2014年のSBSドラマ、全2話
演出 ホン·ソンチャン(「気分の良い日」「ドラマの帝王」)
脚本 ベクミギョン(「愛するウンドン」)
出演者
パク·チュミ(ムンスク役)、イ·ドンウク(ギョンテ役)、シン·ドンウ(カング役)
最高視聴率は5.0%(AGBニールセン)
慶尙北道盈徳郡江口(カング)を舞台にした切ない愛の物語
英語題はKang Koo's Story
実はいま「愛するウンドン」というドラマを見ているんですが、なかなか面白くって、脚本家を調べている時にこのドラマを発見しました。
これが初脚本って感じですね。
ウンドンの方はまだ途中なんですが、共通するところもある感じで、こちらも面白かったです♪
このドラマは世界初の3Dドラマとして制作されたものだという情報もありました。
それはともかく、心にじわじわと効いてくる、私の大好きなタイプの短編ドラマでした。
「別れの曲」ほか、ショパンのピアノ曲が効果的に使われています。
タイトルのカングはこの町の名前であるとともに、ヒロインの中学生の息子の名前で、彼のモノローグでドラマは進行します。
ですから江口の物語でもあり、中学生カングの話でもあるんですね。
暴力団出身の実業家のギョンテが江口にやって来ます。
江口に来たのは事業のため、というのが表向きの理由ですが、実は刺殺された友人の遺言を実行するため。
彼が面倒を見ていた彼の姉ムンスクと甥カングのことを頼んで友人は亡くなったのね。
弟の死を知らないムンスクのため、弟の事には触れないままに彼女の食堂の常連となるギョンテ。
初めはヤクザ、と敬遠していたカングも次第に彼に心を開いて行きます。
そうこうしている内にムンスクのことを愛するようになっていくギョンテ。
ところがムンスクは不治の病にかかっていて、病状はどんどん悪化して行きます。
こんな話なのですが、圧巻は最後になって、別の角度からもう一度この物語を照射して見せるところなんです。
たとえば冒頭ギョンテがピアノのレッスンを受けているところが出てくるのですが、この部分も後になって思い出すと深い意味があることに気付かされます。
抑制のきいた恋愛ドラマで、じわじわと心に響く物語でした。
役者さんに関しては
イ・ドンウクはドラマによって演技力ないんじゃないの?と思える時と心に染み入る演技を見せてくれると思える時があるんですが、今回は後者。
説明の非常に少ないドラマなのですが、ギョンテの思いを余すところなく伝えていたと思います。
パク・ジュミは叔母さんだけれど可愛く清潔感のあるヒロインに適役だったと思います。
珠玉のラブストーリーというのがふさわしい感じの作品でした。
機会があれば、ぜひご覧になってみてください♪
イ・ドンウクさん、基本は好みじゃないのですが、たまに、すごく好き~~という役を演じていることがあります♪
私のベストは「パートナー」の彼!
このドラマ、鍵コメさんもご覧になっていたんですね~~
>ピアノ単独、とても情緒的でステキでしたね。
ほんとそうでした!
最初に登場したシーンが会なり耳障りで、苦手かも?と思ったんですが、ピアノを習い始めた主人公が引いていたところだったからだったんですね。
その後、綺麗な音楽になっており、そこのところも芸が細かいな、と思いました。
ほんとにおっしゃるように
>静かなとても清楚な恋
で、心に残るストーリーでした♪