ちょっと変わった感触のドラマですね。
『フルハウス』、『彼らが生きる世界』のピョ・ミンス監督の作品で、「ハウス」ものということで期待された作品かと思うのですが、『フルハウス』のイメージを期待して見られた方は、あれっ?と思われたかも。
面白いんですが、テイストは、かなり違いますね。
視聴率的に振るわないのはそのせいかしら?
このドラマの脚本家がソン・ジェジョンというシットコム(シチュエーション・コメディ)の人らしく、
「ドラマとシチュエーションコメディの新しい出会い」と言うのが、このドラマの姿かな、と思います。
なにせ、主要登場人物4人がすべて、かなり変わった人。4人が全て、というのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
主人公2人だけを見ると、表面はジェントルだけど、中身は度を超えて気難しい男と、人並み外れてどんくさいヒロイン、というのはよくあるパターンですが、その間に引き起こさせられる数々のエピソードが度を超えた感じ。
男性主人公はカン・ジファン。彼の役柄はまあ、変人なんですが、彼のキャラはそう、突飛でもないですね。彼の今まで演じてきたキャラと、そうギャップはないように思います。安心して見られる感じ。
そして、子役出身とはいえ、このドラマが成人俳優としてのデビューとなるハム・ウンジョンがヒロインを演じています。
アイドルグループ出身の新人なので、例によって演技力が云々されているようですが、私は、悪くないと思いましたよ。かわいいし。
そして、女性No.2を演じるパク・シヨンもまた、外見パーフェクトなんですが、ぶっ壊れています。
彼女、今まで、美人の殻を破れなくって、面白くない女優さんに留まっていたように思うんですが、このドラマでは変身!です。
ただ、4話に来て、ちょっとトーンダウンしているんですね。引き続き、羽目をはずしてほしいな。
同時に、ストーリー自体も4話の後半から一般的なラブコメ路線に変わりつつある?って展開になって来たのかもって感じもあります。
序盤は視聴者の注目を集めるために極端なドタバタをやっていることもあるので、この部分がうまく、繋がっていくのかどうか、もうちょっと見てみないことには分からないですね。
このドタバタなところはこのドラマのユニークなところだと思うので、これをうまく最後まで残してほしいな。
そして、変人キャラは、彼らだけじゃないのね。
ヒロインの家族もユニークですが、私の注目は、カフェのバリスタ役のパク・チェジョン。
『僕は君の運命』のひ弱なお坊ちゃま主人公を演じた人ね。
今回は地方出身の無口なキャラ、で、別人かと思いましたよ。
だけど、似合ってる!
彼もイメージチェンジですね。
気楽に見られそうなドラマなので、このまま見続けることになると思います。