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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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キム・ヒソン、キム・ヨングァン、キム・ヘスクの「ナインルーム」


ナインルーム(나인룸)   ☆☆☆☆
キム・ヒソン、キム・ヨングァン、キム・ヘスクの「ナインルーム」_d0060962_22421298.jpg
2018年tvNの土日ドラマ、全16話
演出 チ・ヨンス(「純情に惚れる」「ビッグマン」)
脚本 チョン・ソンヒ(「客主-商売の神-」「百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)」「幻の王女チャミョンゴ」)
出演者
キム・ヒソン(ウルチ・ヘイ役)、キム・ヨングァン(キ・ユジン役)、キム・ヘスク(チャン・ファサ役)、ONE(キ・チャンソン役)、オ・デファン(オ・ボンサム役)
最高視聴率は6.155%(AGBニールセンによる)

清州女子刑務所の弁護士接見所9号、別名「ナインルーム」。
そこで突然、希代の悪女と言われる死刑囚の女と勝率100%を誇る美人弁護士の魂が入れ替わった!
そして運命の鍵を握る、弁護士の恋人の医師。
ここから始まる、彼らの人生逆転復讐劇!

このドラマ、復讐劇なんですが、ドラマのスタート時点では復讐すべき人たちがみんな、事実を知らないままに生きていた、という点がユニークだったと思います。
話は面白いし、役者さんたちの演技も良くて、とても満足感を味わえたドラマでした。

*このドラマのアンケートを作りました。
ご覧になった方々に参加していただけると嬉しいです。


(story)




ウルチ・ヘイは野心溢れる弁護士。
ローファームのシニアパートナーの座を手に入れるため、実質的オーナーであるSHCグループ会長のキ・サンの意をくみ、死刑囚として34年間刑務所にいるチャン・ファサの刑期を減免し、刑務所を出る機会を潰します。
じつはヘイ、父親がファサの事件で検事を罷免になっており、その後ヘイの母親が出て行き、みすぼらしい生活をしています。
世間ではファサの色香に迷い、道を誤った、と思われており、ヘイはファサに個人的な恨みもあるようです。
そして、ヘイの恋人であるキ・ユジンの誕生日を祝おうとしていたヘイの家に荷物が届きます。
荷物はユジンの父親が薬箱として使っていた箱で、中にはファサの事件の新聞記事が入っています。
ファサの殺したとされる男が異母兄だとヘイから教えられるユジン。
ユジンは自分が、
もしかしてファサの子ではないか、と疑い始めます。
一方のヘイは同乗者が飲酒運転したことで、取り締りをしていたオ・ボンサムにより、社会奉仕をすることになるのですが、そこで任される事件が、自分が減免を阻止したファサの再審請求です。
オ・ボンサムは刑事だったのですが、ヘイが担当していたキ・サンの息子チャンソンの起こした交通事故の裁判で暴れ、交通課に配置転換されていたのね。
ヘイは仕方なくファサに接見に行きはするのですが、形だけにするつもりらしく、各自自分のしたいことをしよう、とパソコンでニュースを見ています。
パソコンから流れてくる声を聞き、パソコンを覗き込むファサ。
そこにはファサが殺したはずのヨンペが映っており、彼女は発作を起こし倒れてしまいます。

そこに駆けつけたのがユジン。
ユジンはファサのことを知ろうと刑務所に来ていたのね。

心肺停止したファサに電気ショックを与えて蘇生処置を試みるユジンでしたが、そこに倒れ込むヘイ。
3人とも感電するのですが、ファサが目覚めてみると自分の魂がヘイの身体に移動しています。
意識の戻らないヘイ(ファサの身体)を置いて刑務所を出るファサです。
ファサは母に会いに行った後、体が入れ替わったのは神の意思だ、とヘイのふりをしながら、ヨンペを探すことにします。
すぐに彼女はヨンペがキ・サンとして生きていることをつきとめ、ヨンペを殺した現場に戻ってみるファサの前に現れるキ・サン。
驚き「ヨンペ!」と声を上げるファサ。
その声に驚きファサを追いかけてくるキ・サンでしたが、ファサは正体を知られることなく逃げおおせます。

遅れて目を覚ましたヘイはファサの身体になっていることに驚き、病院から脱出を試みますが、すぐさまとらえられ、刑務所に。
自分はヘイだ、と叫ぶヘイに、刑務所では彼女を精神病者を収容する刑務所への移転を決めます。
抵抗するヘイの前に現れ、ヘイの移転を阻止するファサ。

ユジンの方はファサと遺伝子検査をしてみて、彼女が母ではないかとの疑いは晴れ、箱の送り主に関心を集中させます。
そして、送り主がヘイの弁護士事務所の代表マ・ヒョンチョルであることを知ります。
しかし、ユジンに「SHCグループを正当な主人に渡す」と謎の言葉を残したまま、亡くなってしまいます。
マ・ヒョンチョルの死は、ヘイの身体のファサが、彼から、ファサの母親が認知症状態になったのが彼のせいだという話を聞き逆上、彼を物で殴ったせい、と思えるのですが、彼女もその直後に意識を失っており、疑問が残る事件です…

こんな感じで始まり、敵対しながらもヘイとファサは協力せざるを得ない状況になり、34年前の事件がどんどん明らかになって行きます。
見る前は弁護士が善人で死刑囚が悪人なのかと思っていたのですが、実は基本的には逆です。
でも、どちらも本質は善人であり、人間として生きている中で当然、自分を第一に考えますし、欲も抱くという人間臭さのある存在として描かれており、そういうところにも好感を持ちました。
弁護士のヘイはかなりあくどくって、終盤を除き、かなり印象が悪く、何でユジンがこんなやつを選んだんだ!と思いながら見ていましたが、そこはドラマ、その視聴者の感情も終盤に向け、うまく解決してくれていました。
また、入れ替わりが起こったら、そのまま終盤まで行くか、何度か入れ替わりを繰り返すのではないかと思ったのですが、入れ替わりは中盤で終るので、トリッキーな解決にも走ることもありません。
伏線が上手く張り巡らせてあり、ラストの着地点も、とても納得のできるものでした。

主演のひとりのキム・ヒソンは以前はキャンキャンうるさく下品な役ばっかり演じているイメージで苦手だったんですが、「品位のある彼女」でイメージが変わり、今回は好感を持ちました。
演技もうまくなったように思うし、悪役キャラも品の良さが出ていて、うんざりすることがありませんでした。

他の役者さんたちもみんなよくて、それぞれのキャラを期待通りに演じてくれたって感じです。

実はこのドラマ、韓国での最高視聴率を記録したのが初回だったという、ちょっと残念な作品だったんだったんです。
ヘイのキャラが受け入れがたかったのかなあ…見続けるとなれるんですけれどね。
私は面白く見たドラマで、お勧めです♪




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Commented by tomato at 2019-03-15 16:42 x
こんにちは。
ナインルーム 見終わりました。
番人のすぐ後に見始めたものだから、キム・ヨングァンの あまりにも雰囲気の違いに
演技の旨さを感じました。(それと関係ないけど、足が長いですね。)
経験上、こういう複雑な物語は 1話が大事かな?っと思って 消去しないで残しておいたのですが,正解でした。
結構いろんな事が詰め込まれていました。
チュ・ヨンベも ちょっと前に見た「ミスティ」の頼れる局長から 悪役・・・と見事に変身してました。
最後、チュ・ヨンベはどうなるのかな??っと思っていたら
息子からのあの「●●・●●●!」
一番耐えられないでしょう。
見ている私は、久し振りに納得した終わり方でした。
Commented by kirikoro at 2019-03-16 08:55
tomatoさん、こんにちは。

キム・ヨングァン、私も足の長さに目が行っていました♪
画面の中でほんと、映えますよね~

それにしてもおっしゃる通り「番人」とはイメージが全然違っていましたよね。
彼が出始めたころって、何でこの人よく使われるんだろう?なんて思っていたんですが、やっぱりプロの目にはこのうまさが見えていたんだろうな、なんてことを思います。

>経験上、こういう複雑な物語は 1話が大事かな?っと思って 消去しないで残しておいたのですが,正解でした。

これって大事ですよね~
録画容量に余裕がなくてもこれは欠かせません!

>チュ・ヨンベも ちょっと前に見た「ミスティ」の頼れる局長から 悪役・・・と見事に変身してました。

私も視聴時期があまりずれてはいなかったので比べて見ていました。
「ミスティ」の時にはダンディって感じだったのに「ナインルーム」では野卑な感じも出ていて…
さすがでした。

>最後、チュ・ヨンベはどうなるのかな??っと思っていたら
>息子からのあの「●●・●●●!」
>一番耐えられないでしょう。

これ、私も納得でした!
上手い終り方でしたよね~
Commented by とっこさん at 2020-03-31 15:34 x
kirikoroさん、こんにちは。

たいへんな世界的危機的状況のなか、自宅に留まるという基本的防疫には、ドラマは役にたちますね。

このドラマ、もう、終わりかけています。

吸い込まれるようなドラマ運びの面白さがあり、「体の入れ替わり」などという奇想天外なトリックも、「そんなばかな~」と笑うこともなく、不思議にも受け入れさせてくれました。ちょっと、『シークレット・ガーデン』での「入れ替わり」を思い出しました。やはり、雷鳴が小道具になっていましたね。

もっとも、これはロマンチックな物語ではありません。とは言え、やっぱり、隠蔽され歪曲された過去にたいする裁きをめぐるプロットに、もう少し、恋愛がからんでほしかったですね。

ユジンとヘイが3才差という設定は、無理があります。というより、そう思わせてしまうようではダメでしょう。

ヨングァンはイ・ミンホと同じ実年齢です。それでも、『信義』でのヒソンとミンホは、恋愛対象として自然かどうかを問題にさせないロマンチックさがありました。ミンホがヒソンをすくいあげるように抱きしめる場面なんて秀逸で、今でも思い出せます。

このドラマでは、二人が、互いに、さほど熱がないようであるために(実際、心をこめて見つめ合うこともなく、体の接触も少ない!)、ヘイがユジンを裏切ることに葛藤しようが、あまり、苦悩にも見えないし、どうでもいいことに見えてしまうのです。

むしろ、脇役でよくみかける刑事さんの純情のほうが、いい味を出してましたね。
Commented by ソネッチ at 2020-04-09 22:09 x
bsで視聴完了しました。キャストがよいので、bsで放送されたら見ようと思っていました。期待通りよかったです。

キムヒソンの主演作品を見るのは久しぶり。「信義」以来です。年齢不詳の綺麗な女優さんで、キム・ヨングァンとの年下カップルも、あまり気になりませんでした。今回の強烈なキャラの役は、よく合っていました。キムヘスはいつものように上手くて言うことなし。キム・ヨングァンも、素敵でしたがベテラン二人の女優に挟まれて、今回の作品ではやや控えめでしたかね。ファンとしては、もうちょっと見せ場があっても・・と思いました。

韓ドラあるあるで、ある俳優さんを続けてみることがよくあるのですが、キ・チャンソンを演じたワン君の出演作品を、私は偶然、続けて見ています。最初に見たのが「彼女の私生活」のアイドル役で、それからデビュー作の「花遊記」、そして今回の「ナイン・ルーム」 どの作品でもキーになる役を演じていました。本業は歌手のようですが、今後も出演作品が続くかもしれません。
Commented by まるゆな at 2020-04-12 15:38 x
こんにちは。世の中コロナで大変なことになってますね。私も韓国ドラマを観てる時間が、ストレス解消になってます。kirikoroさんもお気をつけ下さいね。
ナインルーム見終わりました。
入れ替わるという展開もそれほど違和感なく、毎回集中して見れました。いろんな縦糸横糸もあって楽しめました。韓国ドラマはいつもタイトルが気になりますが、今回はタイトルも不自然じゃなかったし。キム・ヒソン、私はとても久々でした。いつまでもお美しいですね。年上という設定でしたが、もしかしたら結構年上なのでは?と、思いました。韓流ブームの初期作品に出てましたよねー悲しき恋歌とか。好みのタイプのお話ではないんですが、面白かったので私も☆4つかな。

第3の魅力終わりました。うーん。つまらなくはなかったけど、物足りなさはありますね。ソ・ガンジュンじゃなかったら見ませんでした。
ではまた〜。
Commented by kirikoro at 2020-04-13 10:35
とっこさんさん、こんにちは。
返信が遅くなっていました。
今事はもう、見終わられたんではないかと思いますが…

コロナ禍はますます大変なことになっていますね。
家籠りのお供はやっぱりドラマですが、実は私、韓国ドラマの視聴はあまりはかどってなくて・・・

さて、このドラマ。
おっしゃるように設定は「シークレットガーデン」を思い出すものでしたが、この入れ替わりはちょっと強烈でしたよね。
でも、そんな馬鹿な!とならなかったのはおっしゃる通りでした。

恋愛部分は私もユジンとヘイが恋愛対象にはちょっと…と感じたので、私はむしろ、なくてよかったかな。
キム・ヨングァンとイ・ミンホは上手い下手ではなく、タイプの違う俳優さんだと思うんですよ~
キム・ヨングァンは最近の俳優さんに多い自然な感じの俳優さんで、押しが弱い? やはりちょっと前の女優さんとはイ・ミンホのようなスター然とした俳優さんが似合うように思います。

>ヘイがユジンを裏切ることに葛藤しようが、あまり、苦悩にも見えないし、どうでもいいことに見えてしまうのです。

私もそうでした。
ちょっと残念ではありました。
Commented by kirikoro at 2020-04-13 11:04
ソネッチさん、こんにちは。

見てみたくなるキャスティングでしたよね~

たしかに、キム・ヒソンとキム・ヘスクと強烈なキャラの中で、キム・ヨングァンはちょっと彼らしい持ち味を生かせなかったのかも、と思います。

私も、ちょうどこのドラマを見ていたころに、立て続けにONE君を見ていました♪
魅力的な人なので、これからの活躍が楽しみですね。
Commented by kirikoro at 2020-04-13 11:06
まるゆなさん、こんにちは。
最初は4月ぐらいには収まってくるんじゃないかと思っていたコロナ、とんでもないことになっていますね。
私の生活は別段変わってはいないのですが、不安な気持ちにはなってしまいます…

さて、ドラマの方ですが、体が入れ替わるという無茶な設定が案外すんなりと受け入れられる作品でしたね。

>いろんな縦糸横糸もあって楽しめました。

同感です♪
こういうところに工夫があると好みのタイプのドラマじゃなくても楽しめるんですよね~


>韓国ドラマはいつもタイトルが気になりますが、今回はタイトルも不自然じゃなかったし。

韓国ドラマ、あるあるですよね~
元のタイトルの時点で変なのもありますし、邦題がついとところでとんでもないタイトルになったり…
今回はすっきりとしていながら、内容が気になる感じのいいタイトルでした。

キム・ヒソンは1977年生まれなので、実はとっくに40代。
いつまでもお若いですよね~
キム・ヨングァンの方は1987年生まれなので、実際の年齢差は10歳あるんですよ♪
第1次の韓流ブームの時にはきれいだけれど演技力のない人だと思っていましたが、このところ、演技力がアップしてきた女優さんだと思ってみています。

第3の魅力、わたしも見終わりました。
もうすぐ記事をアップするつもりなのですが、丸由奈さんと同じ感想を持ちました♪

>ソ・ガンジュンじゃなかったら見ませんでした。

これもいっしょでした。
by kirikoro | 2018-12-11 22:56 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(8)