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 韓国ドラマ中心のブログです。ネタバレ内容を含むコメントはあらすじの「きりころじっく3」の方にお願いします。


by kirikoro
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カテゴリ:読んだ本・聴いたCDなど( 73 )



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センチュリー・エディション vol.7 ~ アルス・スブティリオル
復帰したと思ったら、またまた、誰が読むねんと思うような、マイナーなCDです。

Ars subtiliorとはどんな音楽か、と言えば、こちら、Stock Bookさんのアルス・スブティオールのページに詳しくあります。
自己流にさっくりまとめると14世紀末から15世紀初頭、中世音楽(音楽の場合中世とルネサンスの線引きってすごく恣意的な気がするけれど)の最末期、アルス・ノヴァの流れを受け継ぐ、洗練された技巧を駆使した複雑な音楽で音楽史上では複雑さを駆使するあまり、あとを継ぐ流れに結びつかず、迷路のどん詰まりにあるようなものと言っていいのかも。

実は、わたし、最近まで、アルス・スブティリオルという名前さえ、知らなかった。
こんなの在ったっけ、と思ってグラウトの『西洋音楽史』をめくっても、「14世紀のフランスの世俗音楽」の項で触れられているのがどうも、それにあたるようなのだが、アルス・スブティリオルという名称は出て来ない。ラングの『西洋文化と音楽』では全く触れられていないような・・・。(古い本しかもってないです)
最近まで、ほとんど無視されていたようですね。

そんでもって、このCDですが、この中のアルス・スブティリオルは期待通り、非常によいです。
時代の空気なのかなあ? 不安定な感じで、スリリングで、うっとりしてしまいますね。

ただ、構成に難あり、なのでは?
タイトルからもわかるように、音楽史シリーズの中の1枚なのね。アルス・スプティオール7曲のあと、15世紀のイギリス音楽(ダンスタブル他)が2曲、フランドル楽派の音楽が6曲入っている。
アルス・スブティリオルのあとにこれらが続くとどうも、退屈に聞こえちゃうんですよね。
それはそれで、聴きごたえのある音楽の筈なのに。

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そうそう。この時代、音楽が複雑になったのは記譜法の発達によるところも大きかったわけですが、こちらも、実用を離れて、いろいろ、面白い試みがあったようです。
CDの解説書(英語とフランス語だけなので、読んでない!)の裏表紙のハート型の楽譜の画像もアップしておきます。
by kirikoro | 2006-03-14 18:13 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

『水の連鎖』兼平勉歌集


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私の所属する結社の、尊敬する、大先輩の歌集。
この方の歌を読む時、いつも、知らず知らずのうちに背筋が伸びる。
北国の自然、時事詠、家族。
どんな歌を詠まれても、心の重心のずれない、確かさがある。
それは一貫した生き方に裏打ちされているだろう、と思うのだが、個人の領域にはとどまらず、父祖、強いては生命の誕生までも遡るような、潮流を感じる。
歌とは何か、ということを、再考させられた歌集だった。

~~~~~~~~~~~~~~

風いまだ生(あ)れざる凍夜ふり下る雪は天来のこゑとなりつつ

一滴の点薬に潤しいくばくの残生へけふの視界を開く

*ぎとりしばかりの胡瓜 天塩に揉まば精神の水噴き出でむ
  (*は手偏に宛)
氷界の迫るにいのち寄せゆかむ鳥穴とぞいふさびしき水場

開かざる土偶の目の奥覗ききてゼブラゾーン渡る遥けき森へ

視野狭窄すすみゐしなり眼裏(まなうら)よりまた痩せゆかむ一元論者

生絹(すずし)なして光る日照雨(そばへ)やからまつの千万の芽はみな雫して

駅書店コミック売場に冷えびえと立つ杭 秋の少女らの脚

おのがじし影をどらせてきららなす雪原の道を児ら登校す

朴の葉のあをく展くに立つ花芽すがすがとして少年の茎

ベイブリッジに立てば微小のひとりなり雪は空より海より押し来

天上に雷とどろきて閃(はし)るまを荒れ立つ早春の雪は鬣

外(と)に出でて月に白頭を濡らさむか妻よ十三夜の空が明るい

海は早逝の母に似たるか沖ベより薄き胸処を持ちて寄せつつ

~~~~~~~~~~~~~~~
短歌研究社より、出ています。
by kirikoro | 2006-02-20 21:20 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)


男のイタリアン
/ オレンジページ



夕方、子がスパゲティ カルボナーラ(らしきもの)を作っていた。
「本物のカルボナーラって、簡単やなあ」と言っているんだけれど、シャブシャブの卵液に浸かったスパゲティが・・・。
あの~。わたし、もうちょっとましなもの、食べさせていたはずですが・・・。
(最近は作ってないけど)
そばには「男のイタリアン」というタイトルの料理本が。
今日、買ってきたばかりらしい。
子の初レシピ本ですな。
とりあえず、カルボナーラは温度が重要ということと、
シュレッドチーズはパルメジャーノの代わりにはならないことをさらっと
伝えておきました。

本もパラパラ見てみましたが、写真はとってもおいしそうです。
作り方は簡単そうだったし、今後に期待してみましょう。
by kirikoro | 2006-02-14 23:29 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

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はるはたさんのブログで取り上げられていた『東京遊泳』、読んでみたいなあ、と思っていたところ、グッドタイミング。結社の書評が回って来た。
ラッキー。

煌きと透明感に魅了される、いい歌集だ。
短歌をはじめてから3年という、早い時期での上梓も、この明るさに関係するのかもしれない。
わたしも、タイトル名ともなった「東京遊泳」の一連にとりわけ、心をひかれた。
こんなの。


・青白き銀座和光の時計塔 時の流れを捩じ曲げている

・光りごけ群生している森にいる晴海通りを湿らす明り

・月光で光合成する人がいる丸ビル五階の空中庭園

・夜が来れば都市の鼓動は響き合う粒子の中に宇宙をもちて

・わたくしのヒールが作りし水紋が東京タワーをくゆらせている

・波の間に君をさがしていたけれどもう進めない水が重くて


東京の風景と海底の風景が重なり合って織りなすイメージの豊かさが、いい。
また、地名が場面にリアリティを与えているように思える。
東京を知らないわたしにも、地名のイメージが伝わってくるのね。

そのほか、植物の呼吸と呼応するような歌も好きだな。


・春泥の溝の奥にて温みたる種子の発芽に耳を澄ませり

・葉の裏の気孔の開閉こだまして森はひとつに深呼吸する

・浮遊する光の結晶すい込んでわれの細胞めざめ始める


ながらみ書房から出ています。
by kirikoro | 2006-02-13 16:56 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

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ミケランジェリ様の10枚組のCD!

(様づけで失礼! この人の音に10代の終りから20代の初めにかけて惚れ込んでいた、名残です)
ミクシィのミケランジェリ・コミュで1か月前に見つけたこのセット。
この値段は間違いじゃないかと思いつつも注文。やっときました。
(10枚セットで送料無料にならないものだから、もう一枚、別のCDも買ったよ。それについては、また日をあらためて)

ライブ音源なので、どうかな、と思ったけれど、期待以上の内容でした。
中には、だめ、なのもありましたが、おおむね良いです。

感動的に良かったものは、
ガルッピのソナタとショパンの子守歌 変ニ長調。
そのほか、モーツアルトのピアノ協奏曲15番、ベートーベンのピアノ・ソナタ第12番変イ長調、ブラームスのバラード op.10、ドビュッシーの子供の領分、スカルラッティのソナタやショパンのマズルカ。このあたりはどれも、いいですね。
シューマンの謝肉祭はEMIのスタジオ録音盤よりいいんでは?と思います。

残念なのは、ドビュッシーの映像と前奏曲がもうひとつなこと。
これはグラモフォン盤をぜひ、聴いていただきたい。

10枚目のCDは音質が劣悪なのは誰もが認めるところなんでしょうが、資料的に面白いですね。
若いころの演奏なのですが、のちの演奏スタイルとはまるで違う、分りやすい感情表現のドラマチックな演奏が聴けます。
ネットで検索してみると、その頃の豊かな感情を殺して、いわゆるミケランジェリスタイルの演奏になったかのような解釈がまま、なされているようだけど、それはないでしょう。
あんなレディメードな感情表現に満足できるような奴だったらミケランジェリはミケランジェリにはなっていないわな。

いわゆるミケランジェリらしい演奏は、たしかにテクニックはすごいんだろうけれど、だからといって、冷徹でも、非感情的でもないですよ。そのテクニックがあってこその感情表現をしているんじゃないかなあ。彼の豊かな感情表現こそ、聴いて欲しいですね。
起伏が大きくないので分り難いかもしれないけれど、音色の変化を主たる要素として作り出される感情表現は絶品だとわたしは思うのだけれど。

*このCDはHNVで扱っています。


ああ。それにしても、時間がない!(と言いつつ、10枚、聴いたんだよね)
結社誌に作品評と書評を書かないといけないし(書評は短いけれど、「至急!」の文字入りできた・・・)。甥っ子の結婚式に着て行く服がないから、古い服をちょっと直して、なんて思っているし・・・。
がんばらう。
by kirikoro | 2006-02-12 01:15 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(2)

「魚と寝る女」@GvaO



魚と寝る女
/ コロムビアミュージックエンタテインメント



韓国ドラマからGyaOを見だしたのだが、GyaOはドラマだけではない。
と、昨日は以前からタイトルだけが気になっていた「魚と寝る女」を見た。
どう言っていいのか分からないが、面白い映画だった。
変な感覚がいつまでも、後をひく。

ドラマではそうとうブチッと切ってCMが入ってくるのでどうだろう、と思ったが、
映画では、まあ、許せる範囲のCMの入り方だった。
まあ、無料なんだから、CMが入ってくるのは、諦める。

2001年の韓国映画。監督はキム・ギドク。

>韓国映画界にエロスの波を起こしたと言われる作品。 (GyaOの番組案内から)
ということだが、そう、簡単には括れない感じ。
たしかにエロティックなイメージに満ちているが、性行為は猥雑に、
即物的に描かれている。
エロティックという点で一番似ているのはツィン・ピークスの
死体のシーンかもしれない。

美しい風景、美しいカットが次々に出て来るが、こちらも一筋縄ではいかない。
美しいけれど、けっしてうっとりとひきこまれたりは、させてくれないのだ。
ひどく即物的な表現が挟まれて、酔うことを拒否される。
それに、美しいと言ってもかなり変な美しさも混じっており、
中には池(湖?)にウンコをしているところを
水中から撮っている場面もあったりする。

映画の舞台となっているのは、人里離れた釣り場で、池(或いは湖)に
点々と小屋が浮んでいる。
その小屋に来る釣り人たちに食料や魚の餌、カラダを売って暮らしているらしい
女主人公なのだが、その場所はどこか、人間界のはじっこという感じで、
主人公自体、人間ではないようなイメージをまとっている。逆立った眉や、
言葉を発さない(人魚姫?!)のも、そんな存在のシンボルのようである。

そこへやってきた、殺人を犯し、逃げてきた(いちどは自殺を図ろうとするが、
女主人公に止められる)男との感情のドラマが展開するのだが、
その中で重要な小道具となるのが釣針。
自ら釣針を飲んだ男を指名手配犯を捜す警官の目から隠すため、
水の中に沈め、リールを巻いて引き上げる場面や、女主人公が自らの性器に
釣針を突き立て、水に入った時にも男がリールを巻いて小屋舟まで女を
ひき寄せる場面が、ある。
そのほかにも、何か所かで、彼等の存在が魚と近いものであることを感じさせられる。
なんか、異種婚姻譚を思い出すんだよなあ。
ある種のお伽噺かもしれない。

不思議な映画。そして、画面からは淀んだ水とさかなのにおいが漂ってくる気がした。

Gyaoでは3月1日正午まで見られるようです。
by kirikoro | 2006-02-05 21:53 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

Aphex Twin の「Drukqs」


Drukqs
Aphex Twin / Warp/Sire

いやあ。これはかなりすごいアルバムだと思う。

ジャンルで言うと、エレクトロニカあたりになるの? 
このへんの分類は、よく分りません。
電子音とかピアノとかサンプリング音源ってやつ?という音がします。
Aphex TwinとはRichard D.Jamesのソロユニットなんだとか。

曲は高速ビートのものから、メロディアスなピアノ曲まで、静と動を行き来して、
飽きることなく、聴きつづけてしまう。
どの曲も、少しもの悲しくって、あちらこちらの美しいメロディに心惹かれる。
サイトを覗いていると、<いっちゃってる人>的な表現を見かけたが、むしろ
かなり理知的な音楽作りがされていると思うな。

音楽を聴く耳って、かなり保守的なので、ポピュラリティのあまりないジャンルで
そこそこ売れようと思うと、かなり、構成力がいるんじゃないかなあ。
もっとも、ポピュラリティがないといっても、耳慣れない人には耳慣れないだろうけれど、けっして特異なものでも新しいものでもないと思うけど。
ただし、曲のタイトルはかなり???のようです。

そうですね、レイディオ・ヘッドやナインインチが好きな人には、ぜひおすすめしたいです。
しばらくは、このアルバム、聴き続けそうな気配。
(韓国ドラマとこのアルバムのどちらを取るかで悩むというのは、どうにも変な気がするなあ・・・)

HMVでは試聴ができるようなので、リンクしておきます。
by kirikoro | 2006-01-23 23:50 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

Brain Salad Surgery (Dlx)
Emerson Lake & Palmer / Rhino / Wea




昨日見終えた「夏の香り」、何も対策を講じないと、2回目を同じペースで
見続けそうなので、今日は早々に切り上げ、音楽を聴いて過ごす。
子にこれはすごいぞ、と吹き込んでおいたELPの「Brain Salad Surgery 」
邦題は「恐怖の頭脳改革」。
わたしの魂胆どおりに買わせることに成功したのね。

今聴いても、かっこいいなぁ。
ジャズっぽいかけあわせに緊張感が漂います。
ギターなしのキーボード・ベース・ドラムのトリオという編成は
キースの超絶的なテクニックを生かせるのだろうね。
プログレってけっこう甘ったるいものが多いんだけれど、
これには甘さは全くないと言ってもいいんじゃないかな。
あの甘ったるいグレッグ・レークの声をもってして、だ。
(彼は先日紹介したクリムゾン・キングの宮殿でもヴォーカルをやっている)

ジャケットはエイリアンでお馴染みの、ギーガーの絵。
こっちも、ギーガーの代表作のひとつになっていますね。
わたしが買ったLPの時代には、まだ、ガイガーと表記されていたよ。
LPは中央の円の部分がくりぬかれており、それを左右に開くと
女性の顔が現われると言う仕組みのジャケットだった。
ただし、子が持っているのはそんな仕組みは省かれている。
紙ジャケで同じような仕様のも出ているようだが、利便性で
普通のジャケットの方を取ったらしい。

いずれにせよ、中高年にとってLPからCDへ変わって、
いちばん不便を感じているのは解説書が読めない!
ってことではないでしょうか・・・。
by kirikoro | 2006-01-21 02:21 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(6)

昨日、NHK教育でやっていた、ヴェニス・バロックオーケストラの「四季」は圧巻だった。
お目当てはその前のムーティ&ウィーン・フィルだった。こっちはつまんなくって他のことをしながらテレビをつけっぱなしにしていたら流れてきたのが、これ。
完全にフリーズ状態で聴き終えてしまいましたよ。
もともと、ヴィヴァルディも「四季」も退屈で苦手。
わたしがはじめて聴きに行ったコンサートがイ・ムジチのこれで、10歳のわたしはあまりの退屈さにうとうとしてしまった苦い思い出があるため、いろんな演奏家で再チャレンジしているのだが、面白かったことはいちどもなかったのだ。
でも、これは退屈なんてする間がなかったよ。ドラマティックでスリリングで遊び心があって。かなり大胆にリズムを自在に変えるのびのびとした演奏だ。まるで別の曲のよう。
とは言え、これはバロックの時代にはこうであっただろうという理論に基づいたものである。(なんて言っても、音は消えてなくなるものだからあくまでも現代人の考える、という枠からは外れられない)
<バロック>だからねえ。ドラマティック大好きな時代だよ。

それにしても、クラッシックの演奏の主流の移り変わりって、面白いな。
二十世紀の前半までは「ロマンティック」の時代。思い入れたっぷりな演奏が好まれたものだ。こどものころにはフランソワのショパンなど愛聴していたが、今聴くと、ちょっとうんざりしそうな気がする。
その後、楽譜遵守主義の時代になり、楽譜に書かれていることしか演奏してはいけないというような姿勢となる。
今からすると、とんでもない話のように思えるけれど、時代は大時代的な「ロマンティック」に辟易してたんだろうな。
その後、その曲が書かれていた時代にはどのように演奏されていたか、の探求の時代にはいり、現在にいたる、ということになろうかと思うが、これはまた、前時代に対するアンチテーゼでしょうね。
振り子が右に振り切れたら、左へと戻るのだ。
でも、振り子ってわけでもないから、同じところにかえるのではなく、新たなステージなのだけれど。
さて、この流れのあとはどのように展開して行くんだろう。

CDも出ています。

ヴィヴァルディ:四季
カルミニョーラ(ジュリアーノ) ヴィヴァルディ ヴェニス・バロック・オーケストラ マルコン(アンドレーア) / ソニーミュージックエンタテインメント
by kirikoro | 2006-01-09 14:05 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(0)

Allegri: Miserere
Gregorio Allegri William Mundy Giovanni Pierluigi da Palestrina The Tallis Scholars / Gimell

これを聴いていたら、子が、クラッシックでもこういうのは好みだ、と言い出した。
よしよし。こちらも洗脳してあげよう。

古楽の声楽アンサンブルでは定評のある、タリス・スコラーズのこれまた、定評のある、アレグリの「ミゼレーレ」と「パレストリーナの教皇マルチェルスのミサ」に、マンディの「天の父の声は」が入っている。
(それにしても、Excitenoライブログのリンク先、情報量が少なすぎ! タワーレコードの説明をリンクしておきます。発行年月日が違うのだけれど、ジャケットもおなじ。値段は、こっちの方がうんと安いよ)

タリス・スコラーズは透明感のある女声の高音部が特徴的で非常に澄んだ響きの和音が美しく、異界への扉が開くような、不思議な感覚に陥る。

「ミゼレーレ」はバチカンの秘曲とされていたもので、モーツアルトの時代には一年に一度、決まった祭礼の日にしか演奏されない曲だったそうだ。制限されると、ますます美しく感じたことだろうなあ。
この曲は、モーツアルトが10代のはじめのころにこの曲を一度聴いただけで、完璧に楽譜に再現したというエピソードで有名ですね。
アレグリは時期で言うなら前期バロックの人。彼自身、カストラートで、この曲の高音部ももともとはカストラートが歌っていたんだとか。

パレストリーナは後期ルネサンスの人。反宗教改革の時代の宗教音楽(世俗曲もない訳ではないが)の作曲家ということもあって、とても禁欲的な殺ぎ落とされた音楽を作り上げているのだが、それが、タリス・スコラーズの端正な声ととても合っていると思う。
純正律の和音は共鳴し合ってほんとに酔いしれます。

=====
ところで。
このお正月、わたしは実家の人たちと楽しく過ごして帰ってきたつもりだったのだが、子が、「お母さんって、あの家族の中では異質だな」と言う。
たしかに、若いころは、自分でもそういう自覚があって、寂しいような気持ちがあったんだが、今では、すっかり克服してみなさんの仲間になっていると思っていただけに、ちょっとショック。
わたし自身は楽しいし、メンバーの中で馴染んでいると思うから別に困りはしないんだけれどね。ただ、わたしの自己イメージが客観的なイメージとかなり違っているらしいということにちょっとショックを受けたわけで・・・。
もう少し、自分のことを客観視できる人間になっていた気でいたんだよ。
by kirikoro | 2006-01-08 01:19 | 読んだ本・聴いたCDなど | Comments(1)