KBS2008年の月火ドラマ、全20話
KBS公式HP
演出 パク・マニョン
脚本 ペク・ウンチョル
出演者
エリック(チル役)、ユ・アイン(フクサン役)、ク・ヘソン(ソユン役)、ソン・ハユン(ヨンドゥ役)、チョン·ノミン(ミン・スングク役)、イ・オン(ジャジャ役)他
仁祖の時代を背景にしたフュージョン史劇。
日本のドラマの必殺シリーズがの版権を買い取って原作としたそうですが、ストーリー自体はまるで別なのだそうです。
報酬をもらって刺客が庶民の恨みを晴らすという話なので、盗作疑惑などを防ぐ意味合いだったんでしょうかね。
視聴率は最高が最終回の14,7%(AGBによる)だそうで、小ヒットって感じです。
わたしはGyaOで見ました。
ヒーローものなんですが、主人公のチルが楽天的で、ちょっといい加減なキャラなんですね。
彼にしても、充分つらい過去があって、陰ぐらいありそうなものなのに、徹底的に出さないんです。
過去を乗り越えて行くために身につけた処世術と言うか…。
神話のエリックが演じています。
彼の楽天的な雰囲気がこのドラマのカラーを作っていて、それはそれで魅力的なんですが、ライバル役のフクサンの方が、見るからに影があって悩んでいて、こちらの方が普通のヒーローキャラ。
こちらのキャラが人気だったようなんですが、それも当然というキャラですね。
彼を演じているのはユ・アイン。
「トキメキ☆成均館スキャンダル」ですっかり有名になった人ですが、彼、このドラマでも確かにいいんですね。
幼さの残る表情が魅力で、血を流して死にかけている姿なんて、セクシーでもう、どうしましょうって感じですし。
この人も長い髪の似合う人なのかな? 「ファッション王」では短髪だったんですが、表情の揺れが長髪の時ほど目立たない気がしました。
ヨンドゥ役のソン・ハユンは改名後の名前でこのドラマの時にはキム・ビョルと名乗っていたようです。
彼女、今ちょうど見ていた「幽霊」にも出演されていますね。
ところでタイトルの최강はもちろん最強の意味なんですが、최と강はチルの現在と過去の名字でもあるんですね。
彼の中に流れる二つのルーツって感じもあるのでしょうかね?
お話の方は結構ゆるゆるの作りで、気楽に見ればいいドラマだと思うんですが、それにしては話が行ったり戻ったりして、ついて行くのが大変。
何度も、途中で、え、どういう話だったっけ?と戻して見ていました。
その上、1話が基本70分はたっぷりあるんですよ! わたしは韓国ドラマはオリジナル版を見ることが多いので、長いのには慣れているんですが、これは長く感じました。
さくさくっと見たい感じのお話ですし、これはカット版でもよかったんじゃないかしら、なんて(カット版は見てませんが)思いながら見ていました。
また、お話だけじゃなく、小道具やアクションシーンもけっこうチープな感じなんですね。
これはこれで、そのチープさを楽しむのもいいと思うんですよ。
エリックの乗っている馬が明らかに作り物で、目がプラスチックなんていうのはおまぬけすぎて笑えてしまいます。
こういうちゃちな感じがけっこうこのドラマのカラーを作っていて、逆に楽しい感じがするんです。
だけど、このドラマの打ち上げパーティーの帰りにジャジャを演じていたイ・オンが交通事故で亡くなる、という痛ましいことがあったんですね。
それを知ってみてしまうので、楽しい場面を見ながら、ジャジャの活躍を射ていると、なんだか涙が出そうになってしまって…。
場面が楽しいほど、このひとはもう、この世界にはいないんだ、などと思って悲しくなってしまいます。
「コーヒープリンス1号店」で注目され、これからの活躍が期待される俳優さんだったのにねぇ。ほんとうに残念です。
ストーリーは初めのころはチルの哀しい過去と刺客となったわけが語られるのですが、その後はしばらく、1話完結のスタイルが主で、虐げられた庶民を助ける、といった展開になります。
でも、終盤になると次第に昭顕世子の死を巡る話へと収斂していきます。
昭顕世子を父である仁祖が毒殺した、という説は昔から広く流布しているようで、それにのっとり、刺客の標的は王や時の最高権力者へと向かいます。
でも、先にも言ったように、お話がゆるゆるでしょう? あんまりシリアスな話になると、欠点が目立つ感じになるように思います。
ということで、私は前半の部分の方が面白かったです。
それに、巨悪に挑んでいるにしては挑む方が力不足にしか思えない展開で、ちょっとだれちゃう感じがしました。
そしてエンディングは開かれた結末と言うことで、ハッピーにもサッドにも取れるエンディングなのですが、ハッピーエンドととった人が大部分のようですね。
でも、私はサッドエンディングとしか思えなかったです。
私は完全版で見たので、登場人物のそれぞれの後日談?といったシーンがあったのですが、カット版ではそこがばっさりなかったそうなんです。
そのほうが、私はすっきりするんですよね。
私はこのドラマ、やはりカット版で見た方がよかったのかもしれません。
「歴史ファンタジー」のタグで検索しても見かけなかったのですが、キム・ジフンの『ミヘギョル』をご覧になりましたか?発見するのが遅く、結局、4話ぐらい見て最終回になってしまったのですが、これぞ、怪奇歴史ファンタジー。なんとも奇想天外。そもそも、ミヘギョルってどういう意味なんでしょうか。
キム・ジフンを見たのもはじめて。『千秋大后』にチョイ役で見たことになるらしいのですが,覚えていません。
共演のキム・ションウンは、また、例によって、どっか、笑みをうかべた不思議な雰囲気。
とにかく、今日、最終回を見て、最後の最後に、「ええ~、どういうこと?!」となりました。初回から見ていないからわけがわからないのか、私の理解が足りないのか。とにかく、ジフンは死んだことになっているようですが、それも曖昧なうえに、ジョンウンはどっかの★の人????わからないです。もし、ごらんになっていたら、教えてください。
キム・ジフンは非(k-popアイドル)系の、しっかりとした体躯のイケメンですが、そんなに主役をはっていないような・・・あまり、見ないですね。
「ミヘギョル」私も今回のBS放送でトライはしたのですが、2話でストップです。(録画は一応最後までしていますが)
オカルトものは好きなのですが、韓国ドラマのオカルトものはなんだかダメなんですよね…。
「ミヘギョル」は「未解決」っていう意味なんですが、実はこのドラマのオリジナルタイトルは「朝鮮Xファイル:奇察秘録」で未解決なんて、ちっとも出てこないんですよ。
まあ、そんなわけで、ラストに関しては分かりません…。
キム・ジフンさんはけっこう主役やっていらっしゃいますよ。
「星をとって」や「恋愛結婚」他、多数ありますし、「隣のイケメン」でもライバル役をやっていた人です♪