします。

それともう一つ。
ヒロインの行動にリアリティーを感じるんですね。
ヒロインは客室乗務員という華やかそうな職業に就いているのですが、その中では地味な印象な人で、夫が「シドニーの紳士」の意名を持つ花形パイロットなのに対して不似合いと思われているキャラです。
夫とは恋愛結婚のようですが、堅実な人生を歩んできた人のようで、恋愛の駆け引きなどとは無縁に生きてきたようです。
そのため、ドウに対する感情が何かなど考えもしないうちに恋に落ちていたりするんですね。
人に言われて初めて気づいていたりします。
そして、ドウに会いたい気持ちが高まって、彼女の母親の工房を訪ねたりするのですが、ドウの妻に会うかもしれないなんて視聴者はハラハラするんですが、彼女はそんな可能性など、まったく頭になかったりするのね。
こンな彼女の不器用さを語る小さなエピソードがすごくリアリティーがあって好きだったんですよ。

ヒロインを演じるのはキム・ハヌル
彼女もお母さん役が似合うようになってきましたね。
今回はキャピキャピしたところはまるで見せずにしっとりとした演技をしているのですが、それがなかなかいいな、と思いました。
おばさん臭いところもあるけれど、やっぱりかわいい!
それに、地味といっても、制服を着るとめっちゃかっこいいんですね。
彼女のタイトスカート姿を見るたびに思うんですが、ヒップの位置が高くって、すごく素敵に見える!
格好ばかりではなく、ヒロインは誇りを持って仕事をしているようで、その仕事への姿勢もまた、とても好ましかったです。

男性主人公を演じるイ・サンユンは、少し前にチェ・ジウと共演した「2度目の二十歳」と少し似た立ち位置のキャラを演じています。
彼もいつのまにか、お父さん役もしっくり来る感じになってきましたね。
ただ、ドラマの中の彼のしている仕事が良く分からず、なんだか気ままな自由人的に見えたのが、ちょっと残念だったかな。
キム・ハヌルとの相性はチェ・ジウとの時以上にいい感じだったと思いました。

男性主人公の妻、へウォンを演じているのはチャン・ヒジン
ドラマの中で、彼女に関する謎が物語を引っ張っていく部分が大きく、最初はとんでもない悪女に見えるのですが、彼女の悲しげな表情が気になるんですね。
彼女のミステリアスな雰囲気がピッタリの役だったと思います。
「ラブ・ミッション」の時にはよくある若手のスタイル、と思っていたのですが、いつの間にか彼女ならではの役をこなすようになっていますね。
私は「アチアラの秘密」での彼女がとても印象に残っています。

ヒロイン夫を演じるシン・ソンロクは「ハイエナ」や「パパ3人、ママ1人」など、昔はちょっととぼけた役が多かったのですが、「星から来たあなた」以降、サイコな悪役の印象が強くなった人ですね。
このドラマでは、その両方のイメージをうまく使っている感じ。

ドラマの中で、ヒロインとこの夫との相性がいろんな形で見せられるんですけれど、この部分もこのドラマでの面白さの一つになっていたと思います。

まず、パッと見の印象では、女子客室乗務員に人気絶大のパイロットと、そんな彼には不釣り合いに思える地味目な客室乗務員、という評判が語られます。
そして、家での様子を見ていると、自分勝手で何でも一人で決めてしまう夫と、そんな彼に振り回されながらも、期待に応える妻、という関係が見えます。
夫にとっては、自分の思い通りにできる都合のいい妻で、ある意味理想的な妻と思っていたんでしょうが、そんな一方だけが不満を溜め込む関係がそのまま続くとは思われません。
そして、最後になって明らかになる、夫にとってはまるで気づかなかった、本当の意味での彼にとっての妻の大事な部分…。
人間と人間が上手くやっていくのって、本当に難しいし、相性って、簡単に語れるほどに単純なもんじゃないのね~

ドウの妻であるへウォンも、最初にボタンを掛け違えたばかりに大事なものを失ってしまったんですよね。
どちらのカップルも恋愛結婚した夫婦なわけで、ちゃんと意思疎通ができていたら、最初のカップルのままでやって行けたはずなのに、そうはならないところが人生。
そして、関係の中で傷ついた人たちが別の関係で生き生きと輝けることができるというのも人生なんでしょうね。

その他にも、スアの友人のヨジンやドウ母のもとで働いているミンソクなど、どの人物もちゃんと描かれていて、それぞれにいいのですが、忘れてはいけないのはドウ母です。
彼女の存在がこのドラマのヒーリング的な部分の中心になっているような感じがあります。
彼女が(飾り)結びの職人である、という設定もいいんですよね。
紐を結ぶように人間と人間を結ぶ象徴的な意味をも持っていたように思います。
演じている女優はイェ・スジョンという人で「宮S」や「神様がくれた14日間」でお目にかかっていたはずなのに、まったく記憶に残っていませんでした。

私は一気見して、それもまあよかったのですが、後から考えると、こういうタイプは少しずつ、大切に見ていった方がより楽しめたのかもしれないな、と思いました。
ともかく、これはお勧めのドラマの一つです♪








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Commented by kage at 2017-02-23 09:53 x
kirikoroさん、こんにちは!
「空港に行く道」いいドラマでしたよね!
これまた感想などあまり見かけないので、取り上げて頂いて嬉しいです(^^)v
私は一気に観るのが惜しい気がして、ゆっくりゆっくり大事に(笑)観ました^^
キャスティングがそれぞれ本当にぴったりで、風景や景色、建物から伝統工芸の小物に至るまで(音楽も^^)全てが相まって独特の空気感がありましたよね。。
まさしく、ヒーリングラブストーリーという言葉がぴったり!スア、ドウ共にきちんと向き合い、過去に決着をつけてから進んでいくのも良かったし、結局のところ悪い人は誰もいなくてそれぞれに切なかったですけど、ハッピーエンドだったので(あのラストはそうですよね?)それも良かったです!
kirikoroさんのように文章力がなく、書き出すと陳腐になってしまう(>_<)のですが~

話は変わりますが~
「六龍が飛ぶ」CSで始まったので、視聴し始めました~
kirikoroさんオススメの一本ですよね!
実は史劇が苦手なので…完走できるか自信がありませんが、ピノキオのお兄さん役の人(名前が~)やキム・ミョンミンssi、ピョン・ヨハンssiなど気になる方がいらっしゃるので~がんばりま~す!
Commented by kirikoro at 2017-02-24 09:55
kageさん、こんにちは。

このドラマも案外話題にならなかった印象ですね。
ほんとに、心が癒される感じの素敵なドラマでした。

>キャスティングがそれぞれ本当にぴったりで、風景や景色、建物から伝統工芸の小物に至るまで(音楽も^^)全てが相まって独特の空気感がありましたよね。。

ほんとに同感です!

「六龍が飛ぶ」
私はすごく面白かったので、面白くご覧になれるといいな♪
Commented by くちかずこ at 2017-02-25 21:56 x
確かに、異色でしたね。
丁寧に心の推移を綴っていく感じでした。
結局、それぞれに、原因と結果があり。
本人も見過ごしていた原因もあり・・・
全員演技力が光っていたように思います。
ただね、韓国ドラマって、いとも簡単にキャストが死んでしまうのがちょっと馴染めないかな。
Commented by kirikoro at 2017-02-26 23:45
くちかずこさん、こんにちは。

>ただね、韓国ドラマって、いとも簡単にキャストが死んでしまうのがちょっと馴染めないかな。

そうですよね!
私はすっかり感覚がマヒしていましたが、やっぱりこれはちょっとね…。
Commented by kamibin at 2017-04-12 16:01 x
Kirikoroさんこんにちは
少し前に見終わりました。
キム・ハヌル、好きな女優さんです。紳士の品格良かったですし、でももうお母さん役も違和感ない年齢ですかね?
イ・サンユンも私好きな男優さんです!知的で包容力があり優しい役柄が多いですよね。
前にみた『エンジェルアイズ』の雰囲気好きでした←あれはヒロインが今一つでしたが。

初めは、キム・ハヌルがご主人の意向に流されすぎている感じで、夫婦で航空業界勤務で娘は海外の学校へ、しかもまだ小学生で
けっこう無理な設定?父親の無関心さもかなりなもので少しオーバー?な気もしました。
イサンユンの奥さんも、自分の産んだ子なのにあの仕打ち?

これは簡単に言うと不倫もの
でもどんなに愛を誓って結ばれた夫婦も、色々な問題に直面したり実際生活して行く上で、どうしても合わないことや合わせられないこと、どうしようもないこと、後にもっと理解できる相手が現れることがあるのかもしれませんね。
キム・ハヌルとイ・サンユンが一緒にいてもドロドロした感じや、二人に罪悪感を視聴者が感じなかったのは、それぞれの相手が彼、彼女をそこまで理解出来ていなく、それ以上に相手に対する無関心・子供に対する愛情欠落、自分の事は棚に上げてみたいな部分をうまくクローズアップさせたからじゃないですかね?

キムハヌルとイサンユンは、出会うべくして出会ったのよと思わせるゆっくりな心の動きと、彼らの回りの誠実な登場人物や設定が良かったんだと思いました。

他のドラマもそうですが、時間の流れが時に納得いかなかったり、おかしかったり、あれ?って思うことが多くてそこだけ残念だった気がしますが、良いドラマでした。
Commented by kirikoro at 2017-04-16 12:01
kamibinさん、こんにちは。

キム・ハヌル、彼女の若い頃はあんまり好きじゃなかったのですが、最近の彼女はいいな、と思って見ています。
いい風に歳を重ねられていますね♪

イ・サンユンは私も好きな俳優さん。

>知的で包容力があり優しい役柄が多い
私も同じ印象です。
そんな彼が新作の「耳打ち」では悪役?って感じなので、そちらも楽しみにしているんです。

ドラマの方ですが、おっしゃるように結婚後に、もっと理解のできる相手が現れる事、確かに有るでしょうね。
それほどまでではない相手との話だと、愛憎ドロドロドラマになってしまう…
ドラマを見ていて罪悪感を感じなかった理由は同感です。
雰囲気とゆったりと流れる時間、ほんとによかったですね。

そうそう、韓国の母子留学はよく話題になりますが、それだけではなく、まだ幼い子供の単身留学はどうやら韓国では現実にけっこうあることのようですね。
父親の無関心さについては私も同感でした。
Commented by ゆかえつ at 2018-02-20 15:55 x
久しぶりにラブストーリーでぐっと来るドラマですね。
「大人の」という枕詞がぴったりのドラマ。
友達に勧めてみても言葉にすると、違うなぁと感じていたのはおっしゃるとおり空気感を表現できないからなのかもしれませんね。

スアがドウの仕事場を訪ねて独り居た時にドウが「ブラインドを開けて、椅子を持ってきて…」と電話で話したシーンがとても好きだったし、リアリティがありました。
不倫物なんだけど、こういったシーンで彼女がドウに引かれていったんだなぁと判るエピソードでした。
(靴をそろえてくれておいたり等など)

まだ途中なので、早く完走してkirikoroさんのぶろぐにまた戻ってきますね
Commented by kirikoro at 2018-02-26 06:31
ゆかえつさん、こんにちは。
お返事が遅くなってしまい、すいません!

ほんと、胸にぐっと来るドラマでした。

>友達に勧めてみても言葉にすると、違うなぁと感じていたのはおっしゃるとおり空気感を表現できないからなのかもしれませんね。

お勧めしたいのに、うまく伝えられないのはもどかしいですよね。

書かれていたエピソード、私もとても印象に残っているシーンです。

>不倫物なんだけど、こういったシーンで彼女がドウに引かれていったんだなぁと判るエピソードでした。

言葉ではなく、小さな仕草を丁寧に描くことによって、心理が共感できるようになっているんですよね~
こういうところ、大好きでした。

どうぞ、見終わっての感想もまたお聞かせくださいね♪
Commented by とっこさん at 2018-03-18 21:50 x
本日、視聴完了。

みなさん、ヒーリング・ドラマと言われるように、
後味がいいです。

ハヌルが自分の思いを遂げる道を選択したことによって
はじかれることになった誰もがさ迷うことなく、
それぞれが新たな道を踏み出したことを見届けて、
空港へ走っていくハヌル。

かといって、それまで、心を鬼にして聖人君子で
踏ん張っていたわけではなく、kirikoroさんの言われるように、ハメもはずすことで、自分の気持ちに気づいて
いったハヌル。

こんな状況が可能だとは思えませんが、理想の不倫成就
ドラマですね。

気になったのは、最後に、ハヌルの「あなたにとって
私は?」に対するソ・ドゥの答え。「一生をともに
したいひと」。これって、ハヌル夫は、答えることすら
拒否したけれど、どんなかたちであれ、夫婦関係は
持続したいと思っていた限りにおいては、彼も
同じだったんだなということ。

では、その違いはとなると、結構、夫婦のありかたの
機微に関係していて、難しいようにも思えます。
いつも、相手の存在が自分の人生に関わっている
ことをひしひしと感じながら生活しているとも
思えませんが、ハヌル夫がいみじくも言ったように、
「克服すべき峠」なんて、一方が思う頃には、
片方は、峠をとっくに下りていたということの
ないように、お気を付け遊ばせ、ってことですねえ。

ハヌルのCAの制服、本当によく似合っていま
したが、個人的には、赤でなく濃紺の
制服のほうが、彼女には似合っていたかな。
淡い色や濃紺、黒が似合いそうです。
真っ赤は友人のヨジンこそ似合う色で、
ハヌルは紺だった会社に再就職して、
色の対比を示してほしかったかな。

★四つに納得です。
お薦め、ありがとうございました。
Commented by kirikoro at 2018-03-19 07:57
とっこさんさん、こんにちは。

後味よく見終わられたようで、よかったです♪

>理想の不倫成就ドラマ

そういう言い方もできますね~

>「克服すべき峠」なんて、一方が思う頃には、
片方は、峠をとっくに下りていたということの
ないように、お気を付け遊ばせ、ってことですねえ。

人間関係は難しいです…

制服に関しては、実在の航空会社が製作にかかわっているので、大人の事情が…
この協賛会社、格安航空会社みたいなんですけれど、イメージアップになったのではないでしょうかね。
Commented by まるゆな at 2018-03-24 15:40 x
素敵なドラマでしたね。じっくりゆったり味わいたい感じ。不倫なんだけど、ヒロインの気持ちが理解出来て応援したくなるような気持ちにさせられましたね。

私は、やっぱり前半は、アニーのくだりにかなり、ひきつけられました。謎多きところですね。飾り紐や伝統家屋も、人と人の縁や結びつきをより演出効果していて、良かったです。

それにしても、主役の二人はもちろん、ヨジンやへウォン、みんなナイスキャスティングじゃなかったですか?演技力のせいでしょうか?ピッタリだったと思います。

旦那さん役のシン・ソンロクは、「ありがとうございます」にも出てましたよね。懐かしい。あのときも印象深い役どころでした。
キャストが、それぞれが出過ぎず、自分の役割をしっかり果たしていたようなバランスの良さを感じました。

木の芽どきの春には、こういうドラマで癒されるのも良いですよね。

ではでは〜👋
Commented by kirikoro at 2018-03-27 06:04
まるゆなさん、こんにちは。

ほんと、不倫を描きながらも汚らしいところがなくて、応援したくなるドラマでしたね。

>それにしても、主役の二人はもちろん、ヨジンやへウォン、みんなナイスキャスティングじゃなかったですか?演技力のせいでしょうか?ピッタリだったと思います。

演技力ももちろんでしょうけれど、わたしもやはり、キャスティング自体がとてもよかったと思います。

「ありがとうございます」
懐かしいですね♪

>木の芽どきの春には、こういうドラマで癒されるのも良いですよね。

ドラマって、この季節に見ると一段といい!と思えることがありますね。
確かに今の時期にぴったりかもしれません♪
Commented by お気楽母 at 2018-06-06 08:39 x
おはようございます。
「空港へ行く道」一気に見ました。
私基本、「不倫モノ」嫌いで全く見ないんですね。
お題見て、こちらでKIRIKOROさんや皆さんのコメント読んで納得出来たら見るようにしてるんですよ。
不倫と言う形になってしまったけど、「人間ドラマ」だと・・・。
お互いの家族が何がが足りなかった・・・。
思いはあっても、伝え方に問題が・・・
パク機長は、父親と同じように威圧的?高圧的に物事言って丸く収まると思っている。
でも、あんな父親・旦那さん要らないですよ。
最後に気づく・・・でももう遅い、パートナの心は離れてしまっている。
ドウの家族もまたしあわせそうで何かしら闇が有る。
20歳で出産し自分の人生がダメになる?
2日で子供との未来を放棄する?
いや~見事に今時の親ですよね。
権利や自主性を主張するけど、行動が伴わない。
子供はみんなが上手く行く事だけを考えている。
それに気づくのが亡くしてからって、遅いんですよね。
ウソをつけばそれを正当化するために次から次へとウソを重ねていくしかない。
終いにはその嘘で自分自身が身動きが取れなくなるし無くすモノも増えていく。
スアとドウはそれぞれ足りない部分をそれぞれが自然と補っていたのではと
私の亡き父も、パク機長に似た部分があったけど家族や子供たちにはほんと優しい人でしたからね。
威厳と威圧を取り違えてはいけないんですよね。
風景・・・良かったですね。
ソウルのごみごみした感じではなく、夜景が見える高台
韓国の伝統家屋。(ドウの職業ですよね、伝統家屋建築家)
済州島ののどかな風景
空港の1日・・・、いずれも、いい感じで使われてましたね。
イ・サンユンさん、意外に年とってるんですよね。
もっと若いのかと思っていたんですよね。
あちらの方はもっとスリリングなモノを好むと思うので、このドラマがイマイチだったとあったのはなんとなく分かる気がします。
でも私はこのドラマ、最初から「不倫」表立ってなく気にならない程度だったから良かったと思いますね。

Commented by kirikoro at 2018-06-13 07:52
>不倫と言う形になってしまったけど、「人間ドラマ」だと・・・。

そうでしたよね~
私は不倫物でも全く見ないというわけではないのですが、たまに「不倫を描いたのではない」なんて宣伝しておきながら結局は不倫ものだったドラマとかに何度か出会って、それ以降はブログでの重要事項として明記するようにしているんですよ。

パク機長とへウォン、こんなパートナーはいらないとしっかり思わせながらも、ちょっとは情状酌量になるような部分も見せて、視聴者を嫌な気分にさせない、そんな描き方もうまかったですよね。

イ・サンユン、さわやかなイメージと、ソウル大に長く在籍していたために錯覚しちゃうんですが「憎くても可愛くても」も10年以上前のドラマですからね~

>あちらの方はもっとスリリングなモノを好むと思うので、このドラマがイマイチだったとあったのはなんとなく分かる気がします。
>でも私はこのドラマ、最初から「不倫」表立ってなく気にならない程度だったから良かったと思いますね。

同感です♪
Commented at 2018-09-06 18:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2018-09-07 07:14
9-06 18:37の鍵コメさん、お久しぶりです!

一気見されましたか!
先がどんどん気になるドラマですものね~
心に残るドラマでした。

また、他のドラマの感想もお聞かせくださいね♪
by kirikoro | 2017-02-20 08:53 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(16)