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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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2PMジュノ、ワン・ジナ主演「ただ愛する仲」


ただ愛する仲(그냥 사랑하는 사이)  ☆☆☆☆
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2018年、JTBC月火ドラマ、全16話
演出 キム・ジンウォン(「本当に良い時代」「君を憶えてる(共同演出)」
脚本 ユ・ボラ(「秘密」共同執筆)」
出演者
イ・ジュノ(イ・ガンドゥ役)、ワン・ジナ(ハ・ムンス役)、イ・ギウ(ソ・ジュウォン役)、カン・ハンナ(チョン・ユジン役)
最高視聴率は2.409%(AGBニールセン)

10年前のデパート崩壊事故に巻き込まれ、奇跡的に助かったものの、苦痛の中に生き続ける2人の男女が互いに癒し合う話を中心に、事故に関わった多くの人たちのそれぞれの苦痛と、そこから一歩踏み出していこうとする気持ちになるまでを描いた話です。
心に響くセリフもたくさんあって、胸に響く作品でした。

このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方々に参加していただけると嬉しいです。


もちろん、被害者側の心理の動きもとても丁重に描かれているのですが、このドラマの特徴となるのは加害者側の傷にも触れているところではなかったかな?と思います。
ドラマに出てくる加害者や加害者予備軍は絶対的な悪ではなく、サイコでもなく、並はずれて傲慢なわけでもない、普通の人間。
いろんな制約のある中、これぐらいはいいか、というような、小さな慢心や譲歩が積み重なり、事故になったのね。
建設会社にしても事故により存亡の危機を迎え、その経営陣もまた、事故により望まない選択をせざるを得なかった、という痛みがあります。
また、被害者もまた、いつも被害者というわけではなく、いつでも加害者にもなることがあることも描かれています。




そして、役者さんたち
何と言っても、ガンドゥを演じたイ・ジュノがものすごくよかったです。
2PMの人で「記憶~愛する人へ」に出演していた時にも見たんですが、その時は、アイドル枠の人で実力はまだまだ…という認識だったんですが、今回はとっても良かったです。
何よりも表情が豊かで、短いシーンの間にも幾通りもの顔を見せるんです。
思わず彼の顔ばかりを見ていたりしていたのですが、この豊かさは簡単に習得できるようなものではなさそうですし、もともと持っていたものなんでしょうね。
ほんとに彼の魅力をうまく引き出していたと思います。
最近は注目の男優さんたちが次々に現れているように思うのですが、彼もその一人ですね。
「キム課長とソ理事」を今月末からCSのフジTWOで見る予定にしているのですが、このドラマでも彼の演技がとても評判になっているのでとても楽しみです♪

ヒロイン役のワン・ジナは可愛いといえば可愛いんですけれど、カリスマがある、といった感じではなく、どこにでもいそうな女の子。
最近のドラマではこういうタイプの女優さんが増えましたね。
リアルな感じを重視するドラマが増え、女優さんのタイプも変わってきたのかなあ。
作品の中に自然に溶け込んでいるのが魅力なんですが、私は古いタイプの人間なのかなあ…他のあの人でもこの人でも代替可能じゃん、なんて思わないこともないです。
余談ですが、ヒロインの設定としてお父さん似、というのがあったんですが、彼女の顔、お母さん役のユン・ユソンと他人とは思えないほど似ている、と思ったのは私だけでしょうか。

悪人側ではユジンの兄のユテクのキャラがなかなかよかったです。
虚勢を張ってはいるけれど、実力が足りないことは誰よりも自分が知っており、弱い人間。
演じているのはテ・イノ。「未生」や「君を憶えてる」などに出ている人。
悪役だけれど、悪人側の痛みをうまく表現していたな、と思いました。
彼のラブストーリーもまた、物語の中で、うまく生きていたと思います。

(ドラマの序盤のstory)
お酒を飲んでは寝てばかりの母親にかわり、早朝から浴場の仕事をし、建築の仕事もするムンス。
彼女は10年前のデパートの崩落事故に巻き込まれ、妹を亡くし、自らも大怪我をしています。
その事故で、妹を溺愛していた母は廃人状態となり、父は今、別れて暮らしているようです。
そんな彼女に建築事務所で働く話が入ります。
彼女がある会社で建築模型を作る仕事を頼まれた時、仕事の範疇ではない安全性の問題を指摘しているところを偶然目にした、建築事務所の代表ソ・ジュウォンがスカウトしたのね。
ソ・ジュウォンはデパート事故の責任を被る形で死んだ父がおり、母は事故を起こした建設会社の会長と再婚したようです。
実は彼、事故の前には会長の娘ユジンと付き合っていたのですが、事故の後、すべての責任を彼の父に押し付ける建設会社の意向に沿った彼女と別れたという過去があります。
その上、今では義理とはいえ、姉弟となった2人…
ジュウォンの方は顔を合わすのも苦痛な様子ですが、ユジンの方はまだ、ジュウォンに対する未練を断ち切れていない感じです。
そして、建設現場で働くガンドゥ。将来に希望もなく、ただその日暮らしをしている様子。
彼もデパート事故で父を亡くし、彼自身も大怪我をしています。
その彼と、偶然出会うムンス。
ほどなく路地で倒れているガンドゥを見つけ、父親の住む家へと運び込んで介抱します。ガンドゥは事故跡地で工事があることを知り、そこで働き始め、ムンスと仕事で何度も顔を合わせるようになります。
そして今度はガンドゥが、危険区域に知らずに入り込み、たまった水に落ちてしまったムンスを助けたりもしています。

ガンドゥはしばしば崩壊現場に閉じ込められた時のことを思い出し、いまでも死んでいった人の声の幻聴が聴こえるようです。
そして、ガンドゥはムンスが事故現場にいた人だ、と思いだします。
でも、まったく記憶にない様子のムンス。
彼らは事故当時、同じところに閉じ込められていたようなのですが、ムンスは事故前後の記憶がほとんどないようです。
ジュウォンの方はガンドゥが事故に遭ったことは知っていたのですが、ムンスの事は知らなかったようです。
事故の犠牲者の名簿から、彼女の妹が事故で亡くなったことを知り、続いて彼女自身も事故の生存者だと知るジュウォン。
そして、ジュウォンから、遺族がほんとにのぞむ形での鎮魂碑を作る仕事を任されることになるガンドゥとムンス・・・

こんな感じで、登場人物のほとんどが傷を抱えている話で、テーマは重いもの。
その上、終盤には、ますます辛い展開が待っているのですが、それでも温かい物語の基調は変りません。
人々の抱える傷がとても深いものですから、簡単に癒されてしまっては嘘くさくなるところを、丁重に描くことに成功していたな、と思います。
とはいえ、最終回はやはり、ちょっとうまく行きすぎの気も少しはしましたが、ドラマですから、これぐらいの結末がないとそれはそれで不満が残ったと思います。

ちょっと地味目のキャストかも(K-POPファンの人からしたら違うのかも?)しれませんが、お勧めのドラマです♪
日本での放送は3/22よりCS局の衛星劇場で予定されているようですよ。



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Commented at 2018-03-17 14:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2018-03-19 07:07
3-17 14:14の鍵コメさん、こんにちは。

ほんとに良いドラマに出会えましたね♪

>事故の被害者、加害者の心理をとても細かく表していて、PTSDの描写も一つではなく、自己防衛で記憶をなくす、記憶から逃れられずそれを和らげる為に、薬を飲む・・・

一様ではない描き方がほんとにいいドラマでした。

ジュノくん人気、私もようやくわかるようになってきました。
来年兵役ですか!
その前に、また違う彼の姿に会いたいですね。

ラストは私も同じようなことを考えました♪
by kirikoro | 2018-03-13 06:44 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(2)