もともと、歴史的な知識がない上に、どうにも、アイドル顔の女優さんたちの和服姿に違和感がありまくりで、時代劇というものを見ない。
だけど、平家物語は好きなので(といっても原文を全部読んだ記憶はないので、現代訳のものを読んだのだろう)ちょっと見はじめると、これが、面白くて、4時間半、全部見てしまいました。
滝沢くんって、大根だし、僕ってスタ~ってポーズが鼻について嫌な役者さんなのだけれど、このドラマに関しては、けっこう、良かった。ほかの男優陣もいいのね。知っている俳優さんもいたけれど、ぱっと見て、俳優さんの名前が浮かばないくらい、作りこまれているのがいい。
そして、何よりも良かったのが、戦闘場面(っていうのかな?)だった。
すっごい様式美で、義経さんはくるくる宙返りするし、金粉が散ったり、菊の花びらが散ったり。かっこいいです!
思わず見入ってしまいました。
もっとも、女の人が出て来るシーンは、やっぱり、だめでしたが・・・。
静の舞の場面もなんだか学芸会みたいだし。
この場面のためにも、本物の舞の踊れる人を起用せんとあかんのでは、と思いました。
今日の意味の分らないタイトルですが、これは上方落語に「青菜」という演目があるのですが、その中で、「鞍馬から牛若丸が出でまして、名も九郎判官(菜も食ろうてしまって無い)」に対し、「義経義経(よしやよしや)」と答えるべきところを最初の話してが「九郎判官義経」まで言ってしまったために、答える人がしょうがなしに「弁慶」と言ったという場面がある。それを聞いて以来、わたしの頭の中では「九郎判官義経弁慶」という一連なりの言葉としてインプットされているのでした。
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分り難い説明ですいません。「青菜」の詳しい筋は世紀末亭の「青菜」のページに詳しい話があります。
(参考)
枝雀落語大全(8)
桂枝雀 / 東芝EMI
「弁慶」は「おごり」という符帳でもあるらしいですね。一説には。
平家びいきなので秋口以降は熱心な視聴者じゃなかったんですけど、
戦のシーンは本当にどれもうつくしかったですよね~♪♪
見る前は、もしも「とんでもない壇ノ浦」になってたら、
許せん、暴れてやるぅ~と思ってたけど、実際はかなり満足でした。
でも、たっきー義経あまりに思慮深くいい人過ぎて・・・
そこがちょっと~~~・・・でした。。。
やっぱり、ヒーローはそう描かれないとならないのでしょーかね。。。
>でも、たっきー義経あまりに思慮深くいい人過ぎて・・・
そりゃあ、なんたって、日本のヒーローNo.1だもんね。
思いっきり同情を引かんと・・・。
ヤマトタケルをなぞってる?なんて、ちょっと思いましたです。