今月のドラマ視聴状況2025.10.01

10月になりました。

長かった夏もようやく終わりそうですね。

今年の夏は最初から長く続く続くだろうと思って（気持ちの）準備をしていたために、案外楽に乗り越えられた感じです。

最近は過ごしやすい気候は長くは続かない可能性が高いので、今のうちに掃除をしたりしたいな、とは思うものの、ドラマ視聴から離れられません。

今月も、先月に続きU-Nextで、独占見放題のドラマを優先的に視聴中です。

【先月の視聴済み韓国ドラマ】

「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-（옥씨부인전）」　　☆☆☆☆

これは嵌ったドラマでした。

"名前も、身分も、夫もすべてが偽物だった外知部（今の弁護士）オク・テヨンと、彼女を守るために命までかけたチョン・スンフィの激しい生存詐欺劇"

なんて説明だと悪女物みたいですが、実のところ、虐げられる身分ゆえ、生き延びることさえ難しい境遇から逃げ出した女性が、自らの努力といくつかの偶然に与えられた機会を得て、皆に愛され尊敬を受ける人物になっていくんですね。

けれども、元は逃亡した奴婢、それだけでは終わらない物語です。

最近の歴史ドラマはロマンス史劇といえども、ヒロインがいかに自分らしく生きていくか、が大きなテーマになっていると思うのですが、そこのところが、とってつけたようなわざとらしいものではなく（たとえば「赤い袖先」だとか「恋人」みたいに）、恋愛の部分と分かちがたく結びついているところがいいんですね。

自分のためだけれはなく他者のために生きる姿勢。その真摯な姿を支える男性主人公もまた尊く、恋愛ドラマとしてもじんと来るものがありました。

「ソンジェ背負って走れ（선재 업고 튀어）」　　☆☆

4話まで見て、全く面白いとは思わなくって、通常ならギブアップするドラマだったんですが、かなりの話題作なんで、頑張って最後まで見ました。

ストーリー自体はまあまあ面白いと思うし、ドキドキポイントがいっぱいあるドラマだということはわかるんですよ～　なのに全く心の琴線に触れない…

一番の原因は私がヒロインを演じるキム・ヘユンの、声というか話し方が、相当苦手だったというところかなぁ

「偶然見つけたハル」では、他のキャストがよかったし、実はわき役のはずだったキャラというあたりで大丈夫だったのかなあ、と思うんですが、今回は他の人たちも全く魅力を感じられなくて・・・

未熟者の私はどうしても、ヒロイン役の人が苦手だとドラマを楽しむハードルが高くなってしまいます。

「ハイド-私の夫の秘密-（하이드）」　☆☆☆

イ・ボヨン主演のミステリードラマで、幸せな家族だと思っていたのに夫が突然失踪するところから始まる物語です。

私の中で、悪役のイメージの強いイ・ムセンが「マエストラ」で大人の包容力を見せる役がいい感じだったので、このドラマではどういう役を演じるのか、楽しみに見てみました。

彼のイメージはすっかり前に逆戻り…だったかな？

話の展開は意外性に富んでいて面白いし、キャストも演技派ぞろいでよかったんですが、なんか物足りなかったんですね～

登場人物の心理が単純すぎるのかしらね？

「流れ星（별똥별）」　☆☆☆

男性主人公が有名俳優で、ヒロインが彼の属する芸能事務所の広報チーム長なんですが、昔よくあった、スターと一般人の話というより、芸能事務所の視点で描かれた物語で、むしろオフィスラブコメって感じのドラマでした。

事務所サイドから芸能人を見る視点はとても面白く、生き生きとは描かれてはいるんですが、事務所には絶対あるよな、と思うような裏の面が全く出てこないんですよね。

さわやかに描かれた恋愛ドラマという点ではいいと思うものの、やはり、きれいごとの世界しか描かれていないんじゃ、という物足りなさも感じました。

でも、それがない分、気持ちよく見てられますし、キム・ヨンデ君は可愛いくて、楽しめました。

そうそう、男性主人公の新マネージャー役の子がとっても味があって、いい薬味になっていたと思います。

「魔女-君を救うメソッド-（마녀）」　　☆☆☆

配信サイトのストーリー紹介によると

"関わる人に不運をもたらす“魔女”だと噂されるパク・ミジョンは孤独に生きていた。高校時代、ミジョンに想いを寄せていたイ・ドンジンは優秀なデータ分析家となり、10年ぶりに彼女と再会。呪いに苦しむ彼女を救うため、不運の法則を破ろうと奔走する。"

こんな感じで、映像はきれいだし、同じ場面をいろんな立場から何度も丁寧に描く手法も好みでしたし、そしてなにより、命がけで好きな女の子を不幸な境遇から引っ張り出そうとする主人公男子に燃えます。

大怪我しても、明るく笑っているところなんて、大好物なんですよ～

でもね、出てくる統計学っていうのが、話が進むにつれ、SFというより似非科学感が半端じゃなくってきて、きつかったんですよね～

終盤になって、キミも同じ法則に縛られてるの？なんて話が出てきてますます…でした。

そこを除けば主人公を演じる俳優さんたちもよかったし、雰囲気も素敵なラブストーリーで好きだったんですけどね～

「半分の半分（반의반）」　☆☆☆☆

韓国では視聴率不振で16話予定が12話になったらしいし、あまり好きという人がいない感じのドラマなんですが、わたしはかなり嵌りました。好みのドラマです。

不満だった方々の感想では、男性主人公のストーカー的行動が駄目だった、という話が多いですね。ついでながら、一つ前の「魔女-君を救うメソッド-」　も同じような感想を持たれた人がけっこういらしたようです。

大きく心を揺さぶられるという感じではないんですが、私にとっては登場人物に共感する部分が多く、何でもない部分で胸がずきんとしたり、じわじわ涙ぐんだり、といった感じで見るヒーリングドラマでした。

このドラマ、主人公二人と男性主人公の片思い相手の声がすごくよかったんですよね。音楽もよい感じだったし、耳から癒される感じのドラマでした。（イ・ハナもあんまりうるさくなかったし…）

「私のハッピーエンド（나의 해피엔드）」　☆☆☆☆

チャン・ナラ主演。

順風満帆な生活をおくっていた家具会社の社長兼デザイナーの女性がストーカー被害をきっかけに信頼していた人々に裏切られたことを知り、衝撃的な真実に向き合うヒューマンサスペンス。

ソン・ホジュンとチャン・ナラが「ゴー・バック夫婦」に続き2度目の夫婦役を演じることでも話題でした。

序盤で夫と親友の不倫や養父による主人公母の保険金殺人疑惑などが出てきて、愛憎ドロドロ劇のような始まりなんですが、全体は心理サスペンスといった感じです。かなり緊迫感のあるシーンの連続で、視聴者も作中の主人公の心理が伝わってくる作品だと思いました。

そして、精神疾患を持っている人物以上に異常な行動に出る悪役。お金が自由になることにより増幅される異常性というのも見どころかな、と思いました。

また、ドラマが進むにつれて存在感を増すイ・ギテクも魅力でした。

私の中では、チャン・ギヨン系列の、大人びた部分も感じられる若手の俳優さんとして大注目です♪

【視聴中の韓国ドラマ】

「豚の王（돼지의 왕）」

キム・ドンウク、 キム・ソンギュ主演、

中学時代に壮絶ないじめを受けた男の記憶と現代の連続殺人事件が絡む戦慄の復讐サスペンス

ってことなんですが、まだ2話までしか見ていないので、様子見って感じです。

「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた（어느 날 우리 집 현관으로 멸망이 들어왔다）」

先月書いていたこのドラマですが、結局、視聴が進まず、そのままリタイアです。

あと、1話を見るか見ないで落伍した作品は多々あるんですが、ある程度見た作品としては、

「仮面の女王（가면의 여왕）」は5話でストップ。

ドロドロ愛憎劇を見たいと思って見始めたんですが、登場人物がどいつもこいつも…、共感できない人ばかりで見続けられませんでした。

そして、チャン・グンソクを久しぶりに見ようかと思って見始めた「餌【ミッキ】」

内容を知らないままに見始めたら、投資詐欺に騙された人、騙した側の人とか出てくる話なんですね。このタイプの話は苦手なんで3話リタイアです。

【これからのわたしの韓国ドラマ視聴予定と今月始まるおすすめドラマ】

テレビでは「伝説のインターン コ・ヘラ ～Cold Blooded Intern～」は録画中。

後続の「工作都市」は動画サイトでリタイアしているドラマなんですが、再トライしようかな、と思っています。

BS無料局で今月始まるドラマの中で、私が今まで見たもののうち面白かったのも書いておきますね。

J:COM BSで５日スタートの「ワン・ザ・ウーマン」、

BSフジ「偉大なショー〜恋も公約も守ります！〜」が16日スタート。

BS-TBSで21日にスタートする「宮廷女官チャングムの誓い」。

今手元にあるドラマのお勧めはこれぐらいなんですが、好みは人により違いますし、BSの場合は直前になってから発表されるドラマもありますので、いろいろトライしてみてください♪

BS10で17日に始まる「私の名前はキム・サムスン」は大ヒットドラマで、わたしも面白く見たものの、20年前のドラマなんで、今見ても面白く感じるかどうか、ちょっと自信ないですが、昔のヒョンビンとキム・ソナは見る価値があるかな、と思います。

【その他の国のドラマ】

中国ドラマはリニューアルしたJ:COM BSが韓国ドラマだけではなく、中国ドラマも放送するみたいなのがうれしいですね。

すでに始まっていますが「蓮花楼」はおすすめ、私は「長風渡～あなたと綴る、運命の縁～」を録画スタートしました。内容は全く知らんけど…

先月見終わったのは1本のみ。

「飛狐外伝 レガシー・オブ・ヒーロー（飞狐外传）」

金庸原作の武侠ドラマなんですが、私が今まで見た金庸ドラマの中で、一番見易かったです。

というのも、昔の男の人の小説が原作なので、今までの作品では、登場する女性の描き方にイラつくことが多かったんですが、このドラマでは、みんな都合のいい女じゃなくって、自分の考えを持ち、自分がどう生きたいかをしっかり考える、ちゃんとキャラクターとして生きている人たちです。

それに、やはり女性との恋愛エピソードも色々出てくるんですが、ふしぎと主人公の仇とされていた人物との協力関係がいい感じで、ブロマンス感もたっぷりでした。

この"仇”役のおっさん、なんか無駄に色っぽいというか…（ほめてます）

ストーリーもわかりやすく、成長していく姿もちゃんと描かれているし、アクションシーンも多めでいい感じだし、と楽しく最後までドラマでした。

先月書いた「風起西州～烈風に舞う花衣～」は楽しく視聴続行中。

残り数話なんで、感想は次回まとめて書きます。

そして、「長相思」も視聴中です。

ヒロイン一人に4人のイケメン男が…といった設定なんですが、政略結婚が優先される世界で、話の中心も権力争いなんで（今のところ？）ラブ史劇が苦手な私でも面白く見られています。

ところでこのヒロイン、62話中、最初の10数話は男性の姿で出てくるんですが、体つきまで変わっている設定で、なんか健康優良児的なコロコロした体系だし、顔も美しさからほど遠いといった感じでビジュアル的にかなりきつかったんですが、その後はヒロインらしい姿に変わり一安心でした。

今、主要人物の一人が王となったところで、話はまだまだ続きます。

先月書いた「大理寺日誌～謎解く少卿には秘密がある～（大理寺少卿游）」は残りも見放題配信されたんですが、いったん視聴がストップすると、続きを見る気になれず、そのままリタイアです。

他、「玉骨遥」「この結婚は社内秘で」「華の出陣～麗将・阿麦の仇討～」など、調べもせずに片っ端から録画中で、今後もテレビでの視聴はそのパターンで行くつもりなんですが、BS12で始まる「惜花芷～星が照らす道～」はどうやら家族物の時代劇みたいなので、これは楽しみにしています。

こんな感じで相変わらずドラマ視聴に明け暮れる日々です。

今月も素敵なドラマに巡り合えますように！