2階のベランダで洗濯物を干していてもいい匂い。
ところで、この野茨の香をわたしは薔薇の香りだと思っていたのだけれど、
薔薇の香りとして一般的なのはダマスクス(ダマスカス)香をいうようですね。
もっと香水っぽくって、ゴージャスな香りだな。印象も強いし。
ダマスクス生れの火夫がひと夜ねてかへる港の百合科植物 塚本邦雄
この歌にしても薔薇なんて出てこないけれど、「ダマスクス生れ」ってだけで、薔薇の香りを感じるもの。ついでに言えば、ダマスカスナイフ、なんてのも思い浮かびますよね。
ところで、野茨の香はどうもホワイトローズの香りというもののよう。
自分の鼻で感じたことなので、間違っているかもしれないけれど。
野茨は薔薇の原種の一つなので、この香りを引き継いだ薔薇たちがホワイトローズ香の薔薇と言われているんだろうな。
匂いといえば、けさ、コンビニにタバコを買いに行ったのだけれど、近づくに従って何とも言えない匂いが・・・。
コンビニに到着して見ると、バキュームカーが2台、コンビニの駐車スペースにあるマンホールを開けて活動(?)している。
近代的でこぎれいなコンビニだけれど、汲み取りだったんかい!
まあ、多治見市はガスだってほとんどのところがプロパンだし、バキュームカーも、よく遭遇するんですけれど、まさかコンビニのトイレまでがそうだとは・・・。
もちろん室内では水洗になっているんだが・・・溜めていたのね。
世の中はほんとに知らないことだらけだ。
その以前の下町では、低地だったので、ちょつと降ると汲み取りから流れ出して床下浸水なんてざらでしたよ。肥え桶でお百姓さんが買いに来ていたのがまだ小学生の時で、中学からはバーキュームカーでしたなあ。
上の塚本の歌は大好きですが、いつもダマスクスが思い出せなくて、港の百合科植物ばかり思い出します。
でも、よくよく読むとなんかへんだなあ?かへる→港の百合科植物にかかると見えません?
本当は百合科植物の元に一夜寝て船に帰るんでしょ?
ああー女が船に通ってくるのか?でも、船員の蚕だなのベットで?雰囲気ぶちこわしじゃん。やはり船員は下船してね売春宿に通うのがほんとうだべ?やはり何度読んでも好きなんだが、気になるなあ。
そういうことが、まだあったんですか!(江戸時代の話と思っていた私・・・) わたしはバキュームからです。
塚本の歌、言われて見ると、そのように思えて来たぞ!むむむ?
>本当は百合科植物の元に一夜寝て船に帰るんでしょ?
疑問もなく、そう読んでいました。
文脈に忠実にとります。港の百合科植物のところに帰るんですね。
ここの、百合が、「そういう女」の比喩とはかぎらないのかも。
「百合」って清楚で、かぐわしくて、凛としていて、その手の女性とは
一線を画すのではないのかな?イメージとして。
なんだか勝手な男の心理が見えてきた。
燃える身体は、ですね、生身の女にあずけ、果てた明くる朝には
心のやすらぎどころ(心の港)に帰る・・そこには一輪のけがれなく、蒼き香を放つ白百合が・・・。「植物」なんて硬質ないいいかたも、作者の女性像の理想を彷彿とさせるなあ。
塚本氏って百合がおすきなの?
知っている数少ないなかでも
鉄砲百合 突然なれど 国賊とそしられし祖母が 髣髮
鬼百合の雄蘂あらはに獣医学専攻学生の父の墓
(旧字体でしたが、当用漢字にしてしまいました)
百合の歌のあとでなんですが、
うちの田舎なんかもっとすごいよ。ばあちゃんや父ちゃんが
みずからえっこらさっと肥たご担ぐ姿を幼心に見てますもん。
裏の畑に撒いてました。 やん!
清楚なイメージで語られる一方、濃厚な香りから、誘惑者のイメージで使われていることもあると思います。
わたしはこの場合、「ダマスクス」が歌の中にあるので香りのイメージを読みとりました。
塚本氏は衒学の方なので、百合に限らず植物はたくさん出てくると思います。
だけどね、単なる知識だけで詠まれているわけじゃないようですよ。自宅の庭に、いろんな植物を植えて観察されていたとか。
肥たご、これは、私も見たことがあります。
というか、子供の頃に一番の恐怖は肥だめにはまって死ぬことでした。
そういう不幸な子の話が語られていませんでした?
そういえば、そういう話も聞いたことあるなあ。
>失礼な勝手な解釈でしたね。
いえいえ、私の解釈も勝手なものでして。
ここは、正解のない部分の解釈の差じゃないかしらん。

