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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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チェ・ジニョク、ユン・ヒョンミン、イ・ユヨンの「愛の迷宮‐トンネル」


愛の迷宮‐トンネル(터널) ☆☆☆☆
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OCNの土日ドラマ、全16話
演出 シン・ヨンヒ
脚本 イ・ウンミ
出演者
チェ・ジニョク(パク・グァンホ役)、ユン・ヒョンミン(キム・ソンジェ役)、イ・ユヨン(シン・ジェイ役)、チョ・ヒボン(チョン・ソンシク役)
最高視聴率は6.490%(AGBニールセンによる)

1980年代の女性連続殺人事件の犯人を探していた主人公が、2016年にタイムスリップ、過去と現在のつながりを見つけつつ、30年前の連続殺人事件を解決していく犯罪捜査物

*このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方々に参加していただけると嬉しいです♪


タイムスリップというファンタジー設定はありますが、事件解決に関するメリットは、すでに記録が廃棄されている過去の事件の詳細を主人公が知っている、ということぐらいで、ファンタジー設定を用いることで起こりがちな荒唐無稽な感じはありません。
また、OCNの捜査物といえば結構残酷なシーンがあったりすることが多いのですが、このドラマではそういう部分は抑え目で地上波テレビ局と同程度、人間ドラマに焦点を当てた感じです。
そのせいか、このドラマは女性の視聴者も多かったようで、OCNとしては、前作の「ボイス」で記録した過去最高の視聴率を塗り替えた作品となりました。
また、人間が中心のドラマなだけに、出演俳優と彼らの演じるキャラが存分に楽しめる作品にもなっています。




まず、主人公のグァンホは30年前からタイムスリップした人物なので、価値観はかなり古風で、彼の捜査方法も勘と足に頼ったオールドスタイル。
演じているのはチェ・ジニョクで、あんまり男臭くない人なんで、古風な男が似合う?なんて心配もあったのですが、実際に見てみると、割とあっていました。
その彼とコンビを組むのは科学的な捜査方法を重んじる、とても現代的で、あまり情を挟まないタイプのソンジェです。
この、最初は水と油だった二人が次第に互いを認め合い、幻想のカップルになっていくところがまず、一つの見どころになっています。
最近はブロマンスが流行りですが、この二人もそんな雰囲気を醸し出しています。
演じるチェ・ジュニョクの泥臭さもよかったですし、ユン・ヒョンミン、「スンジョンに惚れた」の悪役イメージが強かったので、ダークキャラに変わるかも、と思いながら見ていたのですが、自然な進行の中でいい人らしさが見えてきて、これも楽しかったです。
ユン・ヒョンミンに関しては。今までそんなに注目していた人じゃなかったのですが、今回は役の内面を感じさせる演技がとてもよくって、次回作が楽しみな俳優さんとなりました。

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そして、このドラマでの何よりの発見はシン・ジェイを演じるイ・ユヨン
私は初めて見る人だったのですが、映画ではかなり活躍されている人のようですね。
演技もいいのですが、彼女の淡い色の瞳はなんだか吸い込まれるようで、ひどく惹きつけられました。
不思議な雰囲気と存在感を持った女優さんで、彼女の演技をもっと見たいと思いました。

また、タイムスリップ設定が表に見える関係と実際の関係のギャップを生み出しており、そこも面白いところでした。
まず、チーム長のソンシクが主人公は自分が新人時代の上司だったと気付くのですが、その他の人たちともいろいろ関係があって、それが次々に明らかになるんですね。
こういう部分って、普通ギャグ的要素として描かれることが多いのですが、このドラマでは人と人とを結ぶ不思議な縁として、情感を誘うところになっていると思います。

そして、ラブライン。
ほんとにほのかなラインで、とても好感が持てるんですね。
私は捜査物のラブラインはあまりしっかりと入ってこない方が好きなんですが、このラブラインはとても好みのものでした。

ストーリーはこんな感じで始まります
85年から86年にかけて、ファヤン市では女性が次々に殺される事件が起こるものの、レイプされた形跡もなく、被害者たちに関連性もないため、当初は個別の事件と考えられています。
犯人を追うスジョン警察署の熱血刑事のパク・グァンホは私生活では、事件の始まったころにシン・ヨンスクと見合いをして恋愛へと発展し、結婚。
グァンホが結婚した直後に5番目の被害者が発見されます。
グァンホはその死体のかかとにホクロのような痣があることに気づき、他の被害者にも似たものがあったことに気づきます。
事件の発生順に最初は1つだったホクロが一つずつ増えているのですが、5番目の被害者にはホクロが6つあります。
知られていない被害者がいるはずだ、と捜索する警察ですが、新たな被害者は見つかりません。
事件が連続殺人だ、と考え始め、事件の発生現場を地図で確認するグァンホ。
1番目の事件現場から少しずつ離れている軌跡を見て、犯人は最初慣れた場所で殺人を犯し、だんだんに行動範囲を広めている、と推測するグァンホです。
最初の事件現場近くの聞き込みをする中、町内の犬が消えてしまった、という話とともに、怪しい高校生のことを聞くグァンホ。
高校生の住む家の庭で何匹もの犬の死体を発見する警察です。
グァンホは高校生が犯人だと思うのですが、関連性を認めないチーム長。高校生は釈放されます。
残念に思うグァンホ、次は犯人が出没する時間に犯人が現れそうな場所で犯人との対決を試みます。
グァンホの読みは当たり、女性を殺そうとしている犯人を見つけ、彼の後を追うのですが、逆に攻撃され、倒れてしまうグァンホ…。

意識を取り戻したグァンホ、犯人を追ってトンネルを抜けるのですが犯人は見失ってしまいます。
周りの景色に変な感じを受けながらも警察署に戻るグァンホなのですが、そこは2016年。住んでいた家もありません。
タクシーにトンネルまで案内を頼むのですが連れて行かれた先は精神病院。
そこで犯罪心理学者のシン・ジェイと出会うグァンホです。
そして、殺人事件が発生します。
グァンホの方は自力でトンネルを見つけ、何度もくぐるのですが過去には戻れません。
警察署でたまたま、配属されるはずだった同名の1988年生まれの新人に間違われ、身分証も何もないため、その人物のふりをすることにするグァンホです。
一方、シン・ジェイはプロファイラーとして警察の捜査に協力することになります。
そして、とある死体が発見されるのですが、その踵には過去の連続殺人事件と同じようなホクロ状のあざが5つ…。
発見された死体は、死後1か月程度だけれど、痣は古いもの。行方不明者のDNAとも一致しません。
グァンホは痣から年代、過去住んでいて長らく町を離れていた者、との推測。
仮名の可能性に思い当たり、ようやく被害者の身元が判明します。
犯人はジェイが、防犯カメラ映像に映っていたポケットから手を出さない連れの男のコンプレックスに気づき、それが逮捕へと結びつきます。
チーム長、グァンホのことを知っている?といった感じだったのですが、グァンホの方も彼が過去の世界で自分の部下だった新人だ、と気づきます。
しかし、事件は解決したので、これで過去に還れるはず、とトンネルをくぐるグァンホでしたが、トンネルを出てもそこはまだ、2016年の世界…。

その後、30年前とそっくりの殺人がまた連続して起こり始め、グァンホたちはその犯人に迫っていくことになります。
その中で描かれる、過去の事件によって傷ついた心を抱えた人たちの事情。
事件を解決していく中で、登場人物たちはその傷をいやしていくことにもなります。

ラストは主人公、予想通り過去に戻ることになるのですが(戻らないとは考えられないと思うのでネタバレにはなってないですよね)過去の時間は主人公が不在だった世界ではなく、存在している世界として動きだしていきます。
そこでは、他の登場人物たちも違う人生を歩み始めていて、未来で初めて出会った人との関係もでき、とってもいい感じだったんですが、ひとつ、しっくりしなかったことが…。
未解決事件については未来では解決したものの、この時代では犯人も何事もなく暮らしていて、主人公も犯人を早く逮捕しようという動きは見せないんですね。
ドラマの主人公も未来に行って知ったことで現在を変えることにはタブー意識が働いた?
だいたい、このドラマでは過去と未来の関係性については、あまりしっかりとは設定されていないような気がするのですが、そのあたりルールがもっと明確だったら避けられた感じを受けます。
主人公の行動は不自然な気もするんですけれど、犯人が早期に捕まってしまうと、主人公が未来の世界で会った人たちは違った人間となってしまい、あの彼らにはもう二度と出会えないような気もするんですよね。
不幸だった人たちが幸せな人生を歩みなおすわけですから、いいことなんでしょうけれど、未来の世界で会ったあの人たちは傷を抱えて生きてきたことにより人格を作り上げていたように思うんですね。
ということは、歩み直したこの世界の未来にはあの人たちはいないことになりそうで、彼らには長く生きても(このあたり、主人公に憑依して考えてしまっています…)あの人たちには会えないと思うと、それはそれで、ちょっと残念な気もするんですよね~~

私の希望としては、30年後の世界でもしっかりと追及できなかった事件がその後起こることになるでしょうから、そのあたりにタイムスリップして解決、なんてシーズン2はどうかしら?、

不満といえば、事件解決へ至る捜査についても、詰めが甘いな、と思えるところが何か所かありましたが、人間ドラマが主題なので、まあ、これぐらいはいいか、とも思いました。

捜査物があまりお好きではないタイプの方にも見やすいドラマだと思いますし、私も面白くは見たのですが、私はけっこうエグい犯罪捜査物が好きなので、どちらかといえばこの直前に放送された「ボイス」の方が好きでした♪
でも、夢中で見たドラマでしたし、犯罪捜査物の中でも面白い方でしたよ。



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Commented by nobu hono at 2017-06-01 11:43 x
はじめてコメントします。40代の主婦です。
 いつも 覗かせてもらって 大好きな韓国ドラマを見るときの参考にさせてもらっています。 好きなジャンルもにているし 共感できる部分もすごく多いと感じています。
これからも お邪魔すると思います。ブログ楽しみにしています。
Commented by kirikoro at 2017-06-05 09:38
nobu honoさん、こんにちは。初めまして!

ブログをお読みくださっていて、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします♪

また、nobu honoさんのドラマの感想なども、よかったらどうぞ教えてくださいね。

変心がついつい遅くなってしまい、すいません!
Commented by lotus at 2017-06-14 18:31 x
チェ ジニョク 除隊してしばらく名前を見なかったのですが、やっとですね。kirikoroさんの評価もよさそうなので、
傲慢と偏見もよかったから、BSに早く落ちてこないかな。ほかにチェジニョクの出演するドラマでおすすめはありますか?
Commented by kirikoro at 2017-06-16 07:34
lotusさん、こんにちは。

BS放送が待ち遠しいですね♪

チェ・ジニョク、主演作はあまり多くないのですが、2番手役など、結構活躍されていますね。
「運命のようにあなたを愛してる」や「相続者たち」は文句なくお勧めなんですが、もうご覧になっているかなあ~

あと、彼が有名になったきっかけの「パスタ」も、私は星3つなのですが、人気作です。

Commented by みみ at 2017-10-25 17:28 x
予想通り主役のお二人が良かったです。
イ・ユヨンさんは始めてでしたが後半からの優しい表情が可愛くて♪
協力チームメンバーのコミカル?な部分も楽しめました。
脇役の方々の実力でしょうね。
特にソンシクが良かった。
イ・ヨンニョさんの不気味さは相変わらずでチョット・・・ダメでした。
もう一人のグァンホはそうだったのね!でした。
最後別れのシーンで「アッパ・・・」にホロリ。
内容は盛り沢山だったけれど分かりやすい演出で楽しめました。
今は番人をあれこれ予想しながらテンポ良く観てます。
シワンにイラッですが・・・・
急に寒くなりましたので風邪にご用心!!
Commented by みりん at 2017-10-26 14:16 x
評判通りかなり面白かったです。

役者全員の演技力が高くて見ごたえありました。チェ・ジニョクは質実剛健さと快活さがよく出た魅力的な主人公で、現実とかけ離れた設定でも力強く物語を引っ張っていく力量のある役者だと思います。

イ・ユヨンは写真では地味めなヒロインだなと思ったけど、見事に覆されました。色素の薄めな透き通った目が美しく、抑え気味の演技の中で印象的でした。カラコンで黒目を大きく見せる芸能人は多いけど、不自然で人形っぽく無機質に感じるし、目の透明感は表現の大きな武器なので、目の透明感を隠すのはもったいないと改めて感じました。

タイムトラベルはよくある設定だけど、これまで見たものの中では一番不自然さも感じず前半は文句なしの星5個だったのですが、後半は少々勢いが…。最初から真犯人はこの人かとわかってしまい、また真犯人だとハッキリした後も逮捕までが長く、不用意に逃す的な部分もなくはないので、少しイライラするところも…。それでも最後まで変にだれることもなく突き進んでいったので満足でした。

しかし熱意と正義感漲る主人公が過去に戻った後に真犯人を捕まえず、その後起きるであろう殺人を放置するのは、やはり無理があるかと。時空を超える話ではどうしてもこういう齟齬が出てしまうんですかね。でも当時はDNA検査もできないし、殺人事件が起きてから未来で知見や経験を獲得した主人公が従来の捜査法やアプローチとは違う方法で犯人を追いつめるのでは?という気もします(或いは前もって犯行現場に張っておいて現行犯逮捕するとか?)。苦手な”開かれた結末”で、それまでの怒涛の展開とは打って変わって最後はモヤモヤが残ってしまった「シグナル」よりこちらの方が楽しめました。

OCNの骨太で本格的な捜査物は大好きですが、少々しんどいと感じたり疲れる時もあるので、こういう路線も歓迎です。ただ骨太さや陰惨さを突き進むことで見ごたえと深みのある世界が出ているので、これ以上そぎ落として更なるソフト路線に進んで欲しくはないかも。

ただせっかく本格的で完成度の高い作品を作っているのだから、映像や写真で記録として残す前に現場を荒らすような不注意な行動や、証拠品を素手でベタベタ触るとかはもうやめた方が…。アメリカの捜査物に肉薄するかなりなレベルまで来ているので、こういうところで差がつくのはもったいないですね。
Commented by kirikoro at 2017-10-29 22:09
みみさん、こんにちは。

>イ・ユヨンさんは始めてでしたが後半からの優しい表情が可愛くて♪

そうでした。
後半になって来て、花がほころびるように優しい表情が出てきていましたよね。

>イ・ヨンニョさんの不気味さは相変わらずでチョット・・・ダメでした。

この方・・・登場するだけで一気にホラーな雰囲気になるんですよね!

「番人」もどうぞお楽しみくださいね。

また急に寒くなりそうなので、みみさんもお体にお気をつけて!
Commented by kirikoro at 2017-10-29 22:22
みりんさん、こんにちは。

役者が良いドラマは見ごたえがありますよね。

イ・ユヨンさん
>カラコンで黒目を大きく見せる芸能人は多いけど、不自然で人形っぽく無機質に感じるし、目の透明感は表現の大きな武器なので、目の透明感を隠すのはもったいないと改めて感じました。

本当におっしゃる通りだと思います。

後半はやはり、勢いが衰えた感じは否めませんでしたね。


>しかし熱意と正義感漲る主人公が過去に戻った後に真犯人を捕まえず、その後起きるであろう殺人を放置するのは、やはり無理があるかと。

やっぱりそうですよね~

>OCNの骨太で本格的な捜査物は大好きですが、少々しんどいと感じたり疲れる時もあるので、こういう路線も歓迎です。ただ骨太さや陰惨さを突き進むことで見ごたえと深みのある世界が出ているので、これ以上そぎ落として更なるソフト路線に進んで欲しくはないかも。

まったく同感です!

>アメリカの捜査物に肉薄するかなりなレベルまで来ているので、こういうところで差がつくのはもったいないですね。

ここ数年での韓国の捜査物の進化は目を見張るものがありますが、詰めの部分が荒いんですよね…
by kirikoro | 2017-05-29 20:36 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(8)