人気ブログランキング | 話題のタグを見る

なんじゃもんじゃ kirikoro.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

イ・ソンギュン、IU主演「マイ・ ディア・ミスター~私のおじさん~」


マイ・ ディア・ミスター~私のおじさん~(나의 아저씨)  ☆☆☆☆
イ・ソンギュン、IU主演「マイ・ ディア・ミスター~私のおじさん~」_d0060962_08301710.jpg

2018年のtvN水木ドラマ、全16話
演出 キム・ウォンソク(「シグナル」「ミセン -未生-」「トキメキ☆成均館スキャンダル」)
脚本 パク・ヘヨン(「また!? オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」)
出演者
イ・ソンギュン(パク・ドンフン役)、IU(イ・ジアン役)、イ・ジア(カン・ユニ役)、ソン・セビョク(パク・ギフン役)、バク・ホサン(パク・サンフン役)、チャン・ギヨン(イ・グァンイル役)、キム・ヨンミン(ト・ジュニョン役)
最高視聴率は7.352%(AGBニールセンによる)

社会の底辺で生きてきた一人の女性と、人生の重さに堪えて生きていくおじさん3兄弟が互いに知り合うことにより生活を癒していく姿を描いたウェルメイドドラマ

最初はともかく話が暗いし、ヒロインの行動が酷くてかなりつらかったんです。
その上、年齢差のあるイ・ソンギュンとIUの演じる主人公たちが恋愛関係に発展しそうな感じもあって、それもかなり心配というか、拒否反応もあったんですよ。
でも、感動の展開が待っている、という話を聞いていたので、きっと大丈夫なはず、と、ひたすら耐えました。

と、かなりつらい中盤までの視聴だったんですが、耐えただけのことはありました!
評判通り、本当にいいお話でした。

*このドラマのアンケートを作りました。ご覧になった方々に参加していただけると嬉しいです♪






(story)
大手建設会社で建築構造技術者として働くドンフンは真面目で部下からの信頼も厚いのですが、大学の後輩であるト・ジュニョンが社長になり、左遷されています。
実はジュニョンはドンフンの妻のユニと不倫関係にあり、ドンフンが煙たいようです。
そんな折、ドンフンに差出人不明の5000万ウォンの商品券が届きます。
不正なことは嫌いな性格のドンフンでしたが、直前に母親から、ドンフン兄のサンフンに店をやらせるためのお金を少し工面してほしい、と頼まれていたため心が揺れ、そのまま黙って机の引き出しにしまってしまいます。
会社では社長の再信任の期日が近く、社長側が政敵のパク常務を陥れるために贈るはずのものが間違ってドンフンに渡ってしまったのね。
頭を抱える社長はですが、この機会にドンフンを会社から追い出したいジュニョンはそのまま計画を実行しようと…
ところが、ジュニョンの身辺を調べるも商品券は出てきません。
というのも、契約社員のジアンがドンフンに金が渡ったところを見ており、それをネコババして自分の借金返済に使おうと持ち出していたのです。
でも、その商品券を借金取りののところに持ち込んだところ盗品だと見抜かれ、警察に通報されそうに…
何とか逃げ出したジアン、以前から親しくしているドンフンの会社で清掃員をしているおじさんに頼み、商品券がごみ箱に捨ててあった、と届けてもらいます。
おかげで賄賂をゴミ箱に捨てた男としてヒーローになってしまうドンフン。
でも、ジアンが捨てたことに気づいているドンフン、彼女に自分がごみ箱に捨てたことにしてくれ、と頼みます。
対価として、1か月間食事を奢ってくれるように提案するジアン。
実はジアンはひょんなことからジュニョンとユニの不倫のことやパク常務を陥れようとしていることを知り、ジュニョンに接触。ドンフンとパク常務を陥れる代わりにお金をくれと要求しています。
ジアンはドンフンとのスキャンダルをでっち上げようとして食事の約束を取り付けていたのね。
彼女、ドンフンの携帯に盗聴アプリを仕掛け、彼の周りでの会話を盗聴もしています。
ドンフンを陥れる計画の方は一度失敗したもののパク常務を陥れる計画は成功。
しかし、会社ではその空いた席を巡り、ドンフンが候補の一人として浮上してきます。

ジアンの方は親に捨てられ、6歳の時からろうあ者の祖母と二人暮らし。
その祖母も体の調子がよくなく養老院に入っていたのですが、その費用が払えず夜中に密かに連れ出し家に置いている状況です。
借金は彼女の母親が作ったもので、その母親が死んだときに放棄できることを教えてくれる人もおらずそのまま引き継いでしまっていたのね。
額が大きく、ジアンが会社が終わってから飲食店で働き、客の食べ残しを食べて暮らしていても利子を払うのがやっと。
そんな状況を少しずつ垣間見るようになったドンフンはジアンが接近した意図も知らずに助けてくれるようになります。
そして、ジアンはドンフンを陥れるため彼の携帯に盗聴器を仕掛け、それを一日中聞いているのですが、裏でも彼女を気遣ってくれているのがわかります。
でも、世間の人は何度かは助けてくれてもそれ以上は助けてくれない、と全く心を開かないジアン。
それでも、ドンフンの盗聴を続けるうち、少しずつ心を開いて行きます。

こんな感じで始まるのですが、面白かったのは、ジアンの心を動かすことになったのはドンフンの優しさではなく、彼や彼の親しくしている人たちの抱える、人生の辛さや哀しさのようなもののようだったと思えるところでした。
ジアンは優しさからの行動を上位の者から下位の者への”施し”だと受け止めていたんですね。
確かにそうかもしれない、という気もします。立場の上のものから下のものへの行動だと言われれば、そうなのかもしれませんし、ジアンが何度も続くことではない、と思うのもなるほどなあ、と思えます。
けれども、ジアンがドンフンたちもまた、思うようにはいかない人生を送っていることを知ることにより、ある種の共感が生まれるんですね。
そこで初めて心を開くことになった、という構図はよくできていると思います。

また、主人公のジアンとドンフンを支えてくれる人たちとして、ドンフンが育った街での長い付き合いの友人たちが出てくるんですが、彼らに関しても手放しで素晴らしい所だけを書くのではないこともリアリティーがありました。
彼らの人間関係に憧れる女優のユラに、ドンフンの妻のユラも最初はそんな風に言っていた、と語る友人たち。
いいところもあれば、外から来た人間にとっては厄介な人間関係でもあるんですよね。
その中で育っていながらも、僧侶になるという選択をしてそこから出て行った男も出てきます。
そういう、単純には語れないところをもきっちり描かれているところにも、とても好感が持てました。

そんなに長い話ではないのですが、登場人物の一人一人の生き辛さもしっかり描かれているところも魅力の一つでした。
どの登場人物にも共感することになり、最終的には彼らの生き辛さが解消されることを願うのですが、この話では後半になってもすっきり爽快な展開にはなりません。
1人1人がつらさをかかえながらも、今より少しだけ、楽になる、そんな程度のことなんですが、その小さな一歩がすごく貴重に思えてくるんです。
じっさい、人生には一発逆転なんてまず起こらないわけなんですが、そんな中でも小さな喜びを見出し生きていくものなんですよね。
非常に現実的でありながら、そういう小さな幸せをかみしめる、そんなドラマだったと思います。

登場するどのキャラも味わいがあって、演じる役者さんもよかったのですが、特に目を奪われたのが「カムバック夫婦」でもよかったチャン・ギヨン
今見ている「ここに来て抱きしめて」でもとってもいいですし、役柄に恵まれていただけではなく、本人自身の魅力、実力も間違いないようですね。
ますます楽しみな俳優さんになりました。



web拍手 by FC2



Commented by Leekao at 2019-05-31 19:11 x
はじめまして❗️こんなとこにコメント欄が💦
数年間お世話になっている(勝手にお世話してもらってます😅)なんじゃもんじゃ様に、ご挨拶出来るじゃありませんか❗️
お馬鹿だから全然気が付かず、最近アンケートに応えるを覚えた私です。
本当に、なんじゃもんじゃさんのドラマ評価が大好きです。韓国ドラマが好きなので、色んな方のブログ等拝見しましたが、なんじゃもんじゃさんが一番私にしっくりきます。8割強「分かる~」って感じです。なので、ドラマを見る前に悩む時は必ず参考にしています。今まで、それでハズレ無しです。そして、悩まず見たドラマも必ず視聴後に拝見しています。
ずーっと長い事、感謝を伝えたかったので、今、書きながらテンション上がってます❗️
最近「わたしのおじさん」と「ビューティーインサイド」を見終わって、どちらも全然タイプの違うドラマですが面白かったです。
「わたしのおじさん」IUさん不思議な魅力のある女優さんですね。まわりのキャストも絶妙に良かったです。最近の韓国ドラマは社会派が多いですね。ラブコメはアイドルにお任せ。
なので、逆に「ビューティーインサイド」は、ヒューマンストーリーを踏まえた大人のラブコメで面白かったです。

今は「皇后の品格」チャン・ナラ主演で、ラブコメと思いきや、予想外の復讐ドラマを面白く見てます。
「町の弁護士チョドゥルホ2」は、コ・ヒョンジョンさんにビクビクしながら見てます。リターンより全然いいです。
「彼女はと言えば」は、どうでも良い感想ですが、何か衣装がイマイチだなぁと思いながら視聴中です。
「ただ愛する仲」はBSの容赦ないカットで気持ちが乗り切れないです。これは、機会をみて見直す予定です。
次に「眩しくて」を視聴予定です。
あー、すみません語り過ぎました。本当にごめんなさい。
Commented by kirikoro at 2019-06-03 17:38
Leekaoさん、こんにちは。
はじめまして!

コメント欄に到達するまでに広告とか入って分かりにくいですよね~
見つけてくださり、コメントをくださってありがとうございます。

ドラマって、見る人の数だけ、見方がありますから、評価するポイントもそれぞれですよね~
そんな中、参考にしていただいているなんて、うれしいです。
それにしても8割強「分かる~」なんて、高確率!
そう言っていただけるととっても親近感を感じます♪

〉IUさん不思議な魅力のある女優さんですね。

ほんと、そうでした!

〉「ただ愛する仲」はBSの容赦ないカットで気持ちが乗り切れないです。

そうなんですか!
16話→24話の話数拡大版なので、カットは少ないのかな、と思っていたのですが、話の切れ目などが不自然になっちゃっているのかなあ。
そういう時は迷わず再挑戦ですね、

他のドラマの感想もありがとうございます。
また、いろいろコメントしてくださいね♪
Commented by Senya at 2019-06-03 18:33 x
こんにちは!ネタバレの方には何度かコメントさせていただいたように思うのですが多分こちらは、初めまして!です。
「ここに来て抱きしめて」一気見始めた所です。録画するかどうか悩んでお邪魔したら(いつも録画を決める指針とさせていただいてます)取り上げてらっしゃらなかったので、良くないのかしらと思いつつチャンギヨンが気になって録画。
まだ2話を見終わったところで、どうなのか心配ではありますが、やっぱりチャンギヨンがいいとのことで、それだけでも録画して良かったです。
チャンギヨンはほとんど知らない俳優さんですが、「大丈夫、愛だ」で、見かけてちょっと印象に残っていたんです。
「ここに来て抱きしめて」のレビューも楽しみにしています。
実はIUがあんまり得意ではないのですが、この作品もチェックします!
Commented by kirikoro at 2019-06-05 11:46
Senyaさん、こんにちは。
こちらでも、よろしくお願いいたします♪

IUは私もあんまり好きな方ではなかったのですが、今回の彼女は以前とはまるで印象が違い、なんか魅力的にも感じられたんですよ♪
皆さんの評判も、とってもいいドラマみたいですし、お勧めです♪

「ここに来て、抱きしめて」は、さきほど見終わりました。
ほんとによかったです~
もう少ししたら、改めて記事にしますね♪
Commented by とっこさん at 2019-12-01 13:33 x
もう、終わりかけです。

最近は、検索すれば、あらすじを先に知ることができますが、なにげないセリフとか仕草が心に刺さることこそ、ドラマの醍醐味だと再認識させてくれます。

現実には、人生に一発逆転はないのがあたりまえ、でも、小さな幸せが見つかることもあるというkirikoroさんのコメントに全く同感です。

たとえば、清掃を生業とする「落ちぶれた」監督くずれのドンフンの弟と、彼が「つぶした」せいで演技に今なお苦しんでいる女優くずれとが、ついに、心を確認しあい、お互い、先に振らないと約束しあった場面。
女「でも、結婚はできない」 
男「それくらい、オレにも良心はあるさ」
いいなあ、って思いましたね。

また、キーワードとして、「家に帰ろう」、もあるように思いました。そこに家族がいなくても、帰るところのある幸せ。

それは、物理的に経済的に、空間が担保されていることだけでない、多様な精神的意味を含蓄しているはずですよね。逆に言えば、物質的に「家」があっても、そこに血縁的、法的家族がいても、「家」と思えないこともあるということです。

飲み屋のおかみさんが、店を出て、送ってくれた皆にサヨナラをしたあとで、ぐるぐる歩きまわって、また、店に戻るのも、ドンフンが自分の家のフロアまでエレベーターで上がりながら、また、降りてしまうのも、ジアンが、逃げ出さず、寝たきりのおばあさんのいる暗い部屋にかならず帰るのも、家に帰ることの意味を象徴していました。無意識の儀式には意味があった、とあとで気づくものなのですね。

IUさんは、現実に親の経済破綻で、弟とおばあさんに預けられて育ったそうで、また、恒常的に福祉的支援を続けているとか。それには、触れず、ドンフンの俳優と、このドラマについてのインタビューに答えていました。男性だが、ジュニョンの役に興味があると答えていました。なるほどねえ。彼女は通ですね(笑)。
Commented by kirikoro at 2019-12-03 15:15
とっこさんさん、こんにちは。

>最近は、検索すれば、あらすじを先に知ることができますが、なにげないセリフとか仕草が心に刺さることこそ、ドラマの醍醐味だと再認識させてくれます。

そうなんですよね~
以前何かのドラマで、続きを知りたくなってあらすじを読んでしまい、もういいわ、とドラマを見るのをやめたこと、あります。
一つ一つのセリフ、仕草が心に届くからこそ、長い時間をかけてドラマを見ているんですよね~
そういえば私、若い頃は原作が小説のドラマは絶対に見なかった、ということを思い出しましたよ!
ドラマの楽しみを良く分かっていなかったんですよね~

>また、キーワードとして、「家に帰ろう」、もあるように思いました。

それもありますよね。

>逆に言えば、物質的に「家」があっても、そこに血縁的、法的家族がいても、「家」と思えないこともあるということです。

うんうん。良く分かります。
とっこさんさんがあげていらっしゃる場面、ほんとにいい場面でしたよね。
韓国ドラマって、こういう、血の繋がらない家族のような関係を描くのが上手いと思います。

IUさん、そんな事情があったんですか!

>男性だが、ジュニョンの役に興味があると答えていました。

え~若いのに、ほんと通ですね♪
Commented by ソネッチ at 2019-12-11 21:26 x
こんばんは。BSで視聴完了しました。評判の良いドラマでしたが、視聴して納得!本当に良作。大好きなドラマでした。

脚本が素晴らしかったです!そして、キャストもとっても良かった。イ・ソンギュンは、「パスタ」「コーヒープリンス~」で見たんですが、声がいいなあと思った記憶があります。素敵な声ですよね。このドラマではその美声がひときわ生きてました。そしてIUちゃん!彼女にはびっくりしました。「ホテル・デルーナ」の役がぴったりと思っていましたが、その役とは全く違うこのドラマの役もぴったり!いい、女優さんになりました。続いて、チャン・ギヨンもびっくり!「ここに来て 抱きしめて」とは全く違う役を演じていたからです。彼は目が綺麗ですね。スタイルもいいし、これからの活躍が楽しみです。

秋から最近まで、BSで気になるドラマの放映が続いて、アップアップでした。このドラマが終わったので、ようやくゆっくりできます。先日から「椿の花の咲く頃」の視聴をようやく開始しました。コン・ヒジョンがまさに十八番の役を演じていて、とてもいいです。面白いですよ。
Commented by TM at 2019-12-13 17:07 x
BSでの視聴が数日前に終わったのですが、この作品は私の心に深くつきささり、余韻で他のが見れません。

韓国でも高評価で、何かの対象も受賞したようですね。
IUさん、イソンギュンさんともに、ご自分の中で最高の作品と語られているようでうれしかったです。
そういう作品を、見られて幸せでした。

たくさんの名場面がありますが、一番惹かれたのはIUさん(ジアン)の 小鹿のような瞳、イソンギュンさん(ドンフン)の歩く こつこつという音。本当にムードがありこれがドラマを、すべて語ってくれていますよね。

全てを率いて生み出してくださった監督さんに、感謝したいです!
Commented by とっこさん at 2019-12-17 20:19 x
視聴完走しました。

日本で実際に起こった子供置き去り事件に取材した是枝裕和監督の『誰も知らない』の場面の話が、監督くずれのドンフン弟の口から出ましたね。たしかに、是枝作品へのオマージュとして制作されたドラマかと思わせるところがありますが、しかし、きっと、似て、まったく非なるものになっていたのではないでしょうか。

「あたりまえのことがあたりまえではない」ということ。

ドンフン妻がいらだって、<他に言うことはないの。「何か要るものあるか」ばっかり人に聞いて!>とドンフンにつっかかる場面がありましたが、一方、ジアンは、これを、「おじさんの言葉のなかで一番優しい言葉」だと、ドンフン妻の浮気を咎めたあとで、彼女に告げます。

騒動が終わって、いつものように、ドンフンが帰宅途中、同じことを妻に携帯で聞いた時、妻はジアンの言葉を思い出し、一瞬、言葉が出ません。何気ない日常の幸せを、当人たちが気づくことはむずかしいという、人間の愚かさでもありますね。

飲み屋のおかみさんに泊めてもらったジアンが言います。
ジアン「生まれ変わったら、この町に生まれたい」

一方、ドンフン妻は、ドンフンの周りの友人たちも、ドンフンの兄弟も、飲み屋も、馴染むことがついにできませんでした。

ジアンのこの言葉に、飲み屋のおかみさんは、
「かならず、来世で会いましょう。
なんか、うれしくなってきた」と応じます。

縁という言葉がジアンの祖母からも聞かれました。
えにしの不思議を信じることで、豊かな現世があり、そして嬉しく思える来世があるということでしょうか。

おばあさんが亡くなったら知らせるようにとドンフンがジアンに言ってくれたことが心強かったと、ジアンはドンフンに打ち明けます。ドンフン兄弟たちは、いずれ出世して、母親の葬儀を盛大にできることを夢見る場面と重なります。盛大にするのは、人の死をたったひとりで耐えることが人間にはできないことだということの誇張でしょう。葬儀は当たり前、でも、そこにはそのような人間の死を前にして、おののかざるをえない人間の真実があるように思います。





Commented by kirikoro at 2019-12-19 07:38
ソネッチさん、こんにちは。

本当に良いドラマでしたね~

イ・ソンギュンさんの声、お好きな人多いんですよね。
私はあんまり好きではないのですが、脳裏に残る声で、このドラマの中ではおっしゃるように、生きていたなあと思います。

IUちゃん!
最近の彼女にはほんと、驚きますよね。
まったく違った役をそれぞれ魅力的に演じていると思います。

チャン・ギヨンのこの役もすごかったですよね。
早くでは終わらせない演技力だったと思います。

私もちょっと一息ついているんですが、余裕ができるのはうれしい半面、なんか心のどこかがさびしいんですよ…
「椿の花の咲く頃」は私は年が明けてから見ようかな、と思っています。
評判がいいのでとても楽しみです♪
Commented by kirikoro at 2019-12-19 07:42
TM さん、こんにちは。

>BSでの視聴が数日前に終わったのですが、この作品は私の心に深くつきささり、余韻で他のが見れません。

わかります!
ほんとに、すっと次のドラマに行こうとは思えない、心に残るドラマでしたよね。

>IUさん、イソンギュンさんともに、ご自分の中で最高の作品と語られているようでうれしかったです。

そうなんですか!
私も、そんな作品を見られて幸せです♪

>たくさんの名場面がありますが、一番惹かれたのはIUさん(ジアン)の 小鹿のような瞳、イソンギュンさん(ドンフン)の歩く こつこつという音。本当にムードがありこれがドラマを、すべて語ってくれていますよね。

どちらも、時間がたっても即座に思いだせます!
印象的でしたね、

>全てを率いて生み出してくださった監督さんに、感謝したいです!

同感です!
Commented by kirikoro at 2019-12-19 07:52
とっこさんさん、こんにちは。

>たしかに、是枝作品へのオマージュとして制作されたドラマかと思わせるところがありますが、しかし、きっと、似て、まったく非なるものになっていたのではないでしょうか。

構想に最初にあの映画があったんでしょうね。

>「何か要るものあるか」
このセリフもうまくつかわれていましたよね。
おっしゃる通りだと思いました。

>「生まれ変わったら、この町に生まれたい」

このセリフを巡ってのあれやこれやは、このドラマを決してきれいごとにはしない深さがありましたよね。

ドンフン妻がいて、また、しがらみを絶って僧侶になった人間もいて…

葬儀について。
私はさして意味を考えずに見ていた場面だったのですが、とっこさんさんのお書きになっていることを読んで、なるほどなあ、と思いました。

本当に深い話でした…
Commented at 2020-10-30 21:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2020-10-30 21:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kirikoro at 2020-11-04 22:39
10-30 21:53の鍵コメさん、こんにちは。

このドラマ、最初のあたりは不倫だったり盗聴があったりと、かなり苦しいですよね。
私も、他の方たちの評判を見なければ、視聴をやめていたと思います。

優先順位のことをお書きになっていましたが、夫・妻は一番じゃない、ということを分かっていないとつらいですよね~
寂しい気持ちになるのは分かりますが、ドンフン妻は、馴染めないから、とあきらめる前にもっとすることがあったんじゃないかと思います。

>ユニの浮気相手は多分家族や周囲と言うしがらみのない人間だったからでしょうね。
>自分だけを見てくれる・・・と勘違いした。

結局は、とても大事なものを自分から手放したんですよね~

>亡くなったおばあさんが言うように「ご縁」なんですよ。
これを大切に思うか当たり前だと思い過ごすか。

ほんとにそうですよねえ。

>チャン・ギヨン君、彼の人生も可哀想な子でした。

見ていて心のいたくなるような存在でしたね。

>でも最後にジアンの言葉に心の鎖を解いてくれてほんと良かったと思いました。

同感です。

IUも、ほんとに上手くなりましたね。
見るのが楽しみになる女優さんになりました♪
Commented by cielbleuaqua at 2020-11-25 23:36
まだエキサイトブログに引っ越す前に、senya の名前でコメントさせていただいたのがこの作品でした。まだ見ていなかったのに。それで、ようやく見終わりまして、再度おじゃまいたしました。

ほんとに我慢して見続けてよかった。こちらでこの記事を読まなかったら挫折していたと思います。見始めることもしたかどうか疑問なくらいマイナス要素が多いドラマでしたから。
それがもう、途中からは、毎回泣いて心が震えて、こんなの作られたらかなわないよなぁ、と特別な作品になりました。

なんでしょう、途中からジアンのおばあさんが画面に出てくるだけで泣いてしまうんですよね。それぞれが生きづらいこの世の中でも特にジアンとおばあさんが生きてきた惨憺たる人生を思うと胸が痛かったです。無抵抗なおばあさんを守ろうと必死なジアンも痛々しくて。カートに乗せてお月様を見せるシーンのなんと美しかったことか。
ジアンに対する女性社員の反応が多分ありがちな世間の見方なのだと、そういうのもちゃんと表現していたのもよかったのだと思います。だからこそドンフンがちゃんと本質を見てくれる事が際立つわけで。そういう人に出会えてほんとに良かったね、と思えて。
ただ、ちょっとドンフンが人間的に理想的すぎて、現実にあんな人がいることが想像しにくいというか、そういう伴侶がいながら、あんな男との不倫に走る理由がイマイチ説得力がないというか、そこだけが引っかかりましたが。
でも、安っぽい恋愛に流れる事なく、人が人との出会いによって癒されたり生きる気力が出たりというのを丁寧に描いてくれて、ほんとにいいドラマでした。
こういういいドラマとの出会いを作ってくださって心から感謝です。ありがとうございました。
Commented by kirikoro at 2020-12-06 23:24
cielbleuaquaさん、こんにちは。

いいドラマでしたよね~
私も、みなさまの評判を聞いていなければ、挫折してしまっていたドラマだと思います。
情報って大切ですよね♪

〉カートに乗せてお月様を見せるシーンのなんと美しかったことか。

印象的なシーンでしたね。
美しい場面は美男美女だけが作るものじゃないというのがよくわかるドラマでもありました。

〉ジアンに対する女性社員の反応が多分ありがちな世間の見方なのだと、そういうのもちゃんと表現していたのもよかったのだと思います。

つらい現実をきちんと描いていることが、のちの感動につながるんですよね。

ドンフンですが、私は彼って、ある意味理想的かもしれませんが、どんな場合でも理想的な人ではないと思ったんですよね。
序盤で間違って自分の所に届いたイケナイお金をネコババしそうになりましたが、ジアンの行動がなければ会社員生活は終わっていましたし、
地域のつながりを重視する行動は妻にとっては耐えられないことだったんだろうな、と思うんですよね。
人は何を大切にするかが違っており、それによって理想的な人も違ってくるんだろうな、と思うんですよ。
まあ、妻の浮気相手がサイテーだというのは同感ですが、それもドラマを通じて見ているから、ちゃんと彼の本質がわかるわけで、妻の立場から見ると、うだつの上がらない夫と違い社会的に地位を築いているうえに、自分を大切にしてくれていると思えてしまうのは分からないでもないな、と思います。
だからと言って、あの浮気はダメですけど…

〉でも、安っぽい恋愛に流れる事なく、人が人との出会いによって癒されたり生きる気力が出たりというのを丁寧に描いてくれて、ほんとにいいドラマでした。

そういうのを描くために安っぽい恋愛に流れた妻のエピソードがあったのかな、とも思いました。
逆の立場をしっかり描くことにより、本筋のストーリーが一層意味を持つ、そういうドラマだったとも思います。
Commented by とっこさん at 2020-12-07 15:31 x
ドンフンを演じているイ・ソンギュンさん、アカデミー賞作品賞他受賞の『パラサイト』に出演されていたんですね。先日、wowowで見ました。

そこで、意外だったのは、彼は、この映画の役柄でも、この「マイ・ディア・ミスター」のドンフンでも、しゃべり方が同じだったことです。だから?と言われれば、それまでですが。ただ、設定がまったく違う人物ですからね。

韓国語がわからないですが、ドンフンが独特の話しかただと感じられ、それが役柄にあっているように思え、てっきり計算されたものと思い込んでいましたのでね。

また、彼が「恋愛ワードを入力してください」のガギョン役の女優さんの夫君で、はやくから有名であった彼女に会うべくして会い、結婚したらしいということも、このほど知りました。あの女優さんは、夫君とは違い、「ミスティ」でと、あまりに違うので驚きましたね。あっぱれです。

ドラマと映画、俳優どうしが、不思議につながってるのを知ってしまうって、面白いですね。
Commented by kirikoro at 2020-12-13 21:29
とっこさんさん、こんにちは。

「パラサイト」ご覧になったんですね~
私も見たいと思っているのですが、まだ、機会に恵まれていません…

イ・ソンギュンさん、声が魅力的、という評価をよく聞く人ですね。
そのせいか、声の方に気を取られ(私はあんまり好きな声ではないのですが)話し方の方は気にしてなかったのですが、言われてみればそうなのかも…
そんなに器用な人なのではないのかもしれませんね。

配偶者のチョン・ヘジンさんはドラマへの出演はそんなに多くないのですが、記憶に残る女優さんですよね。

〉ドラマと映画、俳優どうしが、不思議につながってるのを知ってしまうって、面白いですね。

同感です♪
by kirikoro | 2019-05-31 08:33 | 視聴済韓国ドラマ | Comments(19)